壁紙が貼られるまで

石膏ボードが貼られ住設が搬入されると大工仕事は一段落。細かい作業は残しつつも壁紙が貼られることになります。いよいよクロス屋さんの出番ですね。
石膏ボードの処理
コーナーテープの貼り付け
大工さんが石膏ボードを貼りながら、石膏ボードの角の部分にはこのようなものが貼られていきました。

コーナーテープって言うんでしょうか。あのネズミ対策の網のようにも見えますが一回り大きいですし金網でもありません。石膏ボードの角の部分はどうしても弱いので崩れたりしますし、綺麗な状態でも目が粗かったりしますので、このようなテープを貼って補強というか補修というか、クロスの角の部分が綺麗に貼られるように対処するのだと思います。
このテープは全ての作業に置いて施工されるものではなく、壁紙業者さんの判断によって取り付けられるようです。よって施工されない方もいらっしゃると思いますのでご注意下さいね。
石膏ボードのめんどり
大工さんは石膏ボードを貼り付ける際にボードの角の部分をわざと削っています。よって施工面はこのようになります。

クロス屋さんは壁紙を貼る前に石膏ボードのつなぎ目などにパテ埋めをします。そのパテがしっかり入り込んで施工面が綺麗になるようにわざとこのような施工が成されるそうです。
パテ埋め処理
クロス屋さんが作業を始めてからあっという間にパテ埋めがされました。

このように壁一面の石膏ボードのつなぎ目というつなぎ目が埋められていきます。釘を打ったりした部分も同じく段差を無くする為に塗られていくんですね。

ホスクリーンなどの物干し金物や、自在棚のレールなどの石膏ボードに穴を開けて施工する物に関してはこのクロス屋さんの作業が始まる前に予め取り付けられています。上の写真の奥にもホスクリーンが見えますね。
予め取り付ける理由としては石膏ボードに予め穴を開けておいたほうが最終的に綺麗になるからとか、多少の位置のズレもクロスを貼る前だと修正が可能だからなのかな?と思いました。
パテ埋めが終わるまではこのように天井などに取り付けられているようですね。せっかく開けた穴が間違って埋められちゃうのを防ぐためなのかな?と思いました。

クロス貼り作業の開始
天井の壁紙から貼り付け開始
この作業が終わると先ほどまで取り付けてあった物干し金物や自在棚などが取り外され壁紙を貼る作業が始まります。

このように天井部分から貼られていきました。ダウンライトなどの穴の部分が既に開けられている場所もありましたし、そのまま塞いだままの場所もありました。施工の都合によるのでしょうか?

キッチンにある小屋裏物入や天井点検口の入り口も器用に貼るものですねぇ。

我が家の27坪の平屋の天井部分を貼るのに丸一日かかっていました。我が家は天井は壁紙が1種類(2色)しかないので作業も早かったのかな?と思います。
ちなみに天井の壁紙が貼られると物干し金物のベース部分などはどんどん取り付けられていったようですね。
壁面の壁紙もどんどん貼られます。
壁面部分の壁紙ですが丸一日(二日目終了時点)で壁面の壁紙の8割ぐらいは貼られていたように思います。

こちらはトイレのセラールとの張替え部分ですが、壁紙を真っ白にした事もあり壁一面真っ白っぽいです。セラールはビアンコカララで若干灰色っぽいはずなんですが、周りの真っ白な壁紙に埋もれて光沢もあり全体的に真っ白な印象が強いです。

こちらも脱衣所のセラールの張替え部分です。思ったより見切り材が出っ張ったなという印象です。
部屋全体が貼られました
あっという間に部屋の全体が貼られました。3日目は押入の中などの細かい作業をされていました。

壁紙が貼られると完全に家になった感じですね。私は毎日現場に通って変化を見ていましたが、妻は一週間ぶりに見る現場でしたので一気に居室となっていく家の出来上がりにビックリしていたようです。
壁紙の補修作業
クロスを貼ったばかりですが早速補修箇所が出来ました。

こちら、施主支給の物干し金物の設置場所を大工さんが間違ったまま天井のクロスが貼られた場所です。このような場合は天井の壁紙を全て剥がしてやり直すのかと思ってたら、小さく切って貼り直して補修するんですってね。出来上がりがどうなるのかな?っと心配しておったのですが。。。

たっ、多分この辺のはずなんですけどね、写真に写らないんじゃなくて肉眼で見てもどこだか本当に分からないほどの補修がされていました。プロは凄いっす。
押し入れ内のクロス
押入に貼られるクロスは基本的には一条工務店指定のクロスになります。
我が家の壁に貼ったクロス
こちらが我が家の居室に共通して貼った壁紙です。品番はIC-0068という塗り壁調?というのかな、ちょっとベージュ系の壁紙です。

押入内の標準クロス
こちらが押し入れに貼られていたクロスです。品番は仕様書にはIC-0057と書いてあります。

貼られて気づいたのですが、このクロスって一条標準でちょっと引っかかっただけでキズが付きやすというクロスじゃないっすか?まぁ押入の中ですし良いんですけど、もしかしたら追加料金でも払うとここの壁紙も変更出来ていたのかな?と思うとちょっと悔しいなって今になって思います。
扉の無い押入は居室と同じクロスが採用されます。
通常押入は上記のようなクロスが標準で決められていますが、我が家の主寝室に採用したような扉のない押入を採用しますと、押入の床面も標準でフローリングになりますし、設置している居室と同じクロスが貼られます。

ここは厳密にはWICにはなるんですが、ここだけは押入なのにフローリングが貼られていますし、壁紙も居室と同じものが選べます。
まとめ
まとめる程ではないのですが我が家ではアクセントクロスも使いませんでした。壁のクロスの種類も同じ種類で居室がベージュ系でトイレ洗面などの水回りが白系と、貼られてみると言われないと分からないぐらいの違いしか無い家になりました。
天井はお任せでお願いしました。壁紙と同じクロスは材質の関係で天井には採用不可だったのでお任せだったんですよね。実際に貼られてみると違いもほとんど分かりませぬ。
アクセントクロスをオシャレに効果的に使ってらっしゃるお宅が多い中で、我が家のようにほぼ拘りもなく普通に決める家もありますので、気にせず好きなクロスを選びましょう。
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