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間取り紹介#14 洗面所:拘りのセラール施工




洗面所の図面

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まずは改めまして洗面所の図面です。今回は図面に記載があります社外品のタオル掛けと、明確に記載が無いキッチンボード(セラール)の施工について紹介します。

キッチンボード(セラール施工)

壁ボード施工(アイカ工業 セラール設定外品 ビアンコカララ

オプション料金:195,000円
※洗面所・脱衣所・トイレの施工合計金額
※こちらの明細というか詳細につきましては後ほどまとめて紹介したいと思います。

施工の目的

我が家の洗面台は図面の通り右側に収納があるワイドタイプの洗面台です。通常だと左側の壁は普通の壁紙が貼られますね。この壁紙の経年劣化を心配し、キッチンボードと同じ素材のセラールを施工してもらいました。

我が家の実家の洗面台周りの壁紙ですが、築15年ほどでカビのような物が目立ったりしておりました。実家での使い方が濡れたタオルをそのまま干したりと使用環境も良くないのですが、やはりこまめに拭き掃除などをしても他の壁紙に比べて痛みが早いと思っています。

経年劣化というか、住みだして数年経つとそのように痛む場所が出てくるものだと思いますが、出来るだけこのような状況を避けたいと考え、将来的に壁紙を張り替えるお値段と手間を今お金で買ったような気分です。

セラールとは?

現在一条工務店さんで採用しているキッチンボードはおそらくアイカ工業さんが販売しているセラールだと思います。対面キッチンなどで壁にくっついている部分(IHコンロの脇)に貼られる奴ですね。公式HPまでご覧になったことがある方はあまり多くないのでは?と思います。

http://www.aica.co.jp/products/n-veneer/cerarl/feature

一条さんではキッチンボードとして採用しておりますが、その他にもサニタリー・トイレなどの壁に使用されるようですね。調べて初めて知ったのですが、不燃性である利点を活かして公共施設の壁などにも使用されるようです。病院などではいざという際に消毒することを考えているのかもしれませんね。

施工連絡票 M-1(2)

洗面所のタオル掛け&セラール貼り付け施工に関わる施工連絡票です。

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このように洗面台の左側の壁一面にセラールを貼ってもらいました。

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最近よく紹介する施工図面ですが、オレンジで示した縦に走っている点線が構造体というものです。0.5マス毎に走っています下にコンセントがあると思いますが、コンセントは通常は構造体の脇にスイッチボックスを取り付ける要領で設置されますので、このように構造体にくっついての設置になります。

よって、スイッチ系を縦に中央をそろえて並べるのが難しいというのはこういう事が原因なんですね。スイッチの外周を揃えて並べる事が出来るのも構造体に沿って配置が出来るということですね。

特注のタオル掛け

タオル掛けはリラインスのタオル掛けを長さ特注品として注文しました。

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図面上ではタオル掛けはH1050になっていますが、施工連絡票にあるH1100が正解になります。

タオル掛け追加(リラインスシングル P2203-S L600ミリ)

オプション料金:12,000円(定価4,500円・長さ特注品)

メーカーHPはこちらをご覧下さい。
http://www.le-bain.com/products/detail/?id=267

リラインスさんも一条さん経由で取扱が可能でした。概ね定価通りのお値段にて仕入れ・取り付けを行っていただけるようです。こちらも地域によって取扱に違いがあるかもしれませんのでご注意下さいね。

採用した理由

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とにかくデザイン面が気に入りました。壁から凹凸の無いデザインに一目惚れです。

通常サイズはL400ミリなのですが、L250ミリ~L800ミリまで特注が可能ですので自分の使いたい長さに設定出来ます。特注品はお値段がかなり高くなりますが、タオル掛けに関しては常に使用するものであり使い勝手が悪いと日々のストレスに直結するので妥協しませんでした。

取付工賃なども含めての料金設定ですので、手配から取り付けまでを全て一条さんにお願いしました。

このタオル掛けを採用するに当たっての注意点

これと同じタオル掛けを採用される方は居ないとは思いますが、品番検索などでこの記事にたどり着いた方の為に念のために記しておきます。

商品HPの汎用図のPDFにはちらっと書いてあるのですが、こちらの商品は通常の石膏ボードの壁には採用出来ません。壁補強をしていてもダメなようです。恐らくタオル掛けの根元の部分と壁との接点が小さいので、取付時やその後にタオル掛けに荷重が掛かった際に壁にめり込む可能性があるのだと思います。

しかしながら、我が家では採用予定の壁にセラール(キッチンボード)を採用していましたので、そのような心配もなく取り付けが出来ました。

タオルを掛けないタオル掛け

このタオル掛けにはタオルを掛けるかもしれませんが、実は本来の用途は別なんです。手拭きのタオルは通常はワイド洗面台の脇に置いておき、手拭きと洗面台の水ハネを拭くタオルを兼ねるつもりです。つまり

手を洗う→手を拭く→ついでに洗面台の水ハネを拭く

このような流れで使用できれば良いなと思っています。そしてそのタオルは洗面台の脇に置いておきたいなと。汚いと思われる方も居るかもしれませんが我が家ではこれでOKです。

手拭きタオルというのは洗面と離れた位置にあるとどうしても手から滴る水滴が落ちるので、洗面台の脇に置いておくのが一番良いと思っています。オプション代を掛けてもワイドタイプの洗面台が欲しかったのはこのような用途で物を置く場所が欲しかったんですよね。

髪や顔を拭くタオルに関してはその都度使う際に脇の収納から取り出し使うこととします。また、鏡などを拭くタオルに関しては、「あっちこっちふきん」などの評判が良いので使ってみようと思っています。

タオル掛けの設置の目的

それでは何のためにタオル掛けを準備していたかと言いますとこんな理由です。

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緑色の部分には小さなカゴみたいな物を吊り下げて、普段から使いそうな子供の歯ブラシとか?うがい薬とか?ハンドソープとか?の細々した物を置いておきたいと思っています。

オレンジ色の場所には普段はドライヤーやヘアアイロンなどをぶら下げておこうかなと思っています。もちろん来客があるような際には仕舞いますが、普段から使う物なので出しっぱなしになる事を想定しています。そして仕舞う際には洗面台の左の縦長の引き出しの中に仕舞う予定です。

幸いにもこの壁面はキッチンボード(セラール)を施工しております。耐火性に優れた素材ですしヘアアイロンを使用後に熱いままぶら下げても平気かなと考えています。その為にタオル掛け上部にコンセントを配置したわけなんです。また、何かをぶら下げると壁紙の場合は傷がついたりという事が考えられますが、セラールならそのような心配が無いのもいいですよね。

拭き掃除がしやすいように

洗面台の上には出来るだけ物を置かないようにして、水がはねたりした際に物を避ける事無くズササーっと拭き掃除が出来ることが目標です。その為にこのようにタオル掛けの配置も拘りましたし、わざわざ特注サイズの長さに設定したのもそんな理由からです。

壁下地補強

オプション料金:1,250円(幅910ミリ×高さ900ミリ)

タオル掛けを取り付けるに当たり、セラールで強化された壁とはいえ基本的な壁補強はもちろん必要でした。

まとめ

洗面所に関しては一番の懸念は採光面でした。セゾンやブリアールなどの軸組工法だと洗面台の上部棚を取り外して採光窓を入れたり出来たのですが、i-cube/i-smartでは構造体が邪魔になって不可能でした。

洗面台の収納に関しても、収納量は十分ですが使い勝手を考えると実用域の収納は少ないと思っています。入居後にその辺の使い勝手が良いようにDIYすることが必要かなと思っています。

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まぼこmaboko
福島県で2016年に一条工務店で新築を建てました。 家づくりに関わった時に身に着けた知識を皆さんにお伝えします。全館冷房や全館床暖房の暮らし方など、多数の間取り相談に応じています。

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