今回のWeb内覧会は寝室に採用したリビングライコンでどのような空間が出来上がったのかを紹介したいと思います。
寝室となると寝るだけの部屋としてシーリングライトなどを採用して終わらせてしまう方も多いと思います。
最近のシーリングライトには調光・調色・間接照明機能まで搭載されている物もありますので、全体的な機能としては申し分ないと思います。
しかし睡眠時間がパートナーと異なる方も多いと思います。その際には個別に操作できる照明なども欲しい事もあるのかな?と思います。
我が家で寝室の照明計画において気をつけたことを交えてどのような照明プランを作ったのかを紹介したいなと思います。
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電気図面の紹介
とりあえず寝室の電気図面でも照明配置に着目して確認をしてみようと思います。
使用した照明は二種類です。
いずれもシンクロ調色機能付きですので昼白色→温白色→電球色という色の変化を楽しめますし、リビングライコンで一括管理が可能です。
リビングライコンの親機はこちらLDKとの出入口に配置し、操作できるリモコンも妻と私が別々に使えるように2個手配をしました。
なぜリビングライコンを採用したのか?
一般的にシーリングライトなどが採用されたり、とったらリモコンなどの特殊スイッチを採用される方も多いかと思います。
しかし前述した照明のリモコンは壁のスイッチとの連動性があまり良くなかったと記憶しています。つまりどういう事かというと
寝室入室時に壁のスイッチで照明ON
↓
寝る際にリモコンで照明OFF
↓
翌日の夜に入室時に壁のスイッチを2回押してON
か
暗い中でリモコンを探してON
ということで、いずれにせよちょっと動作的に面倒かな?と思ったんですよね。
リビングライコンであれば、壁のスイッチを使っても手元のリモコンを使っても動作的に気にすること無く照明を使うことが出来ます。
それでは設定予定のシーン別にどのような点灯状態になっているのかを確認しましょう。
シーン1:部屋中が昼白色プラン
こちらは部屋全体が昼白色の白っぽい灯りになるプランで設定しました。主に着替えなどをする際に使用するつもりでしたが、実はほとんど使うことがありません。
このような照明プラン設定になります。
家中が電球色メインなのでやはりこの昼白色が鮮明に写ります。
現在は調光調色80%程度の温白色にしてあります。100%の昼白色ではやはり明るすぎるというか家全体のプランとして合わない気がしました。温白色まで調光を落とすことにより大分良くなった印象があります。
シーン2:部屋中が電球色プラン
こちらは部屋全体が電球色のあたたかみのある色合いになるプランです。主に就寝前に部屋をある程度明るくしたいときを考えて設定をしました。
全体的に電球色でも明るめの調光調色40%ほどに設定しています。
やっぱり電球色は落ち着く感じがしますね。
我が家の居室が基本的に電球色なので、部屋中を点灯させようと思うとシーン1の昼白色よりはこちらを選んでしまいます。
シーン3:枕元のみだが割りと明るいプラン
こちらは枕元のブラケットライトのみを点灯し足元のダウンライトは使用しないプランです。
主に睡眠導入前にそれなりに灯りが欲しい場合に使用しています。
枕元のブラケット照明は20%ほどの照度となっています。
部屋の明るさが大分下がったためにカメラの特性として照明がとても光ってみます。実際はかなり落ち着いた色合いになっています。
寝室を寝るための部屋として割り切って使う場合にはこのシーン3の灯りがあれば十分です。
シーリングライトであればリモコンなどで部屋全体を調節するしかないのですが、ダウンライトなどを多用されている寝室を見るとそこまで照明が必要なのかな?と思うことがあります。
ダウンライトを多用される場合には、シーンに応じて使い分けができるように回路をしっかり分けましょう。
シーン4:テレビの後ろ側のみのほんのり点灯プラン
こちらはテレビを設置予定のLDK入口側の壁に設置されたブラケットだけを点灯するプランです。
こちらはシーン3と同じ表記に見えますが、点灯・消灯のギリギリの状態です。シーン3が20%とするとこちらは1%というところでしょうか。
写真では明るく見えますが、カメラのシャッタースピードの関係でかなりギリギリ視認できるぐらいの明るさです。
こちらのプランが一番用途が多いです。まずは寝る直前のほんのり点灯として使用すること。もうひとつは壁掛け予定のテレビの後ろを照らす間接照明として使うことです。
こんな風に壁掛けテレビを設置予定でして、ブラケットライトがちょうどテレビの裏側に来るように高さ設定をしました。
寝室における照明の設置案
こちらの寝室の照明設置においては気を付けた点が色々あります。
枕元のブラケットライトは低い位置に設置する
先程も紹介したとおり壁掛けテレビの間接照明として使えるようにした都合もあるのですが、一番はお布団で寝る際に照明が高い位置にありすぎると光源が直接目に入って眩しそうだなと思ったからです。
写真では明るいですが実際には照度もかなり低いので眩しいと感じるほどの光でもありませんし、この高さならば畳のスペースに横になっても光源が直接見えるようなことは殆どありません。
枕元の直上には照明を設置しない
先程のブラケットライトにも被る内容なのですが、寝転がった際に直上にある照明(特にもダウンライト)はかなり眩しく感じます。これは照度を落としても同じことです。
先程から申し上げているように寝室にそこまで過度な明るさは必要ありませんし、必要だとしてもわざわざ直上にある必要はないわけです。
もしも視線に入る場所にダウンライトを設置するならパナソニックさんの「パネルミナ」タイプのダウンライトなどを使用すると良いと思います。
ということで、我が家の寝室のお布団関係のエリアにはブラケットライト×2灯とダウンライト2灯しかないわけです。
こちら足元のダウンライトですが実際には就寝直前などは使うことがほとんど無いわけです。実際に点灯してみるとこの位置でも光源が目に入って眩しいです。夜の寝る前だから余計に感じます。
部屋の大きさに対してこの4灯照明では明るさが足りるのか心配になると思います。実際私も半信半疑のままだったのですが、予想以上に十分な光量であったので安心しました。
番外編:WICの単独照明
アクセス頻度の高い扉のないクローゼットにはリビングライコンとは回路を分けたダウンライト照明を設置しています。
ちょっとした着替えなどはこのダウンライト照明だけで十分な明るさです。
まとめ
主寝室の照明案について我が家で打ち合わせ中に考えて実行したことを紹介させて頂きました。
最後にもう一つだけお伝えしたいのが、寝室を利用する際にパートナーの就寝が遅いほうが寝る場所までたどり着くまでの経路と照明案も合わせて確保してほしいということです。
我が家ではシーン4の畳からちょっと離れた場所でのほんのり点灯が寝る際にも明るくなりすぎず良い働きをしてくれます。
同じようにベッドなどでも手元で操作できるスタンドライトや間接照明など個別に操作できる照明があると良いなと思います。
そして、就寝時に消灯した照明を翌日の夜に点灯する際にどのような動線や操作が必要か?を今一度頭のなかで考えてみて下さい。我が家はこの時点でオプション代をかけてもリビングライコンの採用に踏み切りました。
寝室は確かに寝るだけの部屋ですが、人生の約1/3を過ごす部屋でもあります。枕やお布団などに拘る他にも、こういった照明案から快適な寝室が手に入れば良いなと思います。
寝室照明の詳しい間取り紹介はこちらをご覧下さい。
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