間取り紹介#28 リビング:建築化照明の為に天井下げました&プチ内覧会

リビング




こちらの記事ではリビングにのテレビコーナーに設置された間接照明を中心に紹介しております。

間接照明であるコーニス照明を設置するにはいろいろな方法があります。

その中で私が選択したのはリビングの天井全体を10cm下げるという選択でした。

コーニス照明を設置する際に選択される様々な手法におけるデメリットやデメリットを含めて我が家のテレビコーナー周りがどのように計画されたかをご覧ください。

リビング:テレビコーナー

図面の紹介

畳コーナーの北側、左側にある主寝室への通路の壁がテレビ台を置くコーナーになります。

天井補強

オプション料金:2,850円(3尺×9尺)

こちらは将来的に天井吊り下げのスピーカーやスクリーンなどを採用する事になった際に困らないように念の為に補強しました。

しかし天井付けのスピーカーを採用することはまず無いと思います。

壁下地補強

オプション料金:5,850円(幅2,730ミリ×高さ1,820ミリ)

基本的にテレビはテレビ台にのせて使用する予定です。

しかし将来的に壁掛けにする可能性を考えて補強しておきました。

その際には配線関係を通す計画もリフォームで計画しなければいけませんね。

床暖房のキャンセル

こちらのテレビボードが置かれる部分は床暖をキャンセルしました。

一条さんの床暖房はよくあるホットカーペットのように表面が熱くなるものではありません。

しかしテレビボードを置きますしテレビボード内は唯でさえHDDレコーダーやアンプの排熱がネックになる場所なので念のために床暖をキャンセルしました。

電気図面

図面の紹介

テレビコーナーなのでそれなりにコンセントなどが集約されています。

スイッチ及びコンセント

  1. 通常の3口コンセント
    扇風機や主寝室方面に空気を押し出すサーキュレーター用のコンセントです。
  2. こまめにコンセント&スイッチ
    こちらもお馴染みのセットです。テレビの裏側に設置する間接照明のスイッチを壁面のスイッチでON/OFF出来るように設置しました。
  3. JCTコンセント
    プレステなどに有線LANを使えるように
  4. スカパー用CSアンテナ
    我が家ではダブルチューナーのスカオアー機器を使用しているので、外部アンテナから配線を2本引き込まなくてはなりません。その為の端子になります。
  5. HDMI配線用空配管(Φ28ミリ)
    スカパーを主寝室側のテレビで見るためにセレクター操作一つで主寝室側へHDMI端子を通して信号が届くように設計しました。事情により空配管のみ設置しています。

コーニス照明の紹介

我が家では設計当初から間接照明(建築化照明)を採用したいと考えていました。

リビングライコンを使用してのライティングにおいて一番の目玉と言えるのがコーニス照明の採用でした。

コーニス照明とは

間接照明(建築化照明)には色々な種類があります。

今回紹介するのは主に壁面を上から照らすことにより奥行き感と明るさ感を出すのがコーニス照明になります。

パナソニックさんの資料によるとおおよそ100ミリ程度天井に窪みを作りそこに照明を仕込むことでコーニス照明を作ることが出来ます。

パナソニック すまいのあかり設計集より

光の範囲を広げるには壁面との距離を広げれば良いのです。

しかしそれによって照明が直接目に入ってしまうことにより間接照明の意味を成さなくなる可能性もあります。

そのためにコーニス照明を設置する位置によっては詳細な計画検討が必要かなと思います。

施工連絡票 C-1

リビング照明 天井さがる

このような施工連絡票を設計士さんに書いてもらいました。

図面右上にある照明の設置に対するものですね。

間接照明の為に使用したLED照明

LGB50147LB1
オプション料金:13,400円×2本=26,800円(定価26,800円/本)

我が家のコーニス照明を設置する部分は3マス分の幅になりますので内寸で言うとL2560ミリになるかと思います。

使用した建築化照明は本体の長さがL1212ミリなので2本連結するとL2424ミリであり両端に約68ミリの隙間が出来ます。

実際にはもっと短い照明を何本か連結するとギリギリに配置出来るのですが作業性を考えるとこのぐらいが限度かなと思います。

スイッチに関しては以前に紹介しましたリビングライコンで一括制御しております。

コーニス照明を作るために

コーニス照明を含めて建築化照明と呼ばれるものを作るにあたり一番の基本は

「光源を見えないようにすること」

です。

そしてこれが本当に難しい。

私の建築した一条工務店さんの家(主にi-cube/i-smart)においてコーニス照明を綺麗に作るのが一番ハードルが高いのではないかなと思います。

その理由として断熱材の存在があります。

基本的にコーニス照明は天井に窪み(凹み)を作らなければなりません。

しかし一条工務店の家は断熱材がビッシリと配置されそれを削ることを社内ルールとして物凄く嫌います。

なので断熱性能が下がっていいからと施主が言っても一般的には設計してくれないでしょう。

ただしFC一条さんでは対応してくださる場所もあるようです

コーニス照明を作る方法1 タレ壁を利用する

間取り検討をしていると出てくるタレ壁ですがよく邪魔者扱いされますね。

しかしこれを逆手に取りタレ壁の奥に照明を仕込んでコーニス照明のように作ることが可能です。

出典先の画像は一条工務店のお宅ではありません。

我が家の場合構造に関わるSタレ壁は約27センチになっています。

しかし構造に関わらなければ設計時に計画をすると何センチでもタレ壁は作ってもらえると思います。

採用したい場所の両脇に壁が有ることが条件になりますがこの方法が間違いなく簡単にコーニス照明を採用できると思います。

しかしこの方法はデメリットがあるんです。

タレ壁を利用する方法のデメリット

タレ壁に影が出来てしまうんです。

コーニス照明は壁面を上(天井)から照らす間接照明です。

しかし実際には壁面だけでなく手前方向に光が拡散し全体を照らす効果も高いです。

タレ壁部分に影が出来るのは気にしなければ良い反面やはり不完全感が否めません。

Sタレ壁が必要なければ10センチほどの垂れ壁を作っても良いのですがやはり部分的にボコッっと天井が下がっているのは見栄えはよくないと思います。

コーニス照明を作る方法2 区画全体の天井を下げる

タレ壁において必要な10センチ程度を下げる延長になりますがテレビコーナーなどの区画全体の天井を下げることでも設置が可能です。

これはホームシアターでスクリーンなどを設置したお宅でも使われる方法です。

ホームシアター用のスクリーンを設置すると10センチの出っ張りが出来るようです。

これを利用してコーニス照明を採用されている方はよく拝見しますね。

こちらが電動スクリーンを利用して作られたコーニス照明です。

電動スクリーンを設置する為に10センチ下がった天井を利用してコーニス照明を採用されました。

スクリーンなどが配置された区域が壁から一体となって続いているのでいかにもスクリーンや照明を取り付けました!という感が無くスッキリしていると思います。

色々な角度からの写真が掲載されていますので念の為にリンク貼らせて頂きますね。

コーニス照明を作る方法3 天井全体を葺き下げてしまう

これが私が行った方法です。

リビング全体の天井を10センチ葺き下げました。

当初TVボード上の部分だけ10センチ下げようかなと思っていました。

しかしどうしてもタレた天井部分の段差が気になって気になってしまったのです。

この点に関しましては私も設計時に物凄く悩みました。

なにせお金を払ってまで天井を高くする人がいる一方で私はそれを下げようというのですからね。

しかし私の結論はリビング全体の天井を10センチ葺き下げる事でした。

上の図面でいうと緑枠の部分が天井高CH=2300になっています。

リビングとダイニングキッチンの境い目にはSタレ壁があるのでリビング部分の天井が10センチ下がっているのは全く分かりません。

恐らく何も知らないで入ってきた人はほぼ気づかないと思います。

それだけ人の感覚というのは鈍感なのでしょうね。

我が家でこのような決断に至った理由の一つにはこの空間のメインが畳コーナーであることも大きいと思います。

ソファもありますがやはり畳コーナーでゴロゴロする空間であるからこそあまり天井の高さを気にせずむしろ篭り感があって良いのかなと思ったのです。

実際には天井が下がっているのか全く分からないのでそういった感覚も無いのですがね。

天井を下げる際のポイントと注意点

天井全体を葺き下げるポイント

我が家ではこのリビングとダイニングキッチンを隔てる空間にSタレ壁が存在していました。

このタレ壁がポイントです。

これがないと天井を下げた事が丸わかりになって台無しになってしまいます。

建築中の記事になりますが天井が下がっている様子はとりあえずこちらをご覧下さい。

関連 天井下がりのリビング、本当に下がってる?

関連 無いはずのクローゼットが出来た!

天井全体を葺き下げる際の注意点

私のように天井全体を葺き下げる決断をされる方は多くないと思います。

しかし念の為に注意点を記載しておこうと思います。

これらは通常は設計さんが気付いて対処してくれる件だと思います。

しかし天井を葺き下げるなんて事をしたことがない方はほとんどだと思うので念の為にチェックしてくださいね。

カーテンの取り付けに関する注意点

カーテンを設置する場合に窓との関係でカーテンレールなどの取り付け幅が狭まる可能性があります。

デザイン性の高い物を採用されるならばチェックしてください。

エアコンの取付に関する注意点

エアコンなどを取り付ける際はそのスリーブ配管の取り付け位置やコンセントの高さなども気を付けて下さい。

間取りによってはエアコンの大きさによっては窓枠に接触する可能性も出てくるかもしれません。

天井を10センチ下げるのであれば標準設置高さから10センチ下げることを忘れないようにしましょう

住設関係の注意点

施主搬入の収納などが有る際は、天井が下がっていることによる弊害が出るかもしれませんのでご注意下さい。

壁紙に関する注意点

このような間接照明を採用するに当たりエコカラットなどを配置する方も多いでしょう。

特にもエコカラットを採用してその凹凸の陰影を楽しむ計画をされる方もいらっしゃるでしょう。

一方でアクセントクロスなどで暗い色の壁紙を採用されると光の反射が吸収されるというのかな?配光が上手く出ない可能性があります。

我が家ではこの出来上がりを想定しLDKの壁紙は白ではなくベージュ系の塗り壁調の壁紙を採用しました。

結果として電球色の配光が自然に反射されていい雰囲気になったと思います。

そしてエコカラットほどではないもの塗り壁調の壁紙でも凹凸が何となく見える良い空間になっています。

我が家で採用したクロスは「IC-0068」という品番ですがこちらの記事にて壁紙をちょっとだけ紹介しましたので宜しければご覧下さい。

関連 壁紙が貼られるまで

コーニス照明のフライング内覧会

ということで出来上がった我が家のコーニス照明ですが間取り紹介の説明だけでは分かりにくい方も多いと思いますので内覧会を前にちらっと出来栄えを紹介したいと思います。

入居前でスマートフォン撮影なので画質が悪いのは勘弁してください。

これがコーニス照明のみの様子になります。

コーニス照明の光量がかなり有るように見えますが実際はかなり自然な配光になっています。

シャッタースピードの関係でどうしてもこのような写りになってしまいます。

見ておわかりになるように天井部分の凸凹が無いだけでこんなにスッキリした印象になります。

こちらテレビ設置前ではありますがコーニス照明とテレビ裏に配置した間接照明を同時に点灯した様子です。

テレビボード上に置いてある間接照明はコンセントの際に紹介したとおりテレビボード右の壁面にスイッチを配置しましてそこでON/OFFの操作を行います。

同じパナソニック製のLED照明な事もあり色合いも揃っていてとても綺麗です。

使った照明の種類などに関しては正式な内覧会の際に紹介したいなと思います。

関連 【Web内覧会】LED間接照明でライティングされたLDK・リビングのテレビコーナー

こちらはテレビ裏の間接照明のみを使った際の写真です。

テレビに隠れた光が左右天井の3方の壁に均等に当たってなんとも綺麗な配光を醸し出してくれました。

これは想定外に良かった件になりますね。

御覧頂いて分かるように壁全体が発光しているような感じになって本当に優しい光なんですよね。

夜に寝る直前などはLDKの照明は全て消してこのテレビ裏の間接照明だけで過ごしています。

タレ壁を使うようなコーニス照明だとこのような綺麗な配光は出なかっただろうなと思います。

まとめ

我が家のように間接照明の為に天井全体を葺き下げようと言う方はほとんど居ないと思います。

わざわざオプション料金を支払ってまで天井高H2600を採用する方も居る中でかなり異端だとは思います。

しかし天井高というのは10センチ程度であれば暮らしていく中で全く気になりません。

むしろ凸凹した天井のほうが下がっている感が強いと思います。

ここは本当に大事なところです。

タレ壁を使用して天井下がりの部分を隠せるとこのような綺麗な建築化照明が一条工務店の家でも可能になります。

もちろん天井高H2600のオプションを採用した上で葺き下げることも可能でしょう。

我が家では採用しませんでしたがソファコーナーの上に採用したダウンライトを使わずに南側もコーニス照明を配置しても十分な明るさを確保出来た確証があります。

この記事をご覧になってコーニス照明などの建築化照明に興味を持たれた方は騙されたと思って是非ともトライして欲しいなと思います。

コーブ照明なんかも壁を葺かす事によって簡単に設置出来ると思います。(コーブ照明は埃とか溜まりそうですけどね

  • シーリングライトを設置する
  • ダウンライトを設置する

機能としては十分ですがこのうような建築化照明は本当に部屋の雰囲気がガラリと変わります。

このような提案をして下さる設計さんや営業さんはまず居ないと思います。

リビングライコンなどを使っての照明案を含めてこのような作業が出来るのは設計時だけです。

作業を嫌がる設計さんなども居るかもしれませんが興味をお持ちの方は頑張って設計されてくださいね。