新居にお薦めの温湿度計はコレ!温湿度計の誤差と過加湿を考える。

直営の一条工務店さんでは入居時に温湿度計を2個プレゼントしています。
またブロガーさんなどの間でも有名な温湿度計がありますよね。
床暖房を使っていることから外の寒さが分かりにくいという事で、室内と室外の温度と湿度を同時に計測し表示できる温湿度計も使われる方が多いと思います。
我が家では入居前から新居内の状態を管理するために温湿度計を何種類か準備していました。
温湿度計はどれも同じような数値を示すと思いがちですが、実はそれは間違いだったんです。
今回はこの温湿度計の誤差について紹介したいと思います。
湿度管理の重要性
一条工務店の家は「家は性能」のキャッチフレーズのもとに高気密高断熱住宅の最先端の性能を有していると思います。
網戸が標準でなかったりすることが変だよとよく言われますが、これは高高住宅の暮らし方の概念が今までの住宅と違うから当然なんですよね。
そもそもこの家の性能を堪能するには生活の仕方を変えなければならないわけです。
その為にまず行わなければならないのが「湿度管理」だと思います。
さらぽかのオプションを採用していない多くの一条ハウスにおいて熱交換に関してはロスガードシステムでおこなってくれますが湿度管理の機能に関してはそこまで期待出来るものではありません。
湿度に関しては管理と呼べるものではなく外気の湿度の影響をそのまま受けると言えるのかな。
加えて差圧感応式換気扇などの仕様から外気の絶対湿度の影響も受けますので、一番必要なのは温度によって変わる「相対湿度」ではなく空気中の水分量を表した「絶対湿度」を把握することです。
こんな事を考えている時にアメブロで丁度良いものを紹介してくださった方を真似っ子して手に入れた温湿度計を紹介しながらその誤差について書こうと思います。
湿度計の紹介
EMPEX Super EX Sensor 温湿度計

一条さんから入居時に2個プレゼントされる温湿度計です。
super ex sensorと呼ばれる高精度のセンサーを備えていて湿度の誤差はスペック上は±2%以内となっています。
温度と湿度がひと目で分かりやすいので我が家も旧宅からずっと愛用してました。なので無駄にゴロゴロいっぱい持っています。
CITIZEN THD501

言わずと知れた一条ブロガー御用達の温湿度計です。
これを持っていない一条ブロガーはモグリと呼ばれるとか呼ばれないとか。しかし一条トップブロガーさんで持っていない方が結構多かったのは意外でした。
この温湿度計の利点は何と言っても子機とワイヤレス通信で外の温度などまでひと目で把握できることですね。
一条ハウスは断熱性も遮音性も良いので外の気候が分かりにくいです。冬なのにうっかり半袖で外に出掛ける危険を回避することもできますね。
湿度の誤差はスペック上は±10%以内となっています。
AND AD-5686

こちらエー・アンド・デイさんで取り扱っています環境温湿度計です。
こちらは多機能なのですが採用のポイントは絶対湿度がひと目で分かることですね。
上の本体表示の一番上の11.4g/㎥と書いているものですね。こちらが1㎥に何グラムの水分量が含まれているかというものです。温度が変化してもこの数値は変わりません。
こちら大型の画面でとても見やすいですね。
湿度の誤差は一般的な使用範囲(30~69%)で±5%となっています。
(29%以下及び70%以上では±10%)
AND AD-5687 環境温湿度計 みはりん坊W

こちら先程の環境温湿度計の小型のタイプで持ち運びもできるタイプです。
我が家ではLDKを冷房するときに使うRAYエアコンの電源コードにクリップでぶら下げて夏場のエアコンの稼働条件となる温湿度を計測するために仕様します。
湿度の誤差は一般的な使用範囲(30~69%)で±5%となっています。
(29%以下及び70%以上では±10%)
また、夏場には外気の絶対湿度を計測するために雨の当たらない外にも設置する予定です。
春秋などは気温ではなくこの絶対湿度を見て窓を開けるかどうか決めます。
簡単に言うと外のほうが室内より絶対湿度が低い場合のみ窓を開けて良いと考えます。こうしないといくら外が涼しい気がしても水分を含んだ空気を室内に取り込む事により室内の湿度があがり余計に不快になります。
このような考え方が一条ハウスには必要であり、一歩暮らし方を間違うとその性能を活かしきれない事になるんですよね。
各温湿度計を並べてみる
これらの温湿度計を新居に入居前に揃えまして誤差を見てみました。
旧宅では条件が変わりすぎるので職場の机に並べておき、人の出入りしない深夜から朝まで置いた状態で朝一番に確認をしてみました。

すごーーく見難い写真で申し訳ないです。
室温に関しては16.7~16.9度でほぼ正確に計測できているようです。
しかし湿度に関してはかなりバラつきが大きいです。。。
湿度の差を見てみる
左から見てみるとこのようになっていますね。
45%/45%/52%/47%/53%
絶対湿度の測れる温湿度計の同じタイプの物はほぼ同じ数値が出ていますね。しかしやはり誤差が大きいように思います。
今回のこの測定に関しては一晩かけてほぼ室温などの変化のない状態で比較していますのでこのような結果になっています。
しかし実際の暮らしている部屋に置いてみると測定誤差の範囲はあるものの、一般的に一条さんから配布される温湿度計が一番低く計測結果が出そうです。
概ね+10%ぐらいで絶対湿度の測れる大きい温湿度計が高めに出るという感じに見受けられます。かなりバラつきが大きく感じます。
これには湿度変化に応じて測定に反映される早さも関係有るのかな?とか考えたりしましたが、素人なのでそこまではよくわからないんですよね。
この5機種を仕事中に並べて比較すること数日。
どうやら何となく小型の吊るせる温湿度計(みはりん坊W)が一番真ん中辺りの数値を取っていることが多く、これを基準として考えようかなと思いました。
みはりん坊Wを基準として
- 一条さんから貰った温湿度計には+5%
- 外気温も図れるブロガー御用達温湿度計にも+5%
- 大型の絶対湿度の測れる温湿度計から-5%
この位が私が使っている温湿度計の目安かなと思って使っています。
みはりん坊Wは安いですし基準ならそれを揃えればいいのにと思われるかもしれませんが、やはり表示の見やすさって大事です。
実際に次に温湿度計を買い足すならみはりん坊Wを追加すると思いますがフライングして何個か買っちゃいましたからね。
湿度は50%が理想?
冬になり乾燥が気になる時期になりますとよく言われるのは、理想的な湿度は50%というお話ですよね。
これなんですが室温がどのぐらいの時に50%なのかが分からないとさっぱり意味がない数字ですよね。

環境温湿度計 AD5686 付属パンフレットP13 インフルエンザの流行の指針(目安)
こちらは絶対湿度も計測できるAD-5686に付属してくるパンフレットに記載のある気温と相対湿度からみる絶対湿度量が一目できる表になります。
推測になりますがインフルエンザの流行がしにくいと言われるラインの11.0g/㎥という絶対湿度は気温が24度の時の相対湿度50%の水分量となっています。
一般的にはこの状態の湿度をもって理想的な湿度としているのだと思うんです。
そしてこの絶対湿度量が分かると窓の結露ポイントなどが分かるわけで

相対湿度が100%を超えると結露が発生しますので、例えば理想とされる11.0g/㎥に近い10.7g/㎥の場合は窓の表面温度が12度を下回ると結露が発生するということになります。
よって窓の結露対策などは一般的にハニカムシェードの下を開けると言いますが、その家の外気温・風当たり・陽当り・窓のある場所の局所的な絶対湿度によって全く条件が異なる訳です。
夜間の寝室などは部屋の広さからしても呼気だけでかなり湿度が上がってそうです。
他人の家の結露具合はそれらの条件によってかなりバラつくのであまり当てにならないと思います。
あくまで自分の家の窓ごとの条件を気にするべきです。
今回の記事の目的
絶対湿度を使って我が家でどのように湿度管理をしているかは別記事で書きたいと思いますが、現在我が家の状態を説明しますと入居一年目の冬で洗濯物は完全に室内干しした状態で室温は21~24度、相対湿度は50~60%の間を行き来している状態が多いです。
この状態だと絶対湿度は12~13.0g/㎥の事が多いです。
この状態はインフルエンザの流行がしにくいと言われる状態である意味理想ではありますが、最低気温がマイナスに近くなると高確率で結露を発生させる湿度環境になります。
私の理想としては絶対湿度は10.0g/㎥ぐらいが良いかなと思っていますので我が家の室温でいうと相対湿度でいうと40~50%ぐらいだと良いことになりますね。
私の住まいがある地域では冬季の最低気温から考えてどんなに頑張っても結露を完全に無くすることはできないと思っています。
問題なのは結露の心配がある夜間なので我が家では深夜電力を使って除湿機を稼働しています。除湿機は春秋のエアコンを稼働しない時の湿度管理に使おうと思っていたのですが、まさか入居して直ぐの冬に使うことになるとは思いませんでした。
このお陰でLDKからの殆どの窓で結露は予防できました。主寝室と日当たりの悪い洋室の窓だけはどうしようも無いんですけどね。
もしもここまで湿度管理を考えられるのならば入居一年目の冬は加湿器を買うのを思いとどまり、自宅の湿度がどのようになるのか確認してからでも遅くないと思います。
入居一年目からしっかり乾燥する家もありますが、我が家のように加湿が要らないレベルに乾燥しない家も多くあります。
これには上棟時に木材にどれだけ水分を含んでいたか?とか、家の間取りだったり、生活の仕方だったり、洗濯物の干し方だったり、様々な要因があると思います。
これらの要因だって私が勝手に理由に考えるだけで原因といえるのかさえ分かりません。
話が逸れました。今回この記事は間取り紹介が落ち着いたら書こうと思ったのですが、まさにピッタリの話題の記事を書いてくださった方がいらっしゃったので慌てて記事にした訳です。
ご存知の方も多いかと思いますがフエッピーさんの記事です。
フエッピーさんはブログ村などにも登録されていませんが、アメブロで記事を書かれた当初から記事を拝見しておりましてツイッターなどでお友達には紹介をさせて頂いておりました。
開始当初は私がブログなどで紹介をすると逆にご迷惑になるかな?と思い記事上では紹介していませんでした。
今回のフエッピーさんの記事を拝見してわたしもみはりん坊wが一番まともっぽかったよ!っと安心したと同時にこの記事を書くなら今しかない!って思ったんです。
私の温湿度計もまさにフエッピーさんが紹介されていたものを使わせて頂いております。
ご本人に連絡を取る術を持たないので失礼ながら勝手に紹介させて頂きました。
ご紹介させて頂くことに問題がありましたら私のコメントにでも連絡を頂ければすぐに記事を差し替えさせて頂きます。
お薦めの温湿度計はみはりん坊Wです
お値段と測定誤差から考えておすすめは「みはりん坊W」です。
一条ハウスを快適に過ごすには絶対湿度を計測できる温湿度計が必須だと思います。
みなさんも是非手に入れてみて、家の状態を感覚に頼らずに目に見える数字で把握されては如何でしょうか?
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