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間取り紹介#48 キッチン照明:かってにスイッチ使用の暴挙に出る

パナソニック WTK1411W 取扱説明書より




今回はキッチンで使用した照明の紹介になります。タイトルにもありますが、キッチンの裏メイン照明としてかってにスイッチを採用しております。この案を採用するに至った経緯なども後半で紹介しますね。

キッチンのメイン照明

キッチンのメイン照明としては緑枠で囲ったダウンライトを使用します。

G1:ダウンライト

LGB74121LB1
オプション料金:5,900円(定価11,800円)

こちらキッチンで使用するダウンライトということで美ルックタイプのダウンライトを使用しました。キッチンの作業スペースに3灯、IHの作業スペースにベースライト気味に1灯、およびダイニングの収納前の1灯を同じ回路でリビングライコンに設定しています。

通常はキッチン上のダウンライトの他にベースとなる照明が必要なのかもしれませんが、ダイニングテーブル用のペンダントライトが3灯あるので、こちらをベースライト代わりとして使う予定です。

リビングライコンの子機は玄関ホールから親子ドアを開けて入ってくて直ぐの壁に取り付けてもらいました。帰宅後に点灯出来るようにということと、キッチン→洗面方面の流れの動線にスイッチが欲しかったからです。

G4:ペンダントライト

LGB10608LU1
オプション料金:14,500円(定価29,000円)
オプション料金:43,500円/3灯

ダイニングテーブル上にはダクトレールを配置した上でペンダントライトを設置しました。ダイニングテーブル上で書き物などをする事を考えシンクロ調色機能を備えたタイプにしました。

昼白色?電球色?

よく話題に上がる件ですよね。現在はパナソニックさんで温白色という中間色もありますが、とりあえず昼白色と電球色ということでお話したいと思います。キッチンの照明色は昼白色にする方も多いと思いますが、私としては電球色でも問題ないと思っています。一般的に昼白色などの白系の色が良いと言われる理由は色々ありますが、我が家にはあまり関係ないかなと思うんです。

  • 食材を切る時など細かい作業が見えやすいように
    →電球色でも十分見えますけど、細かい包丁細工とかしませんし。
  • 食材の色や状態を確認するため
    →そんな保存食材は使ってないので全く問題ありません。

という事でキッチンに望む光の色は人それぞれですが、我が家においてはキッチンは昼白色系の色の必要は無いかなと思いました。というか今もほぼ電球色で済んでますし。むしろ大事なのは部屋全体の色のバランスとRa(演色性)だと思います。我が家で採用している美ルックタイプの照明は演色性が高い照明になります。

http://www2.panasonic.biz/es/lighting/home/milook/

我が家の居住空間は基本的に全て電球色にしてありますが、リビングライコンを導入しているのでシンクロ調色機能を使っても良かったのです。しかし美ルックタイプの演色性が(Ra95)に対してシンクロ調色タイプの演色性が(Ra80)と最低限の演色性が無いのが残念でありません。もしもシンクロ調色機能があって高演色のタイプがあったらお値段が上がっても採用したと思います。

また、LDKとして繋がった空間の場合はLDK全体の照明案として照明色のバランスも考えたいです。リビングダイニングが電球色でキッチンが昼白色の場合に人によっては照明色のアンバランス感を覚えると思います。この辺は好き好きの範囲になりますけどね。

照明に関してはとりさんのブログに分かりやすく説明されていますのでご覧下さいね。

http://tori-ismart.net/category/lighting/

現在はLED交換タイプになっています

2016年4月頃からパナソニックの美ルックタイプのダウンライトではLEDユニットが交換出来るタイプの商品が出てきています。

http://www2.panasonic.biz/es/lighting/home/newpro2016/milook_down/index.php?id=WCTG03N007

今まではユニット一体型のダウンライトの場合、照明を交換する際には業者さんに頼んでダウンライト本体ごと交換が必要でしたが、このタイプだとダウンライト中のLEDユニットだけ自分で交換できます。また、照明の明るさや電球色(昼白色・温白色・電球色)なども変更が可能のようですね。

現在は美ルックタイプしか発売が無いようですが、我が家のダウンライトが交換時期になった時にはシンクロ調色機能のダウンライトにも同じ方式が取られていると良いなと思います。

見慣れないかってにスイッチ

こちらリモコン集約壁でも紹介しましたが、我が家ではキッチンにかってにスイッチを採用しています。あの廊下やトイレに採用されるやつですね。この配置は凄く不思議に思われるかもしれませんね。

かってにスイッチのセンサーはリモコン集約壁に配置しました、連動するダウンライトはキッチンシンクのベースライト側になっています。こちらは意図してキッチンのど真ん中付近を意識して配置しました。

かなりアバウトですが、かってにスイッチの感知範囲は約3メートルという事なのでこんな感じかなと思います。実際に使用する際はリビング方面はセンサー範囲をカットしようかなと思っています。

想定パターン1:子供部屋から移動時

我が家の生活パターンを考えると帰宅時に真っ暗という事は殆どないと思うのですが、主に夜に子供部屋から移動してきた時を想定します。

夜間に玄関ホールから移動してきた場合は玄関ホールのかってにスイッチが作動して玄関ホール照明が点灯しています。よってここのかってにスイッチは作動しません。その代わりに洋室(子供部屋)からの出入りには玄関ホールの照明が作動しないようにエリア設定しているので、夜間にキッチン方面に入ってきた時にはこの照明が役立つことと思います。

子供部屋から移動してきて本格的に照明を点灯したい場合には親子ドアから入って左側になるリビングライコンの子機(2番スイッチ)を使用してLDK照明を点灯出来れば良いなと思います。

想定パターン2:夜間の常夜灯として

主寝室及び子供部屋からトイレに向かう際に真っ暗な中を移動しなくて良いように考えました。廊下などでかってにスイッチで点灯したダウンライトが眩しいというお話も聞きますが、我が家の場合は離れた場所のダウンライトが1灯だけ点灯しているのでそこまで眩しくないんじゃないかな?という願望もあります。廊下が眩しいお話はこちらの閑古鳥さんの記事をどうぞ。

打ち合わせ中の方にご覧いただきたい我が家のかってにスイッチでの失敗、そして解決方法

どうしても夜間点灯が眩しいなという場合にはこのかってにスイッチを「ほんのり点灯」に変更することも考えます。これは壁面のスイッチを交換するだけで済みます。その為に接続したダウンライトも調光機能があるものを選択しました。
※ほんのり点灯タイプは感知範囲が2メートルな点と、感知範囲を手動で変更出来ない点から当初の採用を見送りました。

想定パターン3:キッチンの隠れメインライトとして

この用途がキッチンにかってにスイッチを採用した一番の理由です。旧宅でもキッチンにセンサー式の照明があったのですが凄く使いやすかったんです。もう食事を作るぞ!っていう時以外はキッチンの壁面スイッチを押さなくても済むぐらいの便利さでした。しかし旧宅では外構用のセンサーライトを使っていたのでコンセントを挿しっぱなしだと昼間でも点灯してしまうのが難点でした。

他の方は分かりませんが、我が家ではちょいちょい冷蔵庫に物を取りに行くことって多いです。冷蔵庫だけじゃなくてキッチンには晩酌の際や飲み物を取りに行ったりLDK唯一のゴミ箱があったり息子の薬があったり。

かってにスイッチは両手が塞がれているような状況で短時間で通過だけするような場所=玄関や廊下などに設置する方が多いでしょうし、スイッチ自体がそのような設定になっていると思います。しかし実はどうでしょう?キッチンもそんな想定が多いと思いませんか?

もちろん食事を作る際に長時間居ることも多いですが、それ以上に短時間で用事を済ませて立ち去る事が多いのもまたキッチンだと思うんです。そしてその頻度は玄関の比では無いと思っています。

リビングに照明があれば要らないんじゃない?

普通のお宅ならリビングなどの隣接する部屋の照明が点灯していればキッチンのかってにスイッチなんて要らないのかもしれませんね。もしくはキッチンの入口に照明スイッチがあれば用は足りると思います。しかし我が家ではLDKにリビングライコンを採用している弊害としてLDKの一箇所だけ照明と点灯したい!ということが出来ません。設定されているパターン以外は点灯できませんからね。なので、特に夜に関してLDKを通過したりキッチンで短時間の用事を済ませる際にこのかってにスイッチのダウンライトが活躍してくれないかなと思っています。

無駄に反応しちゃうんじゃない?

今使っている外構用のセンサーライトは昼間でも点灯してしまいます。しかしかってにスイッチは点灯照度を調整出来るので、点灯する感度を一番鈍くするとキッチンやダイニングに光がある際には点灯せずに暗い時だけ点灯してくれないかなと考えました。

パナソニック WTK1411W 取扱説明書より

蓋を開けるとセンサー感度を調整するツマミがあるので一番反応を鈍く(暗く)設定をしようかなと思っています。感知範囲も変更が出来るのでキッチンが暗い時にリビング方面で間違って反応してしまわないように調整したいなと思っています。

なぜキッチンには使われない?

一般的にこのかってにスイッチをキッチンに使うのは地雷だと思います。パナソニックさんとかに聞くとおそらく止められると思います。理由は熱線センサがついているからです。

パナソニック WTK1411W 取扱説明書より

検知エリアの中では3℃以上の温度変化を感じると自動で点灯してしまうようです。つまり熱源の多いキッチンでは使いにくいはずなんです。

夜間に炊き上げる事の多い炊飯器、食洗機も夜間に稼働すると思いますが熱風というか水蒸気が出てきますよね。IHを真っ暗な時に使うことは。。。あまり無いかな。とにかく一般的には使いにくいのだと思います。

我が家の場合は検知範囲と言われている3メートル範囲内には熱源と呼ばれるものが無いのでギリギリOKかなと思っています。食洗機の熱風だけが唯一心配かな。あくまで検知範囲内に熱源がある場合にはダメなんだそうです。

この辺の使ってみての感想は追って報告したいなと思います。

※後日談
後に別記事にて紹介したいと思いますが、現状の使用状況を見ると夜間にも熱源に反応して照明が点灯することは無さそうです。食洗機を使用時に扉からスチームが吹き出すのですが、センサーに対して直角方向に出ている為なのか反応せずに済んでいます。そしてセンサー範囲ですが恐らく5メートルほどは飛んでます。範囲指定次第ではソファーの後ろからでも反応しますので。

間取り紹介はこちらからご覧いただけます。

https://www.maboko.net/category/layout/

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まぼこmaboko
福島県で2016年に一条工務店で新築を建てました。 家づくりに関わった時に身に着けた知識を皆さんにお伝えします。全館冷房や全館床暖房の暮らし方など、多数の間取り相談に応じています。

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