一条工務店の平屋をエアコン1台で24時間全館冷房するのに必要な間取りと道具。



7月に入ると一気に気温が上がる地域が多くなりますよね。この時期になりますと梅雨時期ということで湿度調整の他にも単純に室温の上昇によりエアコンを使用する人が増えることと思います。

我が家を設計時には夏場は24時間全館冷房をすることを前提に設計をしました。しかしながらその設計時に持ち合わせていた知識は簡単に言うと素人の知識でありました。

後にブログで知ることになるフエッピーさんの記事を拝見するにしたがって、私の考えていた知識が大まかな方向性では間違っていなかったこと。そしてまだまだ知識不足だった事を思い知らされるわけです。

今回は我が家が全館冷房をするにあたって計画時から考えていた点、家の状態を把握する為に必要な道具などを中心にどのように全館冷房対する準備をしたかを紹介してみたいなと思います。

間取り設計時からの計画

我が家は約27坪の平屋です。分かれた部屋はあるものの、基本的には引戸が開けっ放しである為に家全体が一つの部屋として認識できる間取りとなっています。

このような間取りの家だからこそ、LDKの中では一番暑くなりそうな場所にメインのエアコンを配置し、そのエアコン一台で極力家全体の空調を管理できるように間取り検討時から様々な設定を行ってきました。

出来るだけ暖かい空気を吸い込めるエアコンの設置場所

我が家の南側には2階建ての家が隣接しており、主な陽射しの入りは南西~北西側になっております。

よってエアコンを稼働している期間に陽射しなどで温まりやすい範囲はこの辺になるわけですね。実際に暮らしてみると真夏にかけての西日が一番強く感じられるのは北西に掛けてなので赤丸の濃い部分が一番暑くなりそうです。

西日がキツイと言われますが、微妙な家の角度によっては西側というよりも家の北西側に当たる北側も十分陽射しがキツイと思いますので、陽射し対策をされる方は十分に計画なさって下さい。

ということで、リビング全体の見栄えなども考慮した上でRayエアコンの設置場所として考えたのがこの場所でした。

エアコン稼働時の冷気の流れを考える

エアコンから出てくる冷えた空気がどのように家全体に流れていくか?はこのように考えました。

エアコンから出てきた冷気の風向きはあえて真っ直ぐにし、向かいの壁に当たった後に左右に流れていくように考えました。これには一番暑くなりがちな寝室へ出来るだけ冷えた風を送りたいなという希望もありました。

その際に冷たい空気はフローリングの上を伝って移動するのかなというイメージで考えました。

サーキュレーターの配置案を考え冷気を効率的に家の中に回す

冷気は自然に家の中を移動すると思っていますが、やはり「効率的に」回すにはサーキュレーターなどを使用したほうが良いと考えていました。

  1. 主寝室方面への冷気を送る風
  2. 洗面所方面へ乾いた空気を送る風
  3. 子供部屋へ冷えた空気を送る風
  4. キッチン方面の温まった空気をエアコン方面に送り込む風
  5. (番外編)浴室乾燥の為に送り込む風

計画時には大まかにこのような風の流れを考え、その際にサーキュレーターを設置しても問題の無いようにコンセントを配置しておきました。

また、我が家ではお掃除ロボットのブラーバを毎日使用しておりますが、その際には出来るだけ掃除作業の邪魔にならない場所にサーキュレーターを置けるように。または邪魔にならない場所にコンセントに指したまま移動できるように退避場所を考えておきました。

家の状態を把握するために必要な温湿度計

簡単に温湿度計が必要です!と言って、一条工務店の家に住んでいる又は計画されている方はこちらの温湿度計が一番に思い浮かぶのではないかと思います。

一条工務店ユーザー御用達の温湿度計ですね。2箇所の温湿度を計測出来る点から野外と屋内の状態を把握するのにはとても便利な物だと思います。しかしこれではありません。

次に思い浮かぶのはこちらの温湿度計でしょうか?

こちらが入居時に一条工務店さんから2個プレゼントされる温湿度計ですね。こちら高精度と言っていますが精度が良さそうなのは温度計だけで湿度計はかなりズレている感じです。

この温湿度計を複数個持っているのですが実生活上での湿度を見ていると実際の湿度よりおおよそ10%程は乾燥して表示されるようです。

なので一条工務店の家は乾燥する!乾燥する!という声を良く聞くのですが、その乾燥具合は実のところそこまで酷くないのではないか?なんて思ったりしています。

我が家は入居後初めての冬は逆に過加湿状態の冬を過ごしました。次の冬が来た時に初めてその真価が問われるのかなと思っています。

そして求めている温湿度計はこれでもありません。

AND AD-5687 環境温湿度計 みはりん坊W

そして今回の主役がこちらの「みはりん坊W」です。

フエッピーさんも公認の温湿度計です。この温湿度計の最大の利点は絶対湿度が目に見えて分かることです。

この絶対湿度というのは簡単に言うと「空気中に含まれる水分の量」です。エアコンから出てくる空気と周りの室内の空気に含まれる水分の量を比較することにより、「冷房」によって「除湿」が出来ているかをひと目で確認をするために必要不可欠なものです。

簡単な一覧表からも絶対湿度を知ることは出来ますが面倒でやらないのが目に見えます。

エアコンの状態を把握するために使用する温湿度計

一般的にみなさんは温湿度計を「部屋の状態」を把握するために使用されると思います。しかし先程紹介しました「みはりん坊W」は「部屋の状態」を把握するためだけではなく、「エアコンから出ている空気の状態」を把握する為にも使用します。

むしろそちらの方がメインだったりします。

実際にはこのようにエアコンの吹き出し口にちょうど高さが合うように設置をしまして、エアコンから出てくる風をダイレクトに浴びてその状態を把握出来るようにしています。詳しい使い方は次回の実践編で紹介したいなと思います。

サーキュレーターの使い方

先程までもサーキュレーターを使ってエアコンから出た冷気を「効率的に」家の中に回すことはお話してきたと思います。

サーキュレーターについてはこちらでも紹介しましたね。

サーキュレーターでなくても扇風機を使っても可能でしょうか。我が家は平屋ですが2階建てのお宅などでは階を跨いでの送風などの際には空気を押し出して強制的に回すにはやはりサーキュレーターの方が良いのかなと思います。

この記事でも紹介しました無印良品のサーキュレーターについては、私が選んだポイントをお伝えしたと思います。しかし今回改めて強調したい点が「風量」に対する「消費電力」と「静音性」です。

改めて伝えたい無印良品のサーキュレーターの利点:それは静音性

無印良品のサーキュレーターを紹介して以来、私の周りでも買いましたよ!という声を頂きました。サーキュレーターにも色々な機能を持ったものがあります。

  • タイマー機能
  • 首振り機能
  • リモコン機能
  • デザイン性を重視

首振り機能などは部屋干しした洗濯物を乾かす際にも使えたりしますし、タイマーやリモコンも使うといえば使うのかな。

機能も様々であればお値段も様々であり、安いものだと1000円台ぐらいから買えるものもありますよね。我が家ではサーキュレーターの購入は無印良品の製品が初めてでした。

買い替えられた方から無印良品のサーキュレーターを使われた感想をお聞きするに、一番の利点は「静音性」「消費電力」「風量」だと確信しました。

無印良品のサーキュレーターはリモコンもタイマーも首振り機能もありませんので機能面からするとお値段が高めと思われるかもしれません。しかしながら静音性と消費電力をみるとコストパフォーマンスの高い逸品だと思っています。

無印良品と各社のサーキュレーターを比較してみる。

無印良品と現在一般的に売れているサーキュレーターをちょっと比較してみましょう。

比較する機種はこちらの4機種を選んでみました。

  • 無印良品 AT-CF26R        低騒音・大風量タイプ
  • 無印良品 AT-CF18R2      低騒音タイプ
  • アイリスオーヤマ PCF-C15T
  • バルミューダ EGF-3300 GreenFan

無印良品以外の機種に付いては価格ドットコムで売れ筋のサーキュレーターであるアイリスオーヤマ製のものと、DCモーターを採用しているちょっとお値段の張るバルミューダをチョイスしてみました。

それぞれ一番風量の小さな時の消費電力・風量・騒音を確認してみましょう。
(50khzで使用時)

  • 無印大    8W  6.5㎥/分 18dB
  • 無印小    7W  5.5㎥/分 27dB
  • アイリス   13W ??㎥/分 35dB
  • バルミューダ 3W   ?㎥/分 ??dB
    ※DCモーター搭載機種

バルミューダは唯一DCモーターを採用しているので消費電力は一番小さいですよね。

風量に関しては最大稼働時のデータしかなかったので比較データとしては十分では無いことをご了承下さい。恐らくDCモーターを使用していることから最も電力が少なくて最も騒音がしないとは思います。

身近な物よりも静かな無印良品のサーキュレーター

ポイントは無印良品のサーキュレーターでも低騒音・大風量のタイプです。

こちらの機種の弱運転時は本当に騒音が少なく、普段の生活で音を全く気にするものではありません。ちなみに比較対象としてあげますのは、一条工務店で新築をされた方の家に3個サービスで取り付けられているナノイーユニット(air-e)ですね。

以前にナノイーの音がちょっと気になるという記事を書いたこともありました。

その後はというと我が家の設置場所で考えると生活する中では生活音に紛れて、ナノイーユニットのモーター音(駆動音)は気になることはありませんでした。しかし寝室などに設置したものは今でも気になると思っています。

こちらの騒音が24.0dBですので、それよりも無印良品の大きい方のサーキュレーターに静かということになります。

対して同じような価格帯のアイリスオーヤマのものは最小稼働時でも35dBともっと騒音が大きくなります。これは無印良品の大きなサーキュレーターの中運転に該当するものであり、普段から横で耳にする音としては絶対に気になるものです。

普段から空気の流れを作るために使用する分には最小風量で十分です。この静音性は毎日の生活とともに使用するものとしてはかなりのアドバンテージだと考えます。

いや、バルミューダの方が静かで電力も少なくていいでしょ!

先程データ不足ということでスルーしましたが、バルミューダさんの機種はDCモーターも採用していて恐らくスペック的には一番優れているのかな?と思います。

詳しいデータが見つからなかったのですが、特にも最大稼働時の風量は無印良品の大きい方のサーキュレーターの2倍以上有る上にDCモーター採用という事で省電力なのでしょう。スペック的には申し分ないと思います。

ただし、お値段が。。。。

  • 無印良品 AT-CF26R   低騒音・大風量タイプ
    実売価格→5,900円
  • バルミューダ EGF-3300 GreenFan
    実売価格→17,000~18,000円
    ※いずれも2017年7月現在

という事で無印良品の大きい方のサーキュレーターが約3台買えてしまうお値段です。

バルミューダという名前と見た目のデザインを気に入っていたり、最大稼働時の風量を求めるのならい良いと思います。リモコンなどのその他機能に価値を見出す方もいらっしゃるでしょう。

しかしながら省電力化に伴う電気代の差額では到底埋められる金額差ではないので、やはりお手軽に使うには無印良品のサーキュレーターをお薦めしたいなと思います。

なぜに静音性にそんなに拘るの?

次回の検証記事にて紹介しようと思うのですが、24時間冷房をされている方で一番多い意見が「風が寒くて耐えられないんだけど!」という意見かなと思います。

部屋全体が過度に冷えてしまうような場合は設定を失敗しているのだと思います。それとは別で何となくリビングのソファの真後ろなど常に人が居そうな場所に風が当たるように設計をした方も結構いらっしゃるのではないかと思います。

かくいう我が家も御存知の通りエアコンの前にはソファがあります。何も対策をしていないとこのソファに座っていると17℃ぐらいの冷風がもろに上半身に当たって寒くて座っていられません。

そんな時にこのサーキュレーターを使うと簡単に冷気に対する対策が出来ます。ヒントはフエッピーさんが記事中でされてた対策を見た事でした。

こちらを参考に我が家では無印良品のサーキュレーターを1台エアコン下の専用機にしまして、常にエアコン冷たい風を遮り撹拌させています。

フエッピーさんは常に人が居ないであろう2階の階段ホールにエアコンを設置しているために扇風機を利用されていますが、エアコンの冷風を直接遮ろうと思うと扇風機では首の上がる角度が足りないのかなと思います。

よって、3D扇風機やサーキュレーターの出番となるのかなと思います。そして静音性に拘る理由は我が家のように人が常に居る場所にて使用することを考えればこそです。

それでは我が家では実際にどのようにサーキュレーターを使用しているのでしょうか。そこから見る静音性に拘る理由をみてみたいと思います。

最小風量でもエアコンの風を十分に防いでくれる無印良品のサーキュレーター

無印良品の大きい方のサーキュレーターを最小風量で運転したところでエアコンから吹き出してくる冷気には敵わないのではないか?と私も思いました。しかしとりあえずやってみたんです。

結果:エアコンからの冷気をかなりシャットダウンしてくれます

あの全く作動音が聞こえない最小風量でエアコンの弱運転ではありますが冷気を本当にガードしてくれるんです。エアコン全体から出てくる冷気を完全にガードしてくれる訳ではありませんが、ソファに座わる範囲は驚くほどに冷気を感じません。

また、エアコンから出た冷気が床に到達する前にサーキュレーターによって撹拌されてくれるので、冷たい空気が流れてくるなーっと感じる範囲がとても少ないです。

このようにサーキュレーターからの風をエアコンの斜め前に出すことによりソファに直接風が届かないようになっています。

本来のフエッピーさんの考えでは撹拌する風は天井に届かない方が良いのだと思います。しかし我が家のような配置の場合はそれが敵わないので、せめてエアコンから出た冷たい風がまたエアコンに戻らないような角度ということでこのように設置をしています。

こうする事により冷たい風を感じるのは西側の壁方向(ハニカムシェード側)がほとんどになっています。

間取りは多様にあると思いますが、エアコンの設置位置から直接風を浴びてしまうという方は結構多いのではないかと思います。

もしも現在エアコンを稼働していて冷たい風が直接当たってしまう!という方はこのように下からサーキュレーターで風を当ててみて頂ければ改善の可能性があると思います。

そしてこの場合を見てもサーキュレーターは人がくつろぐ場所の近くで常に作動していることから、静音性というのは大事だなと思うわけです。

まとめ

今回は24時間全館冷房をするのに必要な道具ということで、ひと目で湿度量が分かる温湿度計とサーキュレーターを紹介させて頂きました。

実はフエッピーさんの記事からヒントを頂き、エアコンの風量を抑えるフィルターなんていうものあったのですが、こちらは24時間冷房の設定を探る中で取り付けを考えるものだと思いましたので、次回の実践編で紹介したいなと思います。

その実践編では完全とは行かないまでも私がどのような感じで今の設定まで辿り着いたのかを紹介したいなと思います。24時間冷房に関しては使用エアコン・間取り・設置位置・生活の仕方などから設定には家庭によりかなりの差が出ると思います。

一概にこの温度!などとは絶対に言えないと思いますので、その設定を探る方法を出来るだけ分かりやすく紹介できれば良いなと思います。

全館冷房に対する記事としてはこちらもありますので宜しければご覧下さい。