むやみに使ってはダメ!?ロスガード90のPM2.5対応高性能フィルターの性能と思わぬデメリット。

オプション・住設




一条工務店さんで計画換気のために設置されるのがロスガード90になります。

こちらには給気フィルターとして2種類のラインナップがあります。

  • 高性能給気フィルター
  • 高性能給気フィルター
    (PM2.5用)

2016年11月から暮らし始めてこの記事を書いている時点で1年4ヶ月暮らしている訳ですが2回目の給気フィルター交換の際に初めて知ったことがあるのです。

それはPM2.5用フィルターはむやみに使うものではないということです。

しっかりと説明書を読む人などは今更何を言っているんだと言いそうな内容ではあります。

しかし世の中には説明書などをあまり読まずに使う人が多いのもまた事実。

せっかくなので通常のフィルターとPM2.5対応のフィルターの違いやその特徴からどんな風に運用したら良いのかを紹介してみたいなと思います。

ロスガード90の給気フィルター

どんなものなの?

一条工務店さんの家を建てると必ず設置されるのが計画換気を行うための機械であるロスガード90です。

間取り図でいうと1マス分のサイズになります。

2階建ての場合は必ず2階に設置する必要があります。

我が家では昔からよく聞く騒音問題を気にして出来るだけ影響がないような間取り設計を考えました。

CHECK

3枚扉の収納内にロスガードを配置し騒音対策をとった子供部屋の紹介はこちら!

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給気フィルターはどこにあるの?

ロスガード90は外気を取り込み計画換気の対象部屋に設置された給気口(SA)を通して家全体の換気を行ないます。

外気を取り込む際に汚れた空気を出来るだけ綺麗にするためにこのフィルターを通して外気を取り込むわけです。

このようにロスガードの扉を開けて蓋を外すと虫袋と給気フィルターにアクセスできます。

清掃・交換のタイミングと頻度は?

こちらはあまり明確な基準が示されていないように思うのですがヒントは入居時に配られるメンテナンスマニュアルにありそうです。

POINT

あくまで目安であり外気の汚れ具合など周辺環境によるものが大きいことをお忘れなく。

お手入れ

日常のお手入れに関しては2~3ヶ月に1回程度を目安にすることがお勧めされています。

お手入れに関しては掃除機などで汚れを吸い取るように指示があります。

これあまり定期的にお手入れされている方を見かけないのですがみなさんしっかりと清掃作業されてましたか?

交換タイミング

掃除機などで清掃をしているとフィルター表面が毛羽立ってくるようですね。

そうなると花粉などの除去効率が低下する可能性があるそうです。

そうなってくると交換のタイミングとして紹介されています。

リモコンのランプが点灯

またロスガードのリモコンに給気フィルター交換ランプが点灯する事があります。

こちらが点灯する明確なタイミングというのが分かっていないのですが約1年の時間が経つと点灯するようですね。

監督さんに確認したところ給気フィルターが汚れで目詰まりした状態を検知して点灯するような物ではないそうです。

いずれにせよフィルターを交換した際にリセットを忘れていなければ前回の交換から1年以上が経過しているという事だと思います。

このランプが点灯した時点で新しい給気フィルターに交換してくださいという事です。

実際のところは?

マニュアルを見ると2~3ヶ月おきに掃除をすると1年ほどは使えそうに思える給気フィルターですが実際はどうでしょうか?

こちらは使用を初めて10ヶ月間全く清掃をしなかった給気フィルターです。

さすがに10ヶ月も使うと汚れますよねと思うのですが。

こちらが3ヶ月後に掃除機で清掃をした後の6ヶ月目の給気フィルターです。

このように掃除機で清掃しなさいと言われても数ヶ月でかなり汚れるんですよね。

気にするなと言われればそこまでなんですがこのフィルターを通した外気が家中に供給されると思うと個人的にちょっとなんとかしたいです。

よって我が家ではリモコンのランプ点灯に関わらずに給気フィルターに関しては清掃・交換時期を決めて作業をすることにしています。

  • 3月→給気フィルター交換
  • 6月→清掃
  • 9月→給気フィルター交換
  • 12月→清掃

このようなタイミングを自分なりに設定して作業をしようと決めました。

またこのタイミングに関しては1ヶ月おきに必ずリモコンに表示される「排気フィルターランプ」点灯時を目安に考えています。

CHECK

1ヶ月おきに点灯する排気フィルターランプは家中のフィルター掃除のタイミング!

関連 【一条工務店】メンテナンスは自分なりのルールを決めて。フィルター掃除の流れを紹介してみる。

給気フィルターの購入方法とお値段は?

給気フィルターは担当監督さんや営業さんにお願いして手配も可能かと思います。

しかし現在は一条工務店さんのスマートフォンアプリを使ったほうが簡単なのかなと思います。

参照:一条工務店 夢発電アプリ オンラインストア

このようにスマートフォンアプリ内から注文が可能です。

支払い方法は代引きかクレジットカードが選択できますが代引の場合は手数料が掛かるようです。

ここでお値段を確認してみたいのですが

  • 通常のフィルター:4,644円
  • PM2.5用フィルター:5,130円

こちらは4枚セットなので1枚あたりの金額差は121円です。

どうみてもPM2.5対応フィルターの方が高性能だと思うのでこのお値段差なら黙ってPM2.5対応を使ったほうが良い気がしますよね。

なので入居後に支給されたフィルターも沢山残っていたのですが黄砂やPM2.5の飛散量が増える春先の時期以外はとりあえず通常フィルターを使用。

それを使い切ったらPM2.5対応フィルターだけを購入して使おうと思ってたんです。

思ってたんですけどこれから説明する理由により止めました。

いったいどんな理由だったのでしょうか?

CHECK

給気フィルターや虫袋の交換方法やそのタイミングを紹介した記事はこちら!

関連 一条工務店:ロスガード90の定期フィルターメンテナンスと注文方法

PM2.5対応フィルターとはどんなものか?

初めてのPM2.5対応フィルター交換

2016年11月に入居して。

2017年8月に初めて通常のフィルターに交換をして。

2017年12月に計画通りにフィルター清掃。

そしてこの記事を書いている2018年3月は予定通りPM2.5対応フィルターに交換することになりました。

2ヶ月訪問時に営業さんから頂いたフィルター類の中にこのPM2.5対応フィルターがありました。

箱に大きく記載があるので中身までは確認しないでいたのです。

今回初めてのPM2.5対応フィルターに交換ということで中身を開けてみるとあるものが目に飛び込みました。

取扱説明書が入っていました。

何となく目を通すと色々なことが書いてありました。

取扱説明書に書いてあった内容

特徴(メリット)

こちらが取扱説明書に書いてあった内容の抜粋です。

  • PM2.5対応フィルターは1.0~2.0μmの微小粒子状物質(以下PM2.5)を95%除去する性能がある。環境基準値は35μg/㎥(1日平均値)ですが近年は70μg/㎥を超える高濃度の日もある。
  • PM2.5対応高性能フィルターの場合はこれを室内に入ってくる頃には3.5μg/㎥まで低減することが出来ます。

※PM2.5とは粒子径が2.5μm以下の極小粒子状物質ですが当フィルターはPM2.5全てに有効ではありません。

通常の高性能フィルターの1.0~2.0μmの除去性能は30%程度です。

なるほど確かに通常フィルターに比べてPM2.5対応フィルターの方が高性能っぽいですよね。

ご使用推奨時期(デメリット)

一方で使用推奨時期としてこのような記載もありました。

  • PM2.5の濃度は4月~5月頃がピークになります。3月~6月頃の使用をお勧めします。

PM2.5対応高性能フィルターを使用すると換気システムのファン回転数が上がる為騒音が大きくなります。

ここでデメリットが出てきました。

PM2.5対応フィルターのデメリットにここで初めて気づいたわけです。

通常フィルターよりも細かい微粒子状物質を除去してくれるわけですから当然フィルターの目も細かいわけですよね。

それはつまりロスガード90が外気を取り込む際にPM2.5対応フィルターを通す事で通常フィルターに比べて余計に負荷が掛かっていることを示すのだと思うのです。

これがファン回転数の上昇=騒音の増大というデメリットになるのでしょうね。

花粉やPM2.5の大きさは大まかにこんな感じになっているようです。

通常花粉はかなり大きいので通常のフィルターを通過することは少ないのかなと思います。しかし飛散が増える時期に合わせて新しいものにして終わったら交換することも花粉症対策の一つになのかなと思います。

ロスガード90は負荷が掛かるほど騒音も増える

この高負荷化=騒音増という構図は確かに納得ですし心当たりもあります。

それはよく話題に上がるロスガードの騒音問題です。

ロスガードの騒音との戦い

一条工務店で家を建てようと思い情報収集していた時には色々な人がブログなどで情報を発信していました。

その中で常に話題に上がってきたのがロスガードの騒音問題かなと思うのです。

今も変わらぬ話題ですね。

ダイキン製のロスガード時代

当初はダイキン製のロスガードが採用されていました。

計画換気の為に換気システムを使った家というのがまだ馴染みのなかった時期でもあるのかな?と思います。

その為に余計に音などに敏感だった方もいることでしょう。

しかし次の世代になるMAX社製のロスガードに比べるとまだそこまで騒音に対してのクレーム等は少なかったのかなと思います。

初期のMAX社製のロスガード時代

その後にダイキン製ロスガードからMAX社製のロスガードに変更になりました。

切り替わった明確な時期が分からないのですが2013年~2014年頃なのかなと思います。

この初期のMAX社製のロスガードの騒音がまぁ大きかったようなんですよね。

この時期のブログ等を見るとその騒音に悩まされる方の記事がとても多かったと記憶しています。

  • 寝室に設置したら寝られないほど音が気になる。
  • 本体もだが近くに設置されるRA(排気口)から響く音が大きい。
  • 収納内などに設置するのが必須。
  • この場所に設置したらうるさくないですか?

などという話題が多く見られたように感じます。

POINTこの頃まさに一条工務店ブロガー全盛期。まだSNSではなくブログ発信がメインだったのかな。i-smartの情報を求めて沢山の人がブログを読んだでしょうし情報発信をする人も多かったと記憶しています。これが特にもロスガードの騒音問題を強く認識させる事になったのかなと思います。

その後2015年9月頃に騒音対策の取られたものに変更になったようです。

この様子はいえろぐ様の記事でも紹介されていました。

参照 ロスガードが騒音対策されるらしいールーフガーデンの難完結編ー

ちょうど私が打ち合わせを始める直前の記事だったのでこの情報を知れたことは間取り設計に関わりとても大きな出来事でした。

対応後のMAX社製のロスガード時代

この対応されたMAX社製のロスガードはそれなりに効果があったようですね。

私が宿泊体験をした体験棟は対策前のMAX社製ロスガードでしたが確かに夜間に音が気になるレベルだったと思います。

しかし実際に我が家に取り付けられた対応後のMAX社製ロスガードは目の前で寝ていても気づかないレベルです。

正面の扉を開けて初めて音を認識するレベルです。

この目の前で寝てても分からないレベルというのはもちろん個人差もあると思います。

しかしこの「騒音の大きさ」というのは単に個人差だけでは片付けられない理由もあるんですね。

家が大きい=負荷が掛かる

先程紹介させていただきましたいえろぐ様の記事です。

実は記事中にこんな気になる記載もあったのです。

効果は明らかに上がっているようです。

ロスガードは延べ床面積に合わせてちゃんと調整されているらしく延床面積が上がれば上がるほど騒音も出る様子

対策前の吸排気口では35dB程だった物が対策後の吸排気口では約10dB下がっています。10はデカイ。

我が家は延床約45坪なので、45dBが35dB程度に落ち込むようです。

参照 ロスガードが騒音対策されるらしいールーフガーデンの難完結編ー

いえろぐの管理人様に確認しましたところこの騒音値の例は一条工務店さんの担当さんが持っていた資料からの情報という事でした。

ロスガードが騒音対策されることにより騒音が減ったという事なのですがその中にある記載。

ロスガードは延べ床面積に合わせてちゃんと調整されているらしく延床面積が上がれば上がるほど騒音も出る様子

この記載が見逃せませんでした。

なるほど確かに同じロスガード90を使っていても28坪の家と40坪の家ではその大きさも違う訳です。

家が大きいほどロスガード90が働かなければならない換気量は多いわけでそれだけ負荷が掛かる。

それはそのまま騒音の大きさに関わるわけですね。

POINT我が家のロスガードの音が全く気にならないというのは28坪の平屋という事で家中に計画換気を行う風量がそこまで多くないこと(ダクト長が短い)という理由があるのかなと思います。このダクト長などにも拘ることでロスガードの負荷を減らし電気代というランニングコストを削減できるというお話もブログを書く中で知り合った方からお聞きました。

ロスガードの騒音は簡単に比較はできない

未だにロスガードの騒音の大きさを気にする方は多いと思います。

騒音を確認するには静かになった状況が必要になるので展示場などは向かないでしょう。

宿泊体験などで確認するのが間違いないと思うのです。

しかしながら

  • 自分の家との大きさの違い
  • 平屋と2階建て(ダクト長の違い)
  • ロスガードが騒音対応の前後どちらか
  • フィルターの種類

という点でもその騒音の大きさが変わるわけですね。

特にも家の大きさや平屋と2階建ての違いというのはそのままダクトの長さの違いになります。

そしてそれは換気量の違いになるわけでダイレクトに騒音の違いとなって現れてくるのかなと思います。

まとめ

という事で入居後初めてロスガード90の給気フィルターをPM2.5対応フィルターに交換しようとしたのです。

そこで取扱説明書を読んで改めて気づいたこと。

  • 通常フィルターに比べて確かにPM2.5の除去能力は高い
  • しかしロスガードに負荷がかかり騒音も大きくなる
  • 使用時期はPM2.5の飛散が増える時期に限ったほうが良い

このような点を気を付けなければならないのだなと思いました。

特にもロスガードの設置位置により騒音が実際に気になっている方。

このPM2.5対応高性能フィルターの取扱には十分注意しなければならないのだと思います。

PM2.5対応フィルターを装着することによって負荷が掛かりロスガードの寿命が縮まります!などという事を言うつもりはありません。

そんな事を言いだしたら25坪の家と45坪の家で年単位でロスガードの寿命が変わるのかと言われちゃいますしね。

実際のそんな所も分からないのですがあえて家の設定以上に高負荷な状態を続ける必要もないのかなと思います。

またフィルターの細かさで負荷が掛かることにより騒音が増えるという事は普段の掃除も重要であるという事です。

そして排気フィルターの清掃ランプと同等にロスガードリモコンの給気フィルターランプが点灯したら対応すれば良いやと思っている方居ませんか?

そういう方は1年近く全く何も対処されてないのではないでしょうか?

給気フィルターなどは2~3ヶ月毎に清掃も必要です。

この基本をないがしろにされてる方多いのではないでしょうか?

そうしないとフィルターが真っ黒に目詰まりして負荷がかかりロスガードの騒音なども余計に大きくなるのではないでしょうか?

ここだけはしっかりと清掃作業をされて欲しいなと思ったわけです。

我が家では忘れがちな清掃作業は給気フィルターランプの点灯を待つのではなく「◯◯月に清掃をする、◯◯月にフィルター交換をする」というルールを決めています。

そんなルールを皆さんも決めてみては如何でしょうか?

CHECK

給気フィルターや虫袋の交換方法やそのタイミングを紹介した記事はこちら!

関連 一条工務店:ロスガード90の定期フィルターメンテナンスと注文方法