今回の建築記録は家造りの土台となる基礎工事からになりますね。
基礎工事前の1次外構までの間の記録はこちらにまとめてありますので宜しければご覧ください。
https://www.maboko.net/category/architectural-record/exterior-1st/
前回の基礎工事記録では着手承諾が終わり1次外構を経て基礎工事が始まるまでの間の貴重な空き時間にしておきたいことを紹介しました。
ここからいよいよ自分の設計した家が出来上がっていくとても楽しい過程になりますね。
工事が進む流れを追う感じで紹介していきたいなと思います。
またこの手順を見ることで先々の工事予定を把握し、現場を見させてもらう段取りなどを監督さんなどと相談する資料として使って頂ければ良いなと思います。
私は建築に関しては全くの素人です。その都度業者さんや監督さんに聞いたことなどを元に記事を書いております。
専門的な用語の使い方や細かい内容について認識違いなどが多々ある可能性もありますので、お気づきの際はコメントなどで指摘して頂けると嬉しいです。
建築現場の準備
土地を購入した後は建築が始まるまでの間に草刈りなどの作業をされる方もいらっしゃるかもしれませんね。
その他にも何度か足を運ぶことはあったかもしれませんが、代わり映えしない土地に本当にここに家が建つのかな?と不思議な感覚に陥った方もいるかもしれませんね。
しかしここにきてやっと工事が始まるんだという期待感を持たせることになります。
地鎮祭などを行った方も行わなかった方も、そのタイミングの前後に地縄が貼られて土地に家が建つんだと実感される方も多いと思います。
しかしやはり建築現場としての準備が始まると趣きが全然変わりますよね。
我が家の土地におきましてもこのように現場に緑色のネットが張られ必要なものが運び込まれました。
左に見えますのは
- 資材関係を入れるテント
- 仮設トイレ
- 現場グッズを入れる物入れ
になります。
これらは地域によって形などが変わるようですが概ねこの3点セットが現場に置かれるのではないかと思います。
資材関係のテント
こちらを覗いてみると既に基礎工事の最初に使われる資材関係(防湿フィルムなど)が宅急便で届いているようでした。
これは一条工務店さんに届いたものを監督さんなどが現場に届けたものではなく、宅配業者さんが直接ここに持ち込んだもののようですね。
伝票の住所もちゃんと建築地の住所になっておりました。
こちらの伝票には
- 連絡先の電話番号に担当工事課の電話番号が記載
- 建築現場につき不在時でも更地に置配可
という注意書きなどが書いてありました。
こちらはお客様アンケートにも書いたのですが、知ってる人なら誰でも資材を持っていけちゃうんですよね。
沢山抱えている現場の資材を全て工事課さんなどに集約すると大変なことになりそうだなと想像はつくものの、ちょっと危ないなぁなんて思うわけです。
まぁ盗まれても困るのは一条さんだけですけどね。
施主の住所と名前などの個人情報もありますので何とかして欲しいなと思います。
とはいえ工事看板に名前も出てますし今更感もあるのはあるんですけどね。
現場グッズの物入れ
こちらには現場で使う様々な物が入っていました。
- ヘルメット
- ほうき・ちりとり
- ホース
- 消化器
- バケツ
などの最低限のものでしょうか。
こちらには鍵が取り付けてありましたので、出来れば資材テントにも鍵つければ良いのになぁと思うわけです。
宅配業者さんは工事課に電話して番号を聞けば良いだけですからね。
その後、敷地内に工事看板も設置されます。
これが噂のジョーくんですね、正式名称ではないみたいですけど。
左上の空きスペースには建築業の許可票などが掲示されます。
こちらの◯◯様邸という名前は希望すると表示しないことも出来るようですね。
未掲載希望の方はあらかじめ営業さんなどに相談しておくと良いかもしれませんね。
仮設電柱の設置
建築現場で電気を使用するために一条さんが仮設電柱を建てて電気を引き込みます。
こんな風に電気関係の担当会社の方が運んできまして
こんな風にスコップで堀り掘りしまして
よいしょーっと突っ込んで終了です。
この設置時にたまたま現場に居たのでお手伝いしましたが、この方は普段は一人で電柱の設置をされているそうです。
当日は電柱を立てただけだったのですが、その後に電気メーターが取り付けられまして電線を繋いで晴れて工事現場で電気が使えるようになりました。
基礎工事が始まるとどうしても電気が必要になりますので、その前には仮説電柱の設置が完了するかと思います。
基礎工事準備
建築現場の作業準備が終わるといよいよ基礎工事の開始です。
まずは現場にミニユンボが運び込まれました。
現場の大きさによると思いますが大体このサイズの重機が運び込まれるのではないか?と思います。
基礎工事の準備をする監督さんこれからよろしくお願いしますね。
ちなみに監督さんは
- 基礎関係担当の監督さん
- 上棟後の担当監督さん
の2人に分かれて対応する場合が多いようです。
上棟後の担当監督さんがその後の家のメンテナンス等の窓口監督さんになる場合が多いようです。
現場には家の形に合わせてこのような木の枠が組まれました。
測量をするときの基準にするものだと説明を受けたのですが、後に閑古鳥さんの記事を見て「水盛り・遣り方」という作業だと知ることになります。
https://www.ismart-blog.com/foundation-work-1/
地面の掘り起こし作業
基礎が立ち上がる部分(主に外周部分)と深基礎になる部分の地面を重機を使って掘り起こします。
調べると「根切り」という作業のようですね。
このように綺麗に地面が掘られていきます。
そうそう、そういえばこの地面を掘り出した時にあの事件が起きました。
https://www.maboko.net/exterior-1st-03/
杭が出てきた時は本当に最悪の事態を想定しましたが何とか建築作業が続行できるようになりました。
砕石・防湿シート敷き作業
地面を掘り起こして残った真ん中の盛り上がった部分に砕石が敷かれ転圧されていきます。
綺麗に転圧されているように見えます。
掘り起こした部分には捨てコンが入れられるわけなのですが、そこに敷く砕石は後で入れるということでした。
最初からここに砕石が入れてある作業工程の家もあるようでしたので、業者さんの作業手順によるのかな?と思います。
その後このように防湿シートが被せられました。
防湿シートは地面から基礎面(床下)への湿気上がりを防止する役割があるようですね。
捨てコンクリート作業
掘り起こした基礎の外周部に捨てコンクリートを入れていきます。
作業時には立ち会えませんでしたが捨てコンクリートの下にも砕石が敷かれてから捨てコンクリートが入れられていたのかな?と思います。
こちらの部分はエコキュートが置かれる土台部分です。
現場での話し合いにおいて、1次外構で作ったブロック塀と基礎面を一体化させたほうが良さそうだということになりこのような施工になっています。
捨てコンクリートにはこのようなヒビも入っていましたが問題はありません。
捨てコンクリートは基礎をつくる際の目印となる墨出し(黒い線)を綺麗にしたりして作業を正確にさせるために行われる作業です。
基礎の強度などに関係はない文字通り捨てるコンクリートなので気にせず行きましょう。
ここまでのまとめ
今回の記事では現場の準備作業から始まり
- 建築現場の準備
- 基礎工事準備
- 地面の掘り起こし作業
- 砕石・防湿シート敷き作業
- 捨てコンクリート作業
までの流れを紹介しました。
ここから一般的にみなさんが考えるような型枠を作って配筋を組み、コンクリートを流し込むような基礎工事が始まります。
次回はその作業の様子を紹介したいなと思います。
コメントを残す