間取り紹介#24 造作押入Mの細かい仕様



今回は造作押入Mの細かい仕様を紹介したいと思います。ちょっと長くなるかもなので本気でご覧になる方はお時間の有る際にどうぞ。

こちらはシリーズ物なので、造作押入を作るまでの変遷はこちらをご覧下さい。

 

押入上段

施工連絡票の確認

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押入上段に関してはこのオレンジで囲われた部分になります。

設計上の仕様

こちらは本来は奥行60の押入Aの下段の棚板を奥行30センチにカットしてもらったものです。奥行の深さは自由に指示できたのですが、高さと物の出し入れを考えると30センチぐらいが限度かなと考えました。

情報ボックス及びTELコンセント

情報ボックス(因幡電機製)
オプション料金:25,500円

押入左側の上段には情報ボックスを設置してもらいました。情報ボックスが無くてもそのままルーターなどを置くことも出来たのですが、横に長い物を上段に置く際に邪魔にならないようにあえて情報ボックス内に集約できるように採用をしました。

固定電話のモジュラージャック付きのコンセントも上段に配置しました。固定電話を設置する予定は未定ですが、採用する場合は子機だけのようなタイプを考えており使用頻度を考えてあまり無いのでここから配線を下に落として自在棚付近で使用できれば良いなと考えました。

情報ボックス内から配線をそのまま出しても一緒なのですが、上段で使えるコンセントとしての役割も大きいです。

配線の開口部設置

図面の緑丸は配線を通すための開口部です。上段に設置した情報ボックスや固定電話のモジュラージャックから配線を下に通せるように設計しました。

G5:オリジナルLED照明 MN(P1)

オプション料金:3,000円

押入が設置されているリビングにはダウンライトが設置されていますが、こちらはリビングライコンで一括制御になっています。部屋が真っ暗な時に、部屋の光量を落としてくつろいでいる際に押入れの中を確認する際に部屋全体の照明を明るくしなければならないの避けたい事でした。

よって、この押入だけは内部に照明を採用して個別に使えるように考えました。

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打ち合わせ当初はこのような薄型の照明を設置することを考えていました。しかし上段に設置した情報ボックスの蓋を開ける際に干渉する恐れが有ることに設計さんが気付いて下さって、急遽ダウンライトにすることにしました。

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青い枠が当初の薄型照明の取り付け案でしたが、結局赤丸の押入ど真ん中の上部にダウンライトを設置しました。

ダウンライトに関しましては当初はパナソニック製のダウンライトを採用するつもりだったのですが、以前紹介した構造体の問題がありこの場所だけはどうしても押入れのど真ん中にダウンライトを設置したく一条さんのLEDのキャンペーンダウンライトを採用することにしました。

ダウンライト採用時の注意

こちらのダウンライトはLED照明なので大丈夫かとは思うのですが、多少なりとも熱を発する物なので押入れ上段にクッションなどを入れた際に発熱によって火災が起きることは頭において置かなければなりませんね。この上段の奥行で天井ギリギリまで物を詰めることは無いとは思いますが、ウォークインクローゼットなどで棚板上部に照明を設置される方なども同じようにお気をつけくださいね。

押入中段左側

施工連絡票の確認

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押入中段の左側はこのオレンジで囲まれた部分になります。

設計上の仕様

こちらは日用品やパソコン周りの物を収納する予定の自在棚を設置するように設計しました。脱衣所の間取り紹介でも紹介しましたが、自在棚の奥行45センチと奥行30センチの棚板を同時に使用出来るようにダボレールを片側に3本設置してもらいました。

自在棚設置

こちらは二種類の棚板を使用するために、表向きは二種類の部材を確保してもらいました。

オリジナル棚板セット(棚柱4本・棚受け18個):7,800円
自在棚板TI1030(3.0尺×1.0尺) 3,100円×4枚=12,400円
合計: 20,200円/一式

オリジナル棚板セット(棚柱4本・棚受け18個):7,800円
自在棚板TI1530(3.0尺×1.5尺) 3,900円×2枚=7,800円
合計: 15,600円/一式
※棚柱の余り2本は脱衣所の自在棚にて流用

押入の中を多用途に、どのような物を置こうとしても対応出来るようにこのようなレール配置はマストでした。お金は掛かってますが今後置くもの、置きたくなったものによって奥行の違う棚板を使用出来ることは新居に住む長い時間を考えるとどうしても必要な事でした。

コンセントの配置

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もう一度図面をご覧下さい。

  1. エネループやデジカメの充電器を気軽にさせる位置。テプラなどを使う際にも使えるかな?
  2. 下段の奥行45センチの棚板の上で使うパソコン関係に使用するコンセント。特にノートパソコンを押し入れ前のソファで使う際などはこのコンセントを使用することになりそう。また、ソファに寝転びながらスマホを充電する際にも使いそうです。
  3. 将来的にルンバなどの基地として使用する際に使いやすいように下段の巾木ギリギリに作ってもらいました。

押入右側

施工連絡票の確認

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押入右側はこのオレンジ色で囲まれた部分になります。

設計上の仕様

こちらは吊り下げる収納としてマキタ掃除機やクイックルワイパーなどの長物や、ルミナスラックなどを配置して左側にある自在棚方向に置く予定のパソコン一式をこちらに置いたりも出来るように考えています。また左側と同じように下部にはルンバなどの基地が設置出来るように設計しています。

配線用開口部

図面の青丸は配線用に開けてもらった開口部になります。押入内の上・左・右のエリアに配線の引き回しが自由に出来るように考えました。開口部と自在棚が被る場所もあるかもしれませんが用途には問題ないと思っています。腰壁と上部棚板の間はわざと開けてあります。開口部以外にもここから配線の出し入れなどが出来るようにしています。

コンセントの用途

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今一度、こちらの図面から紹介します。

  1. こまめにスイッチのコンセント部分。マキタの充電器用がメイン用途です。
  2. こまめにスイッチの手元用のコンセントです。
  3. ルミナスラックなどを置いてパソコンラックにした際にの電源部分として。また、ここから開口部の穴を通して押入左側のパソコン周りへの電源供給用としても考えました。
  4. 将来的なルンバ基地として。また、一眼レフカメラの防湿庫を買った際にその電源として。

【電ーC】こまめにコンセント&スイッチ

オプション料金:
こまめにコンセント(ライトグリーンコンセント)→1,500円
こまめにスイッチ(スイッチ部分)→1,400円

詳しい商品情報はこちらをご覧下さい。

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こちらは先程紹介したこまめにスイッチの商品紹介ページにあるものですが、コンセントを抜き差ししなくても手元のスイッチ部分で電源をカットできるコンセントです。コンセント基盤にスイッチがある物と、スイッチだけ別に別れた物があります。私が採用したのパターン2のスイッチが分かれたタイプです。

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我が家で何箇所か採用したこまめにスイッチはおおまかにこのような形になります。こまめにスイッチのコンセント部分は色が普通の白とグリーンのタイプが選べます。部屋の中で表に出て見える部分は白に、収納内や物に隠れて見えない部分は緑色で識別がしやすいようにしました。

こちらに設置しましたこまめにコンセントはマキタの充電器用です。お使いの方は分かると思うのですが、マキタ充電器はコンセントに指しただけでランプが点滅するんですよね。あれが非常に気になるのですがその都度コンセントを抜き差しするのも面倒なので、手前に設置したこまめにスイッチで電源をON/OFF出来るように考えました。

電源タップ使えばいいじゃんと言われればそれまでなんですが、この充電器が置かれる棚板って奥行が17.5センチしかないので電源タップを置く場所も少なかったりします。

押入の壁面及び床面の施工について

壁面の仕上げ

我が家の押入れの壁面と天井には標準でIC-0057番のクロスが貼られるようです。これは押入に扉があって居室と空間が別れる際の施工です。押入に扉がない設定をすると居室とひとつながりの空間として認識されますので、居室と同じクロスが選択できます。アクセントクロスなども採用出来るのではないかと思います。

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仕様書にはこのような記載がありました。これはi-cubeのものなのでi-smartやセゾン・ブリアールでは違うのかもしれませんね。確認してみてください。

ちなみに間取り紹介といいながらこのリンクは可怪しいのかもしれませんが、実際にクロスが貼られた状態を紹介した記事です。

我が家の標準採用の塗り壁調の壁紙に比べて押入標準のクロスはかなり傷に弱そうです。押入内は見えない場所ですし気にしなければそれまでなのですが、物の出し入れなどで結構壁紙にガツガツ当たることが多いです。今となっては遅いのですが、ここも居室のクロスと同じ塗り壁調のクロスにすれば良かったなと後悔です。この塗り壁調のクロスは固くて傷にも強そうです。

床面の仕上げ

押入の床面は通常はブラスターボードと呼ばれるいわゆるベニヤ板です。フローリングやクッションフロア材を施工することも可能であり、恐らくですが小屋裏物入れや階段下収納などに床材を施工するのと同じ単価で施工出来ると思います。
※参考価格:5,000円/畳(2マス範囲)

ただし、小屋裏物入れや階段下収納に施工するのと違い、押し入れ内に床材を施工すると通常あるブラスターボードの上に床材を貼り付けるので、床材の厚みの分だけ押入の表のフローリングなどと段差が出来るそうです。我が家はそれが嫌で辞めました。また扉がない押入の設定をするとクロスなどと同じく床材もひとつながりの空間として施工されます。押入が配置されている居室と同じフローリングかクッションフロアがそのまま採用できると思います。

押入の電気図面

通常の家では押入の電気図面なんてありませんよね。

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我が家では押入部分だけでこんな電気図面になっております。内容としては施工連絡票でお伝えした分のコンセントが配置されています。この電気図面からコンセントの説明をしても絶対に訳が分からないと思ったので予め前に紹介させて頂きました。

計画倒れ?そんなに物が入るわけがない!

この押入の計画当初に入れたいものを列挙しました。そんなに物が入るわけ無いだろう!って思われる方が多いと思いますが、絶対に入らないでしょう。しかし何を入れても対応できるように考えたつもりです。

このリビングにある造作押入Mの他にも、隣接するキッチンにある押入と玄関ホールにある押入、及び脱衣所にある自在棚。全て同じ幅90センチの規格で統一しています。そして生活していく中で、息子の成長に合わせてその都度優先順位の高いものを置けるように、物を移動出来るように計画をしました。

造作押入のまとめ

このように押入は指定さえすればかなり詳細に造作が可能です。この造作は私が自分の使いたいように設計してお願いした結果出来たものです。

ブックシェルフなどの「見せる収納」も良いですよね。でも地震などの際に物が落ちて避難通路を塞いだりするような危険性を考えても、場所によってはこのようにあえて使わない時は扉を閉めておけるこのような押入を使った収納も一案として覚えていて欲しいです。

本をディスプレイとして飾るなら話は別ですが、廊下などにブックシェルフを配置するのならば自在棚の料金は掛かりますがこのような方法で書籍を収納するのも有りかなと思います。自在棚料金は地震などの際に物が飛び出ないための初期投資として考えられるかもですね。

書籍をメインに入れるなら日焼けを防げるという点も利点でしょうか。トリプルサッシは紫外線カット率99%とは言いますけどね。車のUVカットガラスを含めてあまり信用してない私です。だって私が運転しているトヨタのUVカットカットガラスは90~99%カットというものですが長時間運転してるとやっぱり片腕が焼けます。100%カットではないですからね。

ブックシェルフと違う点はなにより自在棚の使用によってかなり詳細に自分好みの高さに棚を移動出来る点や、用途に限らずに物を置ける点が利点かなと思います。

安易に標準設定だからとシステムクローゼットやブックシェルフに流されずに、そこに必要な収納には何を入れる可能性があるのか、その為にどんな収納が必要なのかをよく考えて設計して欲しいなと思います。

間取り紹介はこちらからご覧ください。