我が家ではキッチンだけに限らずにトイレや洗面所や脱衣所にまでセラールを施工してもらいました。そのセラールですが震災を境に施工方法が変わっているようです。震災といえもうかなり前の事なので今更?という感もありますが、そもそもセラールを細かく施工した場合の見切りの処理はどんな感じなの?という質問も頂いたことがあるので、これを気にご紹介します。
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一般的なセラールの施工
現在一条工務店で建築・打ち合わせの方のほとんどは対面キッチンを選ばれていることと思います。アイランドキッチンの場合は別として、壁付けの対面キッチンの場合は多くはIHの脇の壁にセラールが施工されることと思います。その場合は1枚物のセラールが施工されると思います。
http://tori-ismart.net/oil-guard-plan/
※とりさんの油はねの記事ですが壁に貼られたセラールがよく見える画像があります。
一般的にセラールが貼られる場合は左右の見切り材が施工され、キッチンカウンターと天井の境目にはコーキングが施工されると思います。そして1枚物のセラール以外の形で加工された形で施工される事はIHの脇ということもあって少ないのではないかと思います。
我が家のセラール施工
我が家ではキッチンだけでなく、トイレのスロップシンクや洗面台脇、脱衣所のタオル掛けの壁などにセラールを多用しております。
キッチンの施工
我が家のキッチンは壁付けのL型ロングキッチンですが、吊り戸棚も外してあるために正面に三連の正方形窓があります。この隙間などのセラール施工の方法が変わっているようです。
例えばここの窓の間の部分とかは以前はきれいに切り取って1枚物で施工していたそうなんですね。しかし震災の後にこの部分は分けて施工しコーキングすることになったそうです。どうやら震災時にこの細い部分に力が掛かって割れる被害が多かったようなのです。
コーキング部分はカビたり変色したりと嫌なことが多い部分ですが施工としては仕方ないかなと思います。
このように予想以上につなぎ目が多くてコーキングを使う部分が多そうです。
結局このような形でコーキングの施工がされました。
※緑のこまめにスイッチは作業途中で配置が間違っています。
こちらが窓と窓の間の施工になります。
こちらはL型キッチンの奥の施工になります。とりあえずきれいに施工してもらいました。
スロップシンク廻りの施工
こちらは基本的に1枚物を貼っているだけなのですが、窓とパイプスペースの当たりがかなり複雑に貼られているのでコーキングだらけです。戸袋からパイプスペースから窓の左隅あたりをみてみるとかなりつなぎ目が目立ちます。
こちらがパイプスペース上の角のコーキングでして。
こちらがその上の施工になります。1枚物の方が確かにつなぎ目が無くてきれいなのでしょうが、後から割れる事を考えるとこのような施工で仕方ないかなと思います。
洗面台廻りの施工
洗面台の脇のセラールって洗面台に合わせて切られるのかと思ったらそのまま1枚物を貼ってそのまま洗面台を入れるんですね。
https://www.maboko.net/carpentry-31/
この部分のコーキングは壁紙でも変わらないのかな?と思うのですが、しっかり上の棚まで施工されていました。
脱衣所廻りの施工
こちらはタオル掛けスペースの壁の他に余ったセラールを周りに貼ってもらい、ピッチハンガーなどが暴れても壁紙などを傷つけないように設計しました。
こちらは基本的に特別な加工はせずに1枚物のセラールをそのまま使っているので見切り材を使っただけで基本的に作業が終わりました。
まとめ
セラールをこのように多用している方をあまり見かけないので施工方法がよく分からなかったのですが、このように板と板の間はコーキングで埋められて施工されていました。
我が家で採用しているビアンコカララ色は微妙に灰色っぽいのですがコーキングは白です。黒系のセラールを施工される方のコーキング材は色が違うのかな?
白以外の色は無かったの?って訪ねたら通常このセラール設定色は白のコーキングですと監督さんの返答でした。妻は全く気になってないようですが、個人的に白いコーキングちょっと目立つなって思います。我が家の場合はつなぎ目が多いので余計にそう思います。真新しい白いコーキングなので余計に目立つだけで直ぐに慣れると思います。出来上がりから数日立つとどうでも良くなってきたのでそういう事なんでしょう。
これから採用される方で気になる方は今からお問い合わせしてみても良いかもしれませんね。コーキングは基本的に現場に支給される物ではなくて業者さんが持ち込むものってチラッと聞きました。我が家はもう作業が終わるところだったので何も言いませんでしたけどね。
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