一条工務店さんで図面などの打ち合わせが終わり着手承諾をしますと、通常は2~3ヶ月ほどの期間をおいて上棟になるのかなと思います。
上棟前には基礎工事があるわけですが、さらにその前に行われる行事として「1次外構」と「地縄張り」と「地鎮祭」が挙げられるのかなと思います。
「地縄張り」は必ず行われるものですが「1次外構」に関しては造成された土地の場合には既に済んでいるものだと思いますので必要がないと思います。
また「地鎮祭」に関してもお金が掛かることですし、執り行わない方もいらっしゃると思います。
我が家では「1次外構」も「地鎮祭」も含めて全ての工程を執り行いました。
簡単ではありますがその過程を紹介したいと思います。
今回は「地縄張り」と「地鎮祭」の様子になります。
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地縄張り
建設予定の土地に家の形を縄を張る形で表し、土地に対する家の配置を確認します。
もちろん家の配置だけを確認するだけではありません。
家の境界線との距離をしっかりと確認する役目が施主にはあります。
この敷地求積図にかかれている境界線との距離を確認することになります。
またGLに関しても確認をされると思うのですが、基準点から◯◯センチあがるんだなと図面から読み取れても実際には私は分からなかったです。
我が家では敷地求積図に記載のあるこの位置を確認しました。
しっかりと図面通りに杭が打たれ地縄が張られていることを確認しましたら、敷地求積図の右下にある「現場確認次配置GL承認欄」にサインをします。
こちらの場所にサインをしまして地縄確認の完了になります。
地縄のライン=家の外壁ではない
地縄が張られると敷地に対して家がどのような配置になっているのかを実際に確認できると思います。
しかし地縄が張られているラインは家の外壁の中心点であり、外壁面ではありません。
ハイドロテクトタイルを採用した場合には有効寸法が地縄のラインであろう外壁の中心点から約30センチほど狭くなります。
ただし、地縄を張った時点で間違いに気づいても大きな変更はかなり厳しいかと思います。
- 家の配置により基礎関係の判断をしている
- 斜線規制などの問題
- 建築申請などの問題
- 擁壁などがある場合は力の掛かり方の問題
もっと色々とありそうですけど、これらの問題により基本的に大きな変更は難しいと思います。
家の配置に関してはやはり自分でも土地に通って、図面だけでなく実際の外構計画などと共にあらかじめ詳細に確認しておくことが必要かなと思います。
◯◯を置きたい。◯◯を置いていても人が通れるようにしたい。この外構にはブロックとフェンスを取り付けます。
このような相談を設計段階からしていれば、地縄確認の時に驚くようなことは減るのかなと思います。
この辺の詳細につきましてはこちらの記事にて紹介しておりますので宜しければご覧ください。
https://www.maboko.net/advice-10/
地鎮祭
地鎮祭に関しては執り行う人と執り行わない人それぞれかと思います。
実際に我が家もやらなくて良いかな?と思っていたのですが結局やることになりました。
地鎮祭を執り行う時期
我が家では購入した土地に対して基礎工事を行う前に1次外構を行う必要がありました。
地鎮祭というのがそもそもこのような意義で行われるんですね。
地鎮祭(じちんさい、とこしずめのまつり)とは、土木工事や建築などで工事を始める前に行う、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る。これには神式と仏式がある。一般には神を祀って工事の無事を祈る儀式と認識されており、安全祈願祭と呼ばれることもある。鎮地祭、土祭り、地祭り、地祝いとも言う。
参照:Wikipedia
土地の神様に対する儀式であることから土地を弄ることになる1次外構前に行ったほうが良いという反面、1次外構をせずに基礎工事の前に地鎮祭をする人もいるわけで。
そもそも1次外構の必要がない人だって居るわけですしね。
これに関しては土地柄だったり、何より家族の意見なんかも大事だったりするかもですね。
そして暦を気にする方は日取りだって計画しなきゃですし。
とにかく関係する皆さんが快く神様にお願い出来る日を選べばよいのかなと思います。
不貞腐れてお願いされては神様も困るでしょうし。
ということで、我が家は1次外構が始まる前にさっさと地鎮祭を済ませてしまいました。
地鎮祭の料金
地鎮祭に呼ぶ神主さんなどを自分で手配する方もいらっしゃると思いますが、一般的には一条工務店さんに手配を全てお願いする方が多いと思います。
我が家の地域の一条工務店さん手配の地鎮祭の料金は
- 20,000円
でした。玉串料と言ったほうが良いのかな?
35,000円~50,000円の金額設定をされている方が多いイメージでしたので格安と言えそうです。
この料金には
- 神主さんの手配料金
- お供え物
などの全ての物が含まれています。施主さんは何も持たずに地鎮祭へ向かってOKかなと思います。
しかし全てと言ってもさすがの料金設定なのか、地域や天候によるのか
- テントなど
- 屋根裏に納めるお札?的なもの?
などはありませんでした。
よく屋根裏に地鎮祭の時のお札が置いてありました~っていう報告を目にするんですが我が家にはありません。
一条工務店さんでも地域によって委託する神主さんの料金やお供え物の種類、設置する物などにより料金に差があると思いますのでよく確認されて下さい。
地鎮祭やってよかったです
地鎮祭を執り行う日を大安などの良き日に設定される方もいらっしゃると思います。
我が家では結婚式を仏滅にしたほど日取り(暦)を気にしなかったのですが、私の仕事の都合などからわがままを聞いて頂き地鎮祭を日曜日に執り行いました。
先勝でした。
例えば結婚式も日取り(暦)を気にしないだけでなく、そもそも式自体をしなくても良いと思っていた我が家。
結局は結婚式だけ執り行い大きな披露宴などもしませんでしたが、区切りとしてやって良かったなと終わってから思ったものです。
この地鎮祭も当初は執り行う予定がありませんでしたが、20,000円という格安料金ならやっても良いかなと思いお願いしました。
そしてやっぱり地鎮祭を終えてみてやって良かったなと思います。
長い長い打ち合わせを終えてこれから実際に家が建つんだな。また家ができあがるまでの新しいステップなんだな。
という心の区切りをつけることができました。
こんなよく見かける儀式も出来ましたし。
子供がもうちょっと大きかったらやらせてあげたかったんですけどね。
若干乳首が気になりますがこんな集合写真も撮れました。
後ろに祭壇が写っているのですが、それ以上に周りの景色が写りすぎていてほとんど使える写真が無かったのが残念です。
まとめ
ということで、地縄張りの確認は施主が立ち会って必ず行わなければならないものです。
対して地鎮祭はお金も掛かる事ですし施主さんの意向によって好きにされると良いと思います。
こういう行事は地域によって風習や周りの目・声などもありますし簡単には行きませんよね。
これらの行事を行いながら上棟へ向けて一歩進むわけです。
次の大きな工程は「1次外構」になります。
こちらもどのような作業をしていたのか記録しておりますので、簡単ですが順を追って紹介したいなと思います。
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