【一条工務店】床下点検口のもうひとつの使い道!長期保存の為に設置場所を計画しましょう。

オプション・住設




ほとんどの方が採用される全館床暖房により家中が寒くない一条工務店の家。

常夏ならぬ常春なんていう表現もされますよね。

一方で寒い場所がないという事はあまり長期保存によりあまり暖めたくない物の置き場所に困る方もいらっしゃるでしょう。

関連 【間取り計画失敗例】床暖房が配置されてしまった階段下収納。床暖HB前は一番暖かい空間になる事を忘れないようにしよう。

こちらの記事では、本来は床暖房が配置されないはずの階段下収納に長期保存の食料品などを置こう!と思っていた方の失敗例を紹介しました。

床暖ヘッダーボックスを階段下に配置したことにより本来は床暖房が配置されないはずが暖かくなってしまい、収納場所に困ってしまった失敗例でした。

それでは床暖房を採用した一条工務店の家において、長期保存する物はどこに置くのが最適なのでしょうか?

タイトルから床下点検口を使うのがお勧めなのはわかると思いますが、その他の場所についても実際に室温などの状態を見ながら検証してみました。

自分にとってどの場所が一番最適なのかを考えながらご覧頂けますと嬉しいです。

暖めたくないものをどこに置くか

一条工務店さんの家で床暖房を採用していると、家中が暖かいのは良いのですが「暖めたくないもの」の置き場所に困る方もいらっしゃるのではないでしょうか。

  • お米
  • 野菜
  • 果物

などの保管場所に関して、今までの家であれば「寒い・涼しい場所」があり自然とそこに保管していた事でしょう。

一方で一条工務店さんの全館床暖房では、基本的に家中が暖かいので「寒い場所」がありません。

これに関しては冬の暖かさ・快適さを考えると諦めるか考え方を変えるしか無いのかなと思います。

バナナを代表とする果物などは暖かいがゆえにかなり短期間で熟成が進みますので、こまめに購入してすぐに食べきるなどの対策が必要かなと思います。

野菜などに関しては冷蔵庫の野菜室などに保管するのがてっとり早いかもしれませんね。

ただし「長期保存するもの」に関してはどうでしょうか。

  • 大量に保管するお米
  • 箱単位で買ったりする飲料水
  • 大量に頂く野菜や根菜類

このような物は少量であれば冷蔵庫に入るでしょうが、大量になるとその置き場所に困ることでしょう。

そんな時に床暖房が入らずに締め切られた階段下収納などは、他の部屋より室温や床面の表面温度も低い場所であり保管場所として考える方も居そうです。

結果として先ほど紹介した床暖房のHBで床も収納内も暖まってしまったという後悔・失敗が出て来るわけですね。

それではこのような長期保存するような物を置く場所としていくつか候補を挙げて見たいと思います。

長期保存用に適した冷暗所候補

階段下収納

オープンステアではない普通のボックスやストレート階段を採用されている方は、階段下収納を採用される方も多いかと思います。

階段は床暖HBが配置されない場合は居室よりは室温が低いエリアになるかと思います。

また通常は床暖房が配置されてないことから床面にお米などをそのまま置いておくことも可能かなと思います。

一方で暗所ではあるものの「冷所」とまでは言えなそうなので置く物やその期間などは選びそうですね。

お米ぐらいであれば気にせず置けるのかな?

こちらは季節にあまり関係なく室温が維持される場所なのかなと思います。

玄関土間エリア

玄関エリアが家の中で特にも寒くなる場所である事は、再三に渡ってお伝えしています。

  • 寒冷地意外は床暖房が配置されない
  • 玄関ドアの断熱性能が低く冷気が入りやすい
  • ドアの開閉により暖かい空気が逃げやすい

などの理由から室温が下がるエリアになります。

特にも玄関土間に床暖房が入らないエリアの方にとっては保存物を置く場所として候補に上がるかもしれません。

冷気は下に溜まりますので土間エリアというのは家の中でかなり温度が低い場所になるかと思います。

我が家の玄関土間ですがこのように室温が22.8℃対して6.6℃ほど低い16.2℃でした。

どうですか?思ったよりも土間の温度って低いと思いませんか?

こちらも室内に比べては「冷所」としての役割を果たせそうです。

また土間エリアにそのまま野菜などを置くわけには行かないと思います。

しかし例えば通気性の良いカゴのような物に入れておけば「暗所」としての役割も果たせそうです。

一方で玄関土間ということで客人の目に留まる場所でもあります。

シューズクロークや家族玄関などを配置されている方は候補に上がるかもしれませんが、保管場所として活用できる方は案外少ないのかもしれませんね。

勝手口などに土間を設置されている方は格好の置き場となりそうな気がします。

こちらも季節にあまりあまり関係なく室温が維持される場所なのかなと思います。

外部保管

お住まいの地域の冬季の外気温や立地・環境などによりますが、思い切って外部保管という手もあるのかなと思います。

  • 勝手口の外の置き場
  • 外部物置きの中

外の物置きや勝手口の有無はあるにしろ、冬季においてはかなりの冷暗所となるのは間違いありません。

凍結防止のために発泡スチロールの箱などを使うなどの対策は必要かもしれませんね。

このように外気温-2℃の状況で外部物置の中は-4.5℃になっていました。

外気温よりは多少暖かいと思っていたのですが、逆に寒いとはちょっと意外でした。

最低気温が常にマイナスになる地域には向かないかもしれませんね。

一条工務店の家の中って物凄い暖かいだけに外に出るのが億劫になるのは私だけでないはず。

物を取りに行く際に気が乗らなくなりそうなのがデメリットなのかなと思います。

また、夏に関しては逆に高温下で環境が最悪になるものと思われます。

あくまで冬季における床暖房の暖かさによる食料品の痛みを回避する目的が主になるのでしょうか。

この方法は真夏以外に保管するものがあまりに大量だったりする場合の最後の手段になりそうです。

小屋裏物入れ

我が家にもある天井裏の小屋裏物入れは冷暗所としての機能を十分に果たしそうです。

このように外気温が-2℃の状況で小屋裏物入れの室温6.5℃になっています。

外に比べて寒すぎずスペースも大量にありますので冷暗所としての機能は十分に果たしてくれることでしょう。

一方で夏に関してはそれなりに高温になります。

小屋裏物入れの断熱に関してはこちらの記事でも触れました。

関連 小屋裏物入れの断熱材仕様を確認してみる

我が家の小屋裏物入れは、「気密外」ではありますが「断熱内」にはあります。

しっかりとEPSによって断熱されていました。

家の外壁に使われるよりはちょっとだけ薄い断熱材ですけどね。

このように壁から天井まで断熱材であるEPSに囲まれています。

外気温が30度を超える夏日であっても昼間の室温は35℃程度で済むことが分かっています。

小屋裏物入れは太陽光パネルの下にあり直射日光を浴びまくって50℃前後まで室温が上がるような気がしちゃいますよね。

でも実際にはそこまで酷い環境ではありませんので、外部物置きなどに比べれば余程収納に対しては環境が良いと言えそうです。

対して何も断熱のされていない「天井裏」に関しては確実に40℃以上にはなるんだろうなと思います。

とはいえね、あの天井の階段を引き出すのって意外と面倒です。

特にも冬季の長期保管場所としては優秀だとは思いながら、他に保管場所があるのであればそちらを使いたくなる気がするのは否めません。

床下パントリー

一条工務店さんには床下パントリーというオプション装備があります。

スライド式の収納が床面の蓋の下に設置され、床下の基礎部分に収納が設置されます。

これは後に紹介する床下点検口の延長線上にある収納です。

長期保存をしたいものがある方にとっては設置できれば一番オススメしたい保管場所になります。

一方で床下パントリーとしてのオプション料金は

  • 3連パントリー:73,000円
  • 5連パントリー:103,000円

というように、結構なオプション料金が掛かります。

またこの床下パントリーを採用する場合には、どうしてもメインの収納として考えてしまいキッチンの取り出しやすい場所などに設置しがちです。

その際には床鳴りの原因にもなりえますし、何より床暖房が設置されません。

クッションフロアであればそこまでの温度差は感じませんがフローリングであれば余計にその冷たさを感じる事でしょう。

またこの蓋に設置される金具ですが。

こちらは我が家の床下点検口の蓋ですが、この取っ手金具部分は余計にひんやりと冷たさを感じることと思います。

またパントリー収納は小分けの箱のようなものが連なっています。

しかし通気性に難があるようで葉物などを入れておくと呼吸により水分が発散されて大変になるようです。

よって条件的には良いものの、お金が掛かる点からも積極的に保管場所としてオススメできる物ではないかなと思います。

床下点検口

床下点検口は外からの見た目はパントリーと同じですが、一番おすすめしたい収納場所です。

床下点検口は、水回りに異常が出た時などに床下に潜る為に必ず設置されるものです。

よってほとんど利用されることが少ないと考えられ、アクセス性の悪い場所に配置される方も多いかと思います。

  • 押入れ収納の中
  • 洗濯機の下
  • 階段下収納の中

などに設置されるように計画される設計さんが多いように思います。

階段下収納の入口などに配置される場合は、その上に常に物が置かれていなければ良さそうです。

一方で押入れや洗濯機の下に床下点検口を配置するのはとても勿体無いと感じています。

このように床下点検口から手を伸ばした床下エリアは12.6℃となっており、冷暗所としての機能を十分に果たします。

また注目すべきは小屋裏物入れと違い、夏季においても冷所としての役割を十分に果たしてくれることにあります。

かなり暑い夏季においても、床下点検口の蓋を開けると床下はかなりひんやりしています。

アクセス性も蓋を開けるだけなので、小屋裏物入れよりも更に簡単に物の出し入れが出来ます。

保管する物の量にもよりますが、この床下点検口は長期保存に対する冷暗所として活用しない手は無いと思います。

床下パントリーについては、この床下点検口にスライド式の収納を取り入れた物でありますので収納量を増やすことが出来ます。

しかしオプションの料金と収納するものを選ぶ点からもそのまま床下点検口として収納を作ったほうが良さそうだなと思います。
床下パントリーを採用した場合はこちらが床下点検口を兼ねると聞いています。

床下点検口の設置場所を考える

我が家では設計当初から床下点検口を、冷暗所として長期保存するものの収納場所として考えていました。

もちろん本来の用途は、床下に異常があった時に床下に潜り込むための出入口であります。

そのような異常=水回りの異常の例が多いと考え、お風呂・洗濯機・洗面などがほど近い脱衣所エリアへと設置を計画しました。

こちらは自在棚の下のエリアであり、通常は洗濯する前の洗濯物を入れる脱衣カゴを置く場所になります。

よって通常は足を踏み入れる事はなく、床下点検口により床暖房が配置されなくても床面が冷たいというデメリットがなくなります。

キッチンからほど近く、床下点検口にアクセスする際は脱衣カゴをひょいっと移動するだけなので全く苦はありません。

取り外した蓋をそのまま立て掛けておけるのも予想外に使い勝手が良かったです。

しかし床下点検口の設置場所って予想以上に簡単ではありません。

今回は個人的にオススメしたい床下点検口の配置場所を紹介してみますね

自在棚やゴミ箱エリアの下

私の設置した自在棚エリアの下は、基本的に足を踏み入れる場所ではありません。

よって足元の冷たさも感じにくく、検討の価値がある場所かと思います。

現在はキッチンに家電収納とゴミ箱置き場の代わりとして自在棚収納を配置される方もいらっしゃいますよね。

多くは下段にゴミ箱を置くエリアとして採用される方が多いかと思います。

その際にこの床面を床下点検口にすると、ゴミ箱を移動するだけで床下にアクセス出来る良い場所になるのではないか?と思うのです。

ゴミ箱を置く前提だからこそ棚板の下の段はある程度高い位置に設置されることから、いざという際のアクセスの邪魔にもならないのかなと思います。

我が家の脱衣所の自在棚も下に脱衣かごを置く前提から高さは67センチの位置に1段目があり点検口に出入りする際にも邪魔にならずに済みそうです。

階段下収納の入口

オープンステアではない階段を採用した場合の階段下の収納の入口部分。

こちらも例外を除いては

  • 基本的に床暖房が入らない
  • 収納入り口は固定された大きなものは置かれない

という点から候補に上がりそうです。

2階建てでオープンステアを採用されて居ない方は一度ご検討頂いても宜しいかと思いますよ。

少なくとも押入れ収納の中に床下点検口を設置するよりははるかに使い勝手が良さそうです。

まとめ

「暖めたくないもの」を置く場所として、どこが候補に上がるのか?を考えてみました。

結果として夏・冬という四季を通して一定の状態を維持できそうな床下点検口が現状ではベストなのではないか?という提案をさせて頂きました。

ここまで書いておいて何ですが、お米や野菜などを大量に長期保存をする事がない人にとっては全く必要のない情報なのかもしれませんね。

新居に転居する際には冷蔵庫などを新調される方も多いことでしょう。

その際に容量的に余裕のあるタイプの冷蔵庫にすれば、そこに保管するのが一番簡単かつ出し入れもしやすい一番の収納場所なのに間違いはありません。

一方である程度大量に保管するものが出来る人がいるのも事実です。

そのような可能性のある方にとって、冷暗所の保管場所というのはないがしろに出来るものではないと思うのです。

今回私が保管場所として紹介した床下点検口ですが、設置場所というのは意外と少なく思った通りの場所に設置出来ない方も多いと思います。

しかし保管場所に困りそうな方にとっては床下点検口の設置場所は設計時から考えておくと、実際に暮らしてからの後悔が少ないのではないかと思います。

床下パントリーを設置しましょうまでは言いません。

しかし床下点検口の設置場所は、間取り設計において一考の価値がある場所である事を忘れないでほしいなと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございます。床下点検口を収納として使う際の注意点は近日中にまとめる予定なので、今しばらくお待ち下さい♪