一条工務店:床暖房リモコン設定簡単マニュアル 設定温度調整編

一条工務店 床暖房 設定 床暖房




一条工務店の全館床暖房のリモコン設定や温度設定において

  • 初めて設定する方
  • 未だに設定が上手くいかない方

にお送りしております一条工務店床暖房リモコン設定簡単マニュアル。

今回は基本となる「家全体をタイマー運転で同じ設定にする」という最初のステップから次のステップになります。

最初のステップはこちらです。

前の記事 一条工務店:床暖房リモコン設定簡単マニュアル 基本タイマー設定編

今回は家全体を同じタイマー設定にしたところから一歩進みまして

  • 季節の移り変わりによる設定温度の変更
  • 室温が下がる部屋の温度設定を上げる
  • 生活環境によりタイマー設定を変更する

という細かい温度設定の手順を紹介したいと思います。

入居済みの方にもきっと参考にして頂ける点があると思います。基本は家中を同じ温度設定にするのではなく同じ室温にして温度差を無くすることですよ♪

秋から冬にかけての床暖房の温度設定

前回の「基本タイマー設定編」では床暖房リモコンの基本的なタイマー設定の操作方法を。

そして秋になり少しずつ冷え込んでくる時期の温度設定をしてみました。

  • 室温がまだ温かく
  • フローリングが冷たくなってきて
  • これから徐々に寒くなる

という状況で寒さを感じる足元の冷たさを軽減する目的もあり

  • 電気代の安い夜間をメインに
  • 通常温度 26℃
  • セーブ温度 24℃

というタイマー運転を家の全エリアに設定して頂きました。

床暖房の温度設定をセーブ運転でも24℃に設定していますよね。

この24℃という設定温度だと秋口であればフローリングの表面温度は22℃を上回り最低限の冷たさを感じずに済むからです。

この状態でさらに季節が冬に向かうとどうなってくるでしょうか?

そこからどのように各部屋の温度設定を決めていくかがポイントになります。

そのポイントは2つ。

  • フローリングの表面温度が下がる
  • 室温が下がる

という点になります。

ただしフローリングの表面温度と室温には関連性があるので今回は深く考えず。

初めての方が冬に向けて室温を一定にする段階ではほぼ室温を見るだけで良いと思います。

室温が下がってきた時に

なぜこの部屋は室温が上がらないんだろう?

というように、その原因は何かを考えることでその設定変更の方法が変わってきます。

室温とフローリングの表面温度の計測

一条工務店 床暖房 フローリング温度

まずは各部屋の状態を確認しなければなりません。

室温に関しては皆さんお使いの温度計であればほぼ正確な室温が計測できる事でしょう。

ただしこれからの季節、湿度もしっかりと管理するためにはやっぱりみはりん坊Wをおすすめしたいです。

小型ですし吊るしたりも出来るので温湿度計どれにしようかな?という方はぜひご検討ください。

またフローリングの表面温度はこんな物で計測が可能です。

これがあると状況把握が楽になるのですが足元は感覚でも大丈夫ではありますからね。

これがあるとトリプル樹脂サッシの結露ポイントとかも分かりますので興味のある方はご利用ください。

ビックリするほど高いものではないんですよ。

セゾンやブリアールは暖まりにくい

これから室温が下がってきた際に床暖房の設定温度を上げるという作業になります。

先程の手始めの設定

  • 通常温度 26℃
  • セーブ温度 24℃

というのは主にフローリングを暖める目的の設定です。

全く影響が無いとは言いませんが特にも初秋の段階では室温に大きく関係してくるものではありません。

しかしこれからの設定は室温を上げるための設定変更になります。

その際にi-cubeやi-smartなど2×6工法の家に比べてセゾンやブリアールなど軸組工法の家は確実に暖まりにくいです。

フローリングの表面温度を暖める段階では変わらないと思うのです。

しかし室温を暖める段階になると大きな違いが出てくるはずです。

暖まりにくいという事は床暖房の設定温度も余計に上げなければなりません。

考えられる理由としては

  • 気密・断熱性能の違い
  • 家の空間の違い(天井高さ)
  • ハニカムシェードの有無

などが考えられます。

ただし「室温を一定にして温度差を無くする」という到着点は変わりません。

i-cubeやi-smartを例に設定温度の変更を紹介しますが、温度設定の上げ幅を大きくするなど個別に設定をしてみてください。

床暖房の温度設定は変化する

まずは家全体を

  • 電気代の安い夜間をメインに
  • 通常温度 26℃
  • セーブ温度 24℃

というタイマー運転で家全体を設定しています。

暑い寒いという感覚は人それぞれ違うかと思いますが、初秋のこの段階での想定を

  • 室温が24~25℃台ぐらい

と考えています。

秋の始めの頃は寒暖差も激しいのですが、特にも日差しにより室温の上下が激しいと思います。

そしてここから真冬にかけては外気温の低下に伴い室温が自然と下がっていく訳です。

我が家の住まいのある福島県郡山市は寒冷地ほど冷え込まないけど関東以西よりは冷え込むというちょっとだけ寒い地域に入るのでしょうか。

真冬の厳寒期(真冬日の日など)になると室温は

  • 21~22℃台ぐらい

を維持するのが目標になっています。

本当は23℃くらいあると良いんですけどね。真冬はもちろん服装も冬仕様ですが家中を裸足で過ごしても寒くないのが全館床暖房の特徴です。

秋から冬になり、外気温もどんどん下がっていく中で床暖房の設定温度を少しずつ調節しながら室温が

  • 24~25℃前後
  • 21~22℃前後

に緩やかに移行していくように床暖房の設定温度を変更する作業になります。

というか床暖房の設定を上げながら室温低下に逆らって21~22℃前後で室温を持ちこたえさせるという表現の方が合ってますか。

それではどのように床暖房の設定温度を変更していくのか見てみましょう。

室温が下がってくる部屋を暖める

家全体を同じ設定温度でタイマー運転していると、外気温が下がってくるに従い室温が下がってくる部屋が出ると思います。

室温に差が出るってどのぐらいの差なの?

という疑問が出てくると思いますので具体的に言いますと、

  • 一番暖かい部屋より1℃以上室温が下がる

という場合を基準としましょう。

家の中の温度差は最大でも±2.0℃以内、できれば±1.5℃以内に収めることがポイントです。

とても大事な事なので太字で赤字にしました。

いくら暖かい部屋にしても温度差があると冷たい空気が流れてきて足元に寒さを感じるんです。

寒さが厳しくないうちは±1.0℃程度で維持できると思います。

しかし厳寒期になると我が家の場合は一番冷え込む部屋を±1.5℃ぐらいで維持するのが現実的な数字でした。

暖かい地域の方は±1.0℃位内を十分に目指せると思いますよ。

では室温が下がりやすい部屋やエリアの特徴はどのような点なのでしょうか?

玄関ホールエリア

一条工務店 床暖房 ヘッダーボックス

まず一番最初に室温が下がってくるのが玄関エリアかと思います。

玄関エリアが冷え込む原因としては

  • 寒冷地以外は冷え込む土間に床暖房が入らない
  • 玄関ドアの開け締めで冷えた外気が入り込んでくる

という理由が挙げられます。

このエリアは床暖房のエリア分けの計画をしっかりしていないと対処が難しいエリアになります。

関連 【一条工務店:床暖房】快適さのポイントはやはり玄関ホールのエリア・温度設定でした。

また間取りの関係で床暖エリア設定を分けられない場合には床暖房HBを配置するという手段もあります。

関連 床暖房ヘッダーボックスは寒さ対策に有効な玄関ホール設置がおすすめ

という事で玄関ホールは冬の快適さにおいてかなり重要なポイントなんです。

玄関ホールエリアの温度設定変更例

このエリアの床暖房設定を変更できる方は基本的に

  • タイマー設定をせずに通常運転で設定温度を上げる

ことが必要かなと思います。

特にも玄関土間エリアは場所的な問題もありすぐに表面温度も下がってしまいます。

このエリアが冷え込んできた場合にはタイマー運転をやめて通常運転に切り替えましょう。

設定温度は基本的に暖かい部屋の「通常温度」よりも2℃単位ぐらいで上げてやるとよいと思います。

段階的に言うと

  • タイマー運転から通常運転に切り替え1日を通して26℃設定にする
  • 室温の低下により26℃→28℃→30℃と設定温度を上げる

という段階を踏むと良いと思います。

日当たりが悪い部屋・エリア

一条工務店 床暖房 水回り

次に室温が上がりにくくなる部屋は日当たりが悪い部屋やエリアになるかなと思います。

家の配置図や周りの環境の影響も大きいと思いますが一般的にいうと

  • 家の北側
  • 家の東側
  • 2階より1階
  • 家の中心部分

という場所はどうしても冬の時期は日当たりが悪く室温が下がりやすいと思います。

一条工務店 床暖房 日当たり

我が家で言うと家の北側にまとめた

  • お風呂・脱衣所・洗面・トイレの水回り
  • 北東に位置する子供部屋

というエリアは窓からの日当たりがほとんど無いので寒くなる部屋・エリアになります。

また間取り構成によりますが同じ床面積の場合でも

  • 平屋>2階建て

というように平屋のほうが陽当りの悪いエリアが増えることが多いと思います。

平屋は家の中心部分に日が差し込まない場合も多そうです。

日当たりが悪い部屋・エリアの温度調節変更例

このような日当たりが悪いエリアは

  • 室温が上がりにくい
  • フローリングの表面温度も下がりやすい

という特徴があります。

当初の床暖房設定において

  • セーブ温度が24℃

という設定であればフローリングの表面温度が22℃程度は維持できると言っていたのはまだ秋の始まりの時期のお話。

冬になり外気温が下がるに従いフローリングの表面温度を維持できなくなってくることでしょう。
これに関しては床下(基礎)の温度も大きく関係してるのでは?ということで検証中です。

とりあえず必要な温度調節の工程としては

  • 夜間の通常温度を上げる
  • 昼間のセーブ温度を上げる
  • 昼間の温度低下が激しい場合はセーブ運転をやめて通常運転にする

という工程を踏むと良いと思います。

こちらも設定温度を上げる際には基本的に2℃単位ぐらいづつ上げています。

空間に対して窓が大きい部屋

また空間に対して窓が大きい部屋も室温が下がりやすいです。

一条工務店さんでは2018年現在では準防火地域を含めて高性能のトリプル樹脂サッシが採用されていると思います。

関連 垂れるほど結露する時点で湿度管理失敗?トリプル樹脂サッシは外気温によってどれだけ結露するのか?

トリプル樹脂サッシの性能は一般的なアルミサッシと比べて格段の断熱性能を有しています。

それはトリプル樹脂サッシになる前のペアガラスと比べてもその差が大きいのは言うまでもありません。

しかし窓が大きいという事は断熱性能を売りにした高気密高断熱住宅にとっては性能面から見るとデメリットでしかないでしょう。

大きな窓から入る日差しにより

  • 夏は室温を上げてしまう
  • 冬は家を暖めてくれるが夜間の熱損失が大きい

という事で大きな窓のあるエリアは基本的に

  • 日差しのある昼間は暖かく
  • 日差しの無い夜は冷え込む

という「寒暖差が大きい」特徴があると思います。

そのデメリットをカバーするのがハニカムシェードになるのですがここでは触れないでおきます。

窓が大きい部屋の温度調節変更例

このような理由で大きな窓のある部屋に関しては

  • 夜間の通常温度を上げる
  • それでも昼間の室温が下がってきたらセーブ温度を上げる
  • それでも室温が下がってきたらまず夜間の通常温度を上げる

というように冷え込む夜間の室温低下を防ぐようなタイマー運転を基本に考えると良いと思います。

ただしこれは昼間の日差しがある前提です。

寒波などで天候不順が続く時期などは日差しがなく昼間に室温が上がらないので一気に室温が下がるでしょう。

そのような際は一時的にタイマー運転から通常運転に切り替え24時間安定的に暖めるなどの対処が必要かと思います。

布団で寝る部屋の温度設定

我が家では畳に布団を敷いて寝ています。

その場合ここまでの温度設定ではかなり寝苦しく現実的では無いでしょう。

基本的に床暖房が稼働し部屋を暖めている状態では布団を敷いて寝るのは厳しいと思います。

スノコみたいな物をフローリングに置くとかなり違うと思うんですけどね。

なので我が家では布団を敷いて寝る主寝室は厳寒期にはこのようなタイマー設定をしています。

一条工務店 床暖房 布団

夜間はかなり設定温度を下げたセーブ運転でよほど冷え込んだ時以外は床暖房が動かないように。

19時就寝を目安としていますので2時間前の17時には部屋を暖めるのをやめるように設定をしています。

我が家の主寝室は南~西日を多く取り入れる環境なので天気が良ければ自然と昼間に室温が上がる部屋なのです。
一条工務店 床暖房 日当たり

なので基本的に昼間に無理に室温を上げずとも済むのです。

もしも私と同じように畳やフローリングに布団を敷いて寝る部屋が日当たりが悪い場合。

そんな時は日中にある程度しっかりと部屋を暖めてあげる必要があるかもしれませんね。

温度設定に関してはこの部屋は逆に暖かい部屋よりも-1.0~-1.5℃ほど低い室温に維持できるように温度設定を調節します。

初秋の頃はあえて床暖房を稼働しないとか温度設定をかなり下げることで意図的に床暖房を動かないようにして室温が上がらないようにしています。

子育て世代の畳コーナーは要注意

一条工務店 リビング 畳コーナー

畳コーナーをリビングに隣接される方は多いと思うのです。

我が家のようにリビングのど真ん中に設置する例は少ないと思いますが、リビングの隣の一角に作られる方多いですよね。

畳コーナーの用途は様々あると思うのですが子育て世代に多いのが

  • 生まれたばかりの小さなお子さんのお世話をする部屋

として使われる方も多いと思います。

そんな方は床暖房の設定には十分注意して下さい。

床暖房のエリア設定によってはついついリビングと同じような温度設定にしてしまいそうです。

しかしまともに床暖房を動かした上にお子さんを寝せるのはちょっと不安になります。

また同じように客人を泊める際にも温度設定に注意が必要そうです。

畳コーナーに寝る際にはあらかじめセーブ運転でかなり設定温度を下げておくなどの設定が必要になるでしょう。

その際には【タイマー2】に別の設定を記録しておくなどすると良いかもしれませんね。ちょっとしたお昼寝などにも注意しましょう。

スマートライフプランのタイマー設定

東京電力 スマートライフプラン

東京電力さんのスマートライフプランなどは特殊な料金設定になっているようですね。

特にも基本料金に関してはこのような特徴があります。

● ご契約電力は、ご使用いただいた30分ごとの使用電力量により決定します。
● 30分ごとの使用電力量のうち、月間で最も大きい値を2倍した値を最大需要電力といい、その月の最大需要電力と前11か月の最大需要電力のうち、いずれか大きい値がご契約電力(kW)となります。そのご契約電力の大きさによって基本料金が決定します。

参照:東京電力 スマートライフプラン ご契約電力の決まり方

このスマートライフプランの注意点の詳細はこちらの記事がよくまとめられております。

関連 東京電力のオール電化向け「スマートライフプラン」の落とし穴と電化上手との比較

簡単に言うと電気料金を大量に消費するタイミングが被ると基本料金が上がっちゃいますよ。っていう契約だということです。

電気料金を多く使うといえば第一が電気温水器であるエコキュート。

エコキュートの沸き上げ設定は基本的に早朝になっていると思うのですが

  • エコキュートの沸き上げ
  • 炊飯器など調理家電の使用

という早朝に電力消費が重なった上に

  • 床暖房の消費電力

が重なると大きな電力消費になる可能性があります。

関連 エコキュートの電力プランは設定しましたか?

このような事態を防ぐために床暖房のタイマー設定をあえて早朝はセーブ運転にするなどの対策もありかもれませんね。

その際に夜間に室温を上げきれない場合。

電気料金が多少高いといえども通常温度に切り替わる時間帯を早めるなどの対応は結果として電気料金を抑える結果になるのかもしれませんね。

一方で現在スマートライフプランは募集を停止しスマートライフS/Lになっているようです。

こちらに関しても移行に際しては注意点があるようなので加えてご確認下さい。

関連 東京電力のオール電化向け新プラン「スマートライプS/L」には要注意、余剰売電でスイッチングすると大損になる可能性も

床暖房の設定温度調整のまとめ

今回は床暖房の温度設定の仕方をかなり具体的に紹介できたと思います。

どのような方法でも良いのですがいちばん大切なことは

  • 家の中の温度差を最大でも±2.0℃以内、できれば±1.5℃以内に収める

という事です。

その為にあえて床暖房の開始時期は家中をタイマー運転で一定の温度設定にして

  • 室温が下がった部屋の温度設定を上げていく
  • 室温が下がる理由に応じて
  • 夜間の通常温度のみ上げる
  • 昼間のセーブ温度を上げる
  • 1日を通じて暖める通常運転にする

という判断をして設定を変更し室温を適切にしていきます。

特にも季節の移り変わりによる外気温の低下、そして天候不順による日当たりの変化の影響は大きいです。

それらに応じて床暖房の温度設定はエリアによってはある程度変更してやる必要があると思います。

なので1回設定をしたら終わる訳ではないという事です。

次の記事では床暖房の設定に関する通説をQ&A形式でお答えするような記事を書いてみたいなと思います。

  • 設定温度は一定にしたほうが良いって言われたよ?
  • 最初は一気に暖めろってみんな言ってるよ?
  • 2階は日当たりが良くて室温が高いから床暖房消していい?

とかを色々と理由を説明しながら解説したいなと思います。

そこから秋に床暖房をONにして春にOFFするまでの流れと考え方を皆さんにお伝えできれば良いなと思います。

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最後まで読んでいただきましてありがとうございました。床暖房を始めようかなという方はこちらの記事もご覧ください♪