【Web内覧会】クローゼットに負けない、LDKに設置した一条工務店でも自分好みに設計できる押入れ収納のおすすめ

我が家には特徴的な造作押入があります。一条工務店さんでは6坪に1つ無料でシステムクローゼットを採用できますが、我が家では1つも採用しておりません。

それはシステムクローゼットが使い方を限定してしまうものであり、長い間住む家で収納するものの変化を考えた際に自分には合わないと感じたからです。

押入にも数種類ありますが我が家では更に自分好みに押入を設置出来ないかなと設計時から頭を悩ませて色々と考えました。

その結果として出来上がった我が家の造作押入Mですのでどうぞご覧下さいませ。

押入Mという設定はありません。私が勝手に名付けた名前ですのでご注意下さい。

造作押入を作るまで

造作押入Mを作るにあたっては間取り紹介にて詳しく説明をさせて頂いております。この記事の最後に紹介しておりますので後ほどご覧いただければと思います。

特にも押入の作成にあたり知っておきたいルールなどはこちらの記事に記載しております。今回の押入Mを作る基準となる考え方も記載しておりますのでご覧いただければと思います。

押入全体の構成

造作押入Mについては建築中にその様子をお伝えしておりました。全体像が見えやすいのでこちらの写真で説明を始めてみますね。

ポイントは押入の真ん中に作った腰壁

押入Mの基本構成はなんといっても押入の真ん中に作った腰壁です。これのお陰で押入の可能性が広がったと思います。

この腰壁があるお陰で幅180の押入が2分割され、引き戸を開けた際に2種類の収納として使うことができます。自在棚の施工だったり棚板の施工が可能になるわけですね。

上部エリア

上部エリアは情報ボックスおよび横長のものを収納できるスペースになります。

押入Aの下段の棚板を奥行30センチにカットして作ってもらったエリアになります。

自在棚エリア

こちらは自在棚を施工して細かいものを収納出来る場所として設定しました。

自在棚は二種類の奥行きの棚板を共用できるように設計をしました。

吊り下げエリア

こちらは押入Aのハンガーポールを使って吊り下げる収納として設定しました。

主にお掃除グッズを吊り下げておく場所として設定をしました。その他にもPC本体を置いたり一眼レフカメラのレンズ防湿庫を置いたりと言う計画もあります。自動お掃除機の基地としても運用可能です。

上部エリア

上部エリアには主に情報ボックスの配置と横長の物を収納出来るスペースとして設置をしました。

情報ボックスは現在(2017年5月)は標準になっているようですが我が家はオプションになります。

このスペースであれば情報ボックスを置かずにルーターなどをそのまま棚板などの上に置いても良いのですが、横長の物を置いた際に邪魔になる点を考慮して棚板のスッキリ感を求めて採用をしました。

こちらは上部エリアから下のエリアに配線を通せるように開けてもらった開口部になります。

主に情報ボックス下に設置したTELコンセント等からの配線を自在棚エリアに引っ張る為に設置した感が強いです。今はコンセントからワイヤレスで使える固定電話も出ているようなので使用することは少ないのかな?とも思います。

また、下部エリアにおいてデスクトップPCの本体などを置く事があったら有線LANの配線を引っ張る際に使うかもしれませんね。

また、上部には押入の内部を照らすことができるダウンライトとS天井点検口が配置されています。通常S天井点検口とダウンライトは兼用が出来るのですが、この場合S天井点検口は位置の関係で兼用が出来ませんでした。(この押入の上が太陽光屋根と陸屋根の境目になっています)

こちらダウンライトのスイッチは押入の前に設置されています。LDKの照明はリビングライコンで一括制御なので押入の前だけ点灯という事が難しいです。ちょっと暗いときに作業をする際の為に押入単体の照明は必須でした。

自在棚エリア

こちらは2種類の自在棚を使い細かいものやパソコン・プリンターなどを収納できるように考えた収納です。

ご覧のように押入の左扉を開けると腰壁で仕切られた自在棚エリアが出て来るような設計になっています

このように奥行の違う棚板を混在させられるように自在棚のダボレールを3本設置してもらっています。奥行の広い棚板にはプリンタや外付けHDDなどを置くスペースと考えています。

こちらには適時使えるようにコンセントを配置しています。主にパソコン関係のコンセントですが、ソファでスマホを使いながら充電するような用途も含んでいます。またデジカメなどのバッテリー充電などにも使っています。

こちらが腰壁の左右で配線を引き回す際に困らないように配置したケーブル孔です。作業にあたっては監督さんと大工さんが一生懸命頑張ってくれました。

こちらがケーブル孔キャップです。部品は私が手配しました。色々なタイプがあると思いますが必要最小限の機能で十分かなと考えました。どうせ隠れる部分ですし。

見た目はこのような感じになっております。

蓋をクルッっと回すと開口部が出てきます。

蓋全体を外して大きな開口部を作ることもできます。腰壁の内部は空洞になっていますので、キャップを取り付けるだけでは中に物が落ちてしまいます。よって監督さんと大工さんが頑張ってくれました。

私が買ったケーブル孔キャップに合わせて監督さんがこのような物を用意してくれました。

これを腰壁に貫通させるように取り付けることにします。これで腰壁の中に物が落ちることは無くなると思います。腰壁の厚さに対してちょっと長いので切ってもらいましょう。

パイプにキャップを嵌めるとこんな感じになります。キャップの方がちょっと径が小さいのでテープなどを巻いて調整しました。

こちらが腰壁に穴を開けた状態です。向こう側に壁紙が貼ってあるのが分かりますね。中が空洞なのが分かると思います。ここに先程のパイプを貫通させます。

ということでこのようなキャップ付きの開口部を作ることが出来ました。丸い加工が難しくて気を付けて見ると雑に見える感もありますが、私としては満足の出来上がりです。監督さんと大工さんには本当に頭が上がりません。ありがとうございました。

吊り下げエリア

こちらは押入Aの上部に取り付けられるハンガーポールを使い、主に掃除グッズなどを吊り下げられるスペースとして考えました。

またデスクトップPCを使う際には本体は自在棚エリアには置きにくいのでこちらに収納することを考えて設計をしました。

押入の扉の右側を開けると腰壁に仕切られて吊り下げるスペースが出てきます。S字フックなどを使いクイックルワイパーやマキタ掃除機などを吊り下げる予定です。

こちらにはこまめにスイッチ&コンセントが配置されています。主な用途はマキタ掃除機のバッテリー充電器を使うためです。

マキタ掃除機のバッテリー充電器はコンセントに刺している段階でLEDランプが点滅してしまうので、コンセントの抜き差しをせずともランプの点滅がしないように手元のスイッチでON/OFFができるように設計をしました。むず

緑色のこまめにコンセントは1口の予定だったのですが手違いで3口になってしまいました。

こちらにも棚板に開口部を作ってもらい、腰壁からの配線をそのまま下に落とせるように計画しました。

下から見ると分かりやすいでしょうか。上部から配線を処理してきた際に困らないようになっています。

押入の床面は標準のブラスターボード(ベニヤ)仕上げになっています。床面をフローリングもしくはCF(クッションフロア)にするオプションもありました。

設計時にはフローリング部分との段差が出来てしまうと設計士さんからの説明があったのですが、実際は段差もなく施工が可能のようですね。今から戻れるならフローリング仕上げにしたいです。

下部にはコンセントを配置しています。今のところ予定はありませんがルンバなどの自動お掃除機の基地として使えるように設計をしました。

クローゼットなどの折戸の場合、自動お掃除機を稼働する際に扉を開けっ放しにすると開いた扉部分が邪魔になりますが、このような押入の引き戸を使うと扉を開放したままでも開口部がスッキリして邪魔になりません。

LDKに自動お掃除機の基地などを検討の方はこんな方法で収納を一括することもできます。

腰壁の設置

設置した腰壁を横から見るとこのような感じになります。

押入の引き戸を左右に開けると腰壁が仕切りとなって収納が分かれるのがお分かりになると思います。

腰壁の設置に関してはある程度のサイズまでは無料で作ることが出来ると思いますが、例えば押入Zに対して天井まで腰壁を作るなどという場合には追加料金が発生したというお話も聞きます。取り付けに関しては設計さんなどと良く相談されて下さいね。基本的に部材代金だけだと思うのでそこまでお高いものではないと思います。

押入Mの制作に当たって

一条工務店は造作と言われる作業を凄く嫌うのかなと思っています。それは画一化された作業を標準化することにより一定レベルの施工をどの施主にも行おうという事の弊害なのかなとも思います。

例えばリビングの何もない壁に造作の収納を作ろうと思うと大変なわけですが、この押入というツールを使うとかなり自在に収納を作成することが可能なのかなと思います。

今回はLDKに雑多な収納としてこのような造作押入を作成しましたのでゴチャゴチャした物を隠すために引き戸を使いました。逆に扉のない押入Zを使うことにより追加部材代を払うだけで自分の好きなように「見せる収納」を作ることも可能なのかなと思います。

これに関しては基本的に稟議事項はなく、設計士さんから大工さんへの「施工連絡表」を作ってもらうことで可能なのかなと思います。

ただし、かなり手間もかかりますしどのような収納を作りたいのかを施主さんから綿密に資料を渡してお願いする必要もあると思います。

もしくは一般的に売っている飾り棚などを好きなように設置できるように壁補強などを頼んでおくことでも良いかもしれませんね。

システムクローゼットに拘らない自在な発想を。

システムクローゼットは多彩な収納の種類から自分好みの収納を選ぶことが出来ますよね。一方で収納したいものが出来た時に棚板などが作りつけられていることから希望通りに収納できなかったりという事も多々あると思います。

やはり使いやすい収納というのは何も無い空間であり、そこに「今」収納したいものに合わせて棚板を移動出来る自在棚を設置したり、収納ケースを組み合わせたり、ラックを入れてみたりするほうが長期的に見て使いやすい収納になるのではないかと思います。

もちろんその作業に関してはお金も時間も掛かるでしょう。無料で取り付けられる物ですし何の疑問もなく取り付けられる事がほとんどのシステムクローゼットです。しかし今一度そこに収納したい物は「今後」どうなってゆくのか?を考えてもらうと良いかなと思います。

間取り紹介はこちらからご覧頂けます。

造作押入Mに関しては私が使いやすいように設計をしたつもりです。収納に求めるものは人それぞれですが、押入の作成ルールに乗っ取ると自分なりに使いやすい個性的な収納が出来上がると思います。

この造作押入Mを作るに当たっての経緯やルール、そして設計段階の詳しい資料などはこちらの間取り紹介でご覧いただけます。

また建築中の様子に関してはこちらの記事で紹介しております。