災害時や長期停電などの際に電動工具などで有名な「マキタ」のバッテリーを使ったUSBアダプタからの充電が注目を集めています。
大容量のモバイルバッテリーは普段からお使いの方も多いでしょう。
しかし残量が無くなるタイミングが多く充電時間が長い事から緊急時向けでは無いのかなとも思います。
今回紹介するマキタUSBアダプタは一般的なモバイルバッテリーに比べて
- 6.0Ahを約40分で急速充電
- 片側2.1A×2口で最大4.2A出力
という災害時を考えるとかなりの優れモノのモバイルバッテリーへと変身させてくれるUSBアダプタです。
ご自宅で普段から掃除機などに使う事が出来るマキタバッテリーだからこそいざという時に役に立つわけですね。
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災害・停電時に必要なバッテリー
災害や停電時に取り急ぎ必要になるものは水・食料・安全などを確保するものでしょう。
しかし忘れてはいけないのが「情報」かなと思います。
その中で普段から使っているスマートフォンなどはやはり欠かせないものになりそうです。
もちろん長期的にはラジオなどが必要になるとは思います。
しかし「現状を把握する」という点においてスマホなどへの充電方法の確保はかなり優先されそうです。
モバイルバッテリーでは不安な理由
災害や停電時を考えた際に普段からモバイルバッテリーなどを使っている方は
と思う方もいらっしゃる事でしょう。
普段ならモバイルバッテリーで良いと思うのですが今回想定しているのは災害や長期停電時です。
- 普段からのバッテリー残量
- 充電時間
というのが大きなポイントになります。
例えば帰宅時には残量がかなり減っていたりしませんか?
災害発生時には帰宅にも時間が掛かりさらにモバイルバッテリーの残量が無くなっていたりしませんか?
一方でマキタバッテリーは基本的に掃除機や電動工具などに使用されるものです。
残量が減っていることはあってもゼロのまま放置ということはほとんど無いでしょう。
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バッテリーの急速充電がポイント
さらにマキタバッテリーのメリットはその充電時間にあります。
モバイルバッテリーで人気のこちらの商品ですが
10.0Ahで満充電まで約5時間掛かるとの事なので1.0Ah当たり約30分掛かることになります。
一方でマキタバッテリーは18Vの場合でも
- 3.0Ah→約20分
- 6.0Ah→約40分
という事で1.0Ah当たり約7分で充電が可能になります。
モバイルバッテリーに比べてかなりの急速充電であることが分かります。
マキタUSBアダプタ ADP05 14.4/18V対応
マキタバッテリーに装着可能なUSBアダプタは2種類あります。
こちらは14.4Vと18Vのバッテリーに対応したUSBアダプタになります。
アダプタ上部にはベルトフックとストラップホールが取り付けられています。
こちらに電源のスイッチおよびUSB端子が2口あります。
USB端子にはゴム製のカバーが取り付けられています。
カバーは真ん中で止まっていますので乱暴に扱わなければ外れることはありません。
装着時にはスライドさせながらマキタバッテリーに取り付けるだけです。
マキタバッテリーの白い着脱ボタンを押しながらスライドさせるだけで取り外しが可能です。
使用時にはこのようにUSBケーブルを取り付けて使うことになります。
またUSB端子が2口ありますので災害時にはUSBライトなどと共に使用することも可能です。
ポイントは最大4.2Aの2口同時出力
モバイルバッテリーなどでは売れ筋の大容量タイプはUSB出力端子が1口の物が多いです。
一方でこちらのマキタバッテリー対応USBアダプタは
- 片側2.1A×2口
- 最大4.2A
での同時出力が可能であり短時間で充電を終えることが出来ます。
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マキタUSBアダプタ ADP08 10.8V対応
一方で10.8Vバッテリーに対応したADP08はUSBの出力端子が1口しかありません。
また意匠面ではベルトフックが無いようですね。
2口を同時出力できるようなメリットは消えてしまいますがやはり急速充電が出来るなどの基本的なメリットは消えません。
さらに10.8Vの場合にはバッテリー容量が1.5Ahと若干少ないものの小型のバッテリーもあります。
3.0Ahを超える通常サイズのバッテリーに比べ持ち運びも可能なサイズがある点は見逃せませんね。
お使いのバッテリーが10.8Vの場合にはこちらのアダプタを選択しますようにお気をつけ下さい。
マキタバッテリーの選び方と重さ
マキタバッテリーは様々な種類があります。
と思われる方も多いでしょう。
マキタバッテリーは基本的に型番を見れば全て分かるようになっています。
電圧はみなさんが普段からお使いの掃除機などを参考にして頂ければ良いと思います。
10.8V<14.4V<18V
の順番に電圧が強くパワーが出ます。
バッテリー容量は数字が大きいほど多くなります。
一般的にバッテリー容量が増えると重さも増えるものです。
しかし私の持っている18Vの3.0Ahと6.0Ahを比較してみると
このように28グラムの違いしかありません。
また型式の最後に「B」がついたモデルは「バッテリー残量」が確認できるモデルになります。
このように新しいモデルはバッテリー残量表示のインジケーターがついています。
こちらのボタンを押すことでバッテリーが確認出来る点はとても便利だなと思います。
掃除機などを使っているとバッテリー容量の少ない機種はあっという間に力が無くなってくると思います。
この場合は逆にこまめに充電することにもなりそうですね。
一方で大容量バッテリーは容量が大きいだけに充電機会が減り気づいたらバッテリーが無いということもありそうです。
そのような事態を防ぐためにある程度までバッテリーが減った際に充電をすることで災害時にもマキタバッテリーを活用することが出来そうです。
マキタのUSBアダプタのまとめ
今回紹介しました14.4/18V対応のUSBアダプタは
- USB出力端子×2口
- 片側2.1A×2口の最大4.2A出力
というモバイルバッテリーとしてもかなり魅力的な性能になっていると思います。
ただしバッテリー本体が大きく重いだけに普段から気軽に持ち歩く物とは別に考える必要がありそうです。
その為に自宅で普段から使うことだけでなく災害時に照明や扇風機など他の機器を使うことも考えて
- 最低でも14.4V、できれば18Vで
- 大容量タイプで
- バッテリー残量表示のある
最新のマキタバッテリーを普段から使ってほしいなと思います。
既に10.8V機器をご使用の方はそちらを有効に使いながら対応機器を揃えサブバッテリーなどを準備するのも良いでしょう。
皆さんも災害時だけでなく普段から使えるマキタを使って災害時への備えも同時にしてみませんか?