太陽光発電が余剰契約の場合に最適・おすすめなのはどんな電力プランなのか?



やっと手に入れたマイホーム。

実は私はマイホームを手に入れて初めて電力契約というものをまともにした気がするのです。

学生時代から社会人当初はアパートに入居して言われるがままの電力契約をして何の疑いもなく電気料金を支払っていました。

また結婚後も社宅に入居しており光熱費も定額にて給与天引きされておりましたのでこれも電力契約という機会がなかったのですよね。

このような無知な方はあまり多くないと思うのですが、実際に家を建てよう!という過程の中で電力契約ってどれにすれば正解なの?と迷う方もいらっしゃるのかなと思うのです。

なにせ入居前に契約内容を決めないといけませんからね。

今回は我が家において丸1年間の電気使用実績からシミュレーションしてみたら思いもよらなかった電力プランが正解だった!という経験をもとに、太陽光発電が余剰契約の場合にどのような電力プランが正解なのかを考えてみたいと思います。

我が家が契約している東北電力の電力契約シミュレーションからのお話をさせて頂きますが、考え方はどの地域の方も同じかと思います。それぞれの地域において当てはまりそうなプランがあれば一度検討して頂ければと思います。

我が家の電力関係のまとめ

まずは我が家の太陽光関係の情報を簡単にまとめてみましょう。

  • パネル容量→14.350kW
  • 屋根勾配→1.5寸
  • 余剰買取制度利用
  • 税込み売電価格→29.16円/kWh

ここからは家族構成や電気の使い方を簡単に紹介します。

  • 3人家族
  • 午前中は不在
  • オール電化住宅
  • 夏はエアコン全館暖房
  • 冬は全館床暖房
  • 冷暖房を使わないのは1年で1ヶ月ほどだけ
  • 冷蔵庫+サブ冷凍庫使用
  • 食洗機は平日1回(深夜)と休日2回(昼間+深夜)
  • 洗濯後に衣類除湿乾燥機使用(時間を気にしない)
  • IHでの調理や電子レンジも使用時間を全く気にしない
  • お風呂はお湯を張って3時間ほどで自動オフ(毎日160L使用)
  • シャワー少ない。

入居当初においては夜間の電気代が安い時間帯を狙って衣類除湿乾燥機を使って物干しをしたり食事の準備も電力が高い時間は極力しないようにしておりました。

しかし多少電気代が増えても快適で快適な生活を送り健康を保ってバリバリお仕事してストレスのない生活をしよう!という方針でかなり大雑把な生活をしていると思います。

契約している料金プランを簡単に紹介

まずは我が家で契約している料金プランと打ち合わせ当初に提案された電力プランを簡単に紹介してみましょう。

よりそう+シーズン&タイム

我が家は住まいが福島県になりますので東北電力と契約をしております。

契約しているプランはヒートポンプ式の機器を多用されるオール電化住宅にぴったり!という触れ込みの「よりそう+シーズン&タイム」というプランになります。

12月~2月の冬季は帰宅後の暖房と夕食の準備などで電気使用量が増える夕方に電気料金が高くなるプランです。

7月~9月の夏季は冷房のためにエアコンの使用量が増える昼間の電気料金が全体的に高くなります。

その他の季節に関しては全体的に日中の電気料金が高いプランですね。

このプランはちょうど我が家が建築中に運用が開始されたプランでした。

ヒートポンプ式の機器を多用されるオール電化住宅にぴったり!とう東北電力さんの触れ込みを見てオール電化の我が家はこのプランしか無いでしょうという事で迷うこと無く決定しました。

よりそう+ナイト8

一方で我が家で太陽光発電を採用する際に夢発電にて一条工務店さんにシミュレーションをして頂いた際に採用されていたサンプルの電力プランは「よりそう+ナイト8」というプランの前身である「やりくりナイト8」でした。

先程の「よりそう+シーズン&タイム」とは違い、全期間を通して昼間と夜間の2種類の設定しかありませんね。

昼間に関しては電気使用量に応じて単価が上がっていくプランになります。

こちらは東京電力さんでオール電化住宅向けに進められている「スマートライフプラン」とかに近いようなプランになるのでしょうか。

しかし東北電力に比べて特にも深夜の電気料金が高い印象を受けてしまいます。

このように「よりそう+ナイト8」の前身である「やりくりナイト8」で計算がされていました。

当時はこのプランを使う方が多かったのかな?と思います。

よりそうeネットで料金シミュレーション

東北電力さんでは「よりそうeネット」というサービスを提供しています。

こちらに登録をすることで毎月の電気料金や太陽光発電の売電記録なども確認が出来ます。

その中には自分の電力消費の仕方により最適な電力プランを提案してくれるサービスがあります。

正確なシミュレーションを出すには「よりそうeネット」に登録してから丸1年間のデータを取る必要がありますのでご注意下さいね。

電気料金のシミュレーションに関しては顧客側が使用量を「入力」する形で試算してくれるサービスはよく見るのですが、実際に使用されたデータから勝手にシミュレーションしてくれるものは他の電力会社さんでもあるのでしょうか?

我が家で生活を始めたのは2016年11月でしたが、「よりそうeネット」に登録したのが遅かったためにデータ自体は2017年2月~2018年1月までの集計を元にシミュレーションされています。

まずは我が家で使用した「よりそう+シーズン&タイム」における電力使用量はどうだったでしょうか?

実は今まで毎月の電気代などは紹介してきませんでしたので初公開になりますか。

これがⅢ地域の28坪の平屋のi-cubeで3人家族が電気代を全く気にせずに全館冷房(除湿)と全館床暖房を使用している電気料金になります。

全館冷房(除湿)をする夏季

5月中旬~10月初旬はRayエアコン1台にて全館冷房(除湿)を行っておりました。

太陽光発電が余剰契約ですので日中の消費はよほど厚い雲に覆われない限りは余剰発電で賄っており支払いが出る電気代として表には見えないものです。

税込みですが概ね9,000円~11,000円の電気料金になっております。

全館床暖房をする冬季

10月中旬~5月中旬までは床暖房を使用しています。

税込みですが概ね13,000円~23,000円の電気料金になっていますね。

もちろん外気温により設定温度は変更します。

しかし床暖房は設定温度になると自動的に稼働を止めますので厳寒期以外は最小限の電力消費になっているものと思います。

シミュレーション結果を確認してみよう

それでは実際のシミュレーション結果がどのように出てきたのかを確認してみましょう。

東北電力さんが収集されたデータを元に計算されていますのでかなり正確なシミュレーションかなと思います。

よりそう+ナイト8

まずは夢発電のシミュレーションにもありました「よりそう+ナイト8」ですね。

改めて料金プランの特徴を紹介しておきます。

23時~7時までが深夜料金に設定されているごく一般的なプランになります。

シミュレーションによると現在の料金プランよりも年間で2,945円安くなるようです。

なるほど流石デフォルトで設定されていただけあり確かに安くなっていますね。

しかしもっと安いプランがあったのです。

よりそう+ナイト10

こちらは先程の「よりそう+ナイト8」よりも夜間料金の時間帯が2時間増えた代わりに全体的に電気料金が高くなっていますね。

夜間の料金は若干高くなっていますが、それよりも昼間の電気料金を大きく上げて夜間の電気料金が安い時間帯を増やしている印象があります。

シミュレーションによると現在の料金プランよりも年間で5,932円安くなるようです。

なんか物凄い一気に安くなりました。

よりそう+ナイト12

こちらは先程の「よりそう+ナイト10」よりも夜間料金の時間帯がさらに2時間増えた代わりに全体的に電気料金が高くなっていますね。

やはり昼間の電気料金を上げることにより夜間料金が安い時間帯を増やしている印象があります。

シミュレーションによると現在の料金プランよりも年間で6,336円安くなるようです。

このように私の環境であれば「よりそう+ナイト12」が一番安くなるようですね!

・・・・・。

と思ったらもっと安いプランがあったんです!

よりそう+サマーセーブ

この料金プランは全くもって予想していなかったプランになります。

7月~9月の夏季においてエアコンなどの使用を見込み13時~16時までの間が物凄い高い料金設定になっております。

この時間帯の電気使用量を減らすことが電気代を安くするポイントになりそうです。

一方で昼間も夜間も全体的に料金単価が安くなっていますが、夜間料金の時間帯が23時~7時までと8時間しかないのがポイントでしょうか。

シミュレーションによると現在の料金プランよりも年間で6,909円安くなるようです。

深夜料金の安さはありますが、それよりも全体的に昼間の料金設定が安いことが要因にありそうです。

なぜよりそう+サマーセーブが一番安くなったのか?

よくよく考えると理屈は簡単なことです。

我が家においては太陽光発電で余剰契約を行っておりますのでよほど雲が厚い雨やくもり、そして雪が積もったとき以外には電力を自己消費するのみで買電が無いのです。

設置前は太陽光発電って太陽がカンカンに照っているときだけ発電しているイメージがあったのです。

しかし実際は曇っていてもある程度の発電はありますし、雨が降っていても雲が厚くなければ最低限の発電はしていたりするものです。

我が家において搭載されている14.350kWの太陽光パネルにおいては毎時間の電力消費に対して十分な売電がなされているので買電が行われる事は稀なことだったのですね。

昼間に電力を買わなくて済む

昼間に電気代が高いプランでも問題ない

その分他の時間帯が安いプランのほうが良い

という簡単な図式に気づくことができなかったのですね。

実際に「よりそう+サマーセーブ」においてピーク時扱いの使用電力は

このようにほぼ無しと言って良いでしょう。

また昼間扱いの電気料金につきましても余剰契約の為に自己消費分が多いので

このような単価計算にて行われていますので結果的に電気料金が抑えられてくれるのかなと思います。

単価が36円になるのは230kWhを超えた分からです。

よって日照時間が長く太陽光発電がガンガン行われる3月~12月においては電気料金は軒並み安くなるのです。

逆に日照時間が短い上に雪が太陽光パネルに降り積もり長期にわたって売電がなされない時期がある冬季の1~2月においては電気料金は若干の値上がりになっています。

またこの時期に関しては気温がぐっと下がる事によりエコキュートの沸き上げおよび床暖房の消費電力が上がる時期でもあります。

この時期だけ料金プランを変更出来れば良いのですけどね。

そうは上手く行かないものです。

搭載パネル容量増大の基本料金に対するデメリット

そういえば私は電気代を支払うようになってから驚いたことがあるのです。

我が家においてはエコよりも快適さを求めて生活をしています。

エアコンによる全館冷房(除湿)や床暖房を合わせると冷暖房にお世話になっていない期間が物凄く短いです。

その分毎月の電気代が2,000~3,000円増えても快適ならいいやと思って生活をしています。

しかしです!

これには驚いた!

使用した電気代は良いのです。

しかしこの基本料が想像以上に高いのは何故だ!と初めて電気料金の請求が届いた時に驚愕した覚えがあります。

多分電気料金の契約をしっかりと認識されている方にとっては当たり前のことですよね。

私はこの電気料金単価を見ていて、基本料金っててっきり1,944円だと思っていたんですよね。

でもこれって余剰買取制度を利用して太陽光パネルを搭載すればするほど上がってくんですね。

  • 10kVA以下の場合
    1,944円
  • 上記を超える1kVAごとに
    432円

我が家は14.350kWの太陽光パネルが載っているので15kVAの契約が必要なので

  • 1,944円+(432円×5)=4,104円/月

初めて請求が来た時にそういう事だったのかと納得してしまったわけです。

太陽光パネルの搭載量を増やすと基本料金で毎月の負担が増えるんですね。

その分売電の収益もあるので単純に負担増という訳ではありませんが私は全く知りませんでした。

よりそう+サマーセーブでは基本料金はどうなる?

ちなみにシミュレーションにておすすめプランであった「よりそう+サマーセーブ」プランの場合の基本料金は

  • 1,944円+(324円×5)=3,564円/月

ですのでこれだけでも6,480円/年(540円/月)の削減になっております。

シミュレーションの6,909円の削減はある意味この基本料金の削減が大きいとも言えるのかもしれませんね。

我が家では14.350kWという搭載量ですが、20年間の売電価格を確定させるために10kw越えギリギリの搭載量にしたとすると

  • 1,944円+324円=2,268円/月

が基本料金となりますのでシミュレーション値から更に15,552円/年(1,296円/月)の削減になることになります。

もちろん太陽光パネルの搭載量減による収益減はあるわけですが、単純な電気料金だけを考えるとこのような結果になるわけです。

余剰買取が全量買取だったらどうなる?

我が家が太陽光の売電申請をした2016年秋頃は10kW以上の余剰買取が出来るようになったばかりでした。

それまでは売電価格を20年固定にするには全量買取を選択するしか無かったですし、売電単価も高かったので他の選択肢がありませんでしたよね。

もう搭載できるだけのパネルを載せた人が勝ちの状態でした。

一方で売電単価がどんどん下がってきまして2018年現在では太陽光を採用する場合はほぼ余剰買取の1択になっているかと思います。

むしろ採用しないという選択肢も十分にありえる状況です。

もしも我が家が全量買取制度を利用していたとすると基本料金は先ほど紹介していました「よりそう+シーズン&タイム」の場合は

  • 10kVA以下の場合
    1,944円

たったこれだけの基本料金で済むんですね。

なので電気料金を比較する際にはこんなところの条件もよく気を付けないといけないなと思うわけです。

契約する電力プランと搭載量によっては我が家のように基本料金が大幅に上がる可能性があるという事です。

そしてこの基本料金は太陽光による自己消費や売電を続ける以上はずっと割増にて払い続けなければならない負担でもあるわけですね。

20年後に売電単価がどうなっているのか分かりませんが、とりあえずエコキュートの沸き上げなどを昼間の自己消費が出来る時間にするなどして買電を減らさないと負担が増えるばかりです。

そういう点でやはり蓄電池の普及というのがどのようになっているのか、不安であり楽しみでもありますね。

分電盤の設置・蓄電池に備えて

2017.01.23

まとめ

実はこのシミュレーションによって「よりそう+サマーセーブ」が一番安くなりそうだなというのは記録を取り出して半年後くらいには気づいていたのです。

我が家においては2016年10月に電力契約を結んでいるので2017年10月を待って早々にプラン変更をすることも出来たのです。しかし2018年2月まで変更するのを待っていたのは

  • 丸々一年間のデータを取りたかったこと
  • 冬季はサマーセーブは料金が上がること

からこの時期を乗り切るのを待っていた事があります。

とりあえず太陽光発電の売電契約が余剰契約の場合には、日中の自己消費が出来る時間帯の買電単価が高くてもその他の時間帯が安いプランを選ぶことがポイントなのかな?と思いました。

一方で東京電力さんのスマートライフプランのように30分単位の最大使用電力から基本料金が決まってしまうようなプランもあるようで。

困ったときの閑古鳥さん!こちらの記事に詳しく書いてあります。

今回は我が家の東北電力さんの料金プランからこんなプランが安くなったよ!という記事を書かせて頂きました。

調べてみると東北電力さんには生活スタイルなどにより細かいプラン設定があるなと思った一方で、他の電力会社さんではある程度プラン選択が決まってしまう方も多いかもしれませんね。

私は電気料金のプランなどに知識が深い訳ではありません。

全国には沢山の電力会社があり電力の自由化とはいえお住まいの地域の電力会社から電力を売り買いされて居る方が多いのかなと思います。

よく電気料金が他の家に比べて高い低いというお話がでるのですが、もしかして太陽光の搭載パネル量や電力契約の仕方によってその電気料金が大きく変わる可能性はあるんだなと思ったわけです。

そしてそのプランに応じて電力の使用方法をしっかり考えることも大事だなと思いました。

電気料金が高いなと思われている方は比較対象にされている方の電力プランや太陽光パネルの搭載量、そして電気の使い方などをもう一度しっかりと確認されて欲しいなと思います。