【Web内覧会】汚れに強いセラールに覆われた介護対応のスロップシンク



今回のWeb内覧会はトイレと同じスペースに配置したスロップシンク(洗濯流し)の紹介をさせて頂きます。

スロップシンクと言われても分からない方も多いと思います。スロップシンクとは洗濯流しや多目的流しとも呼ばれ、洗濯物の浸け置き洗いや泥の付いた物の洗浄など多目的に使えるシンクになります。

我が家では息子の介護が必要になった際に汚物を洗ったりする為に欲しかった点もありますが、その他にも皆さんがキッチンシンクや洗面台で行っている加湿器のフィルター洗浄などの浸け置き洗いやトイレ後の手洗いなどもこちらで出来れば良いなと思ったからです。

また、水はねなどが気になる場所でもあると思うので、一条工務店ではキッチンボードとして採用されるセラール(不燃化粧板)をスロップシンクエリア全面に配置し、壁紙などが汚れずに水ハネも直ぐに拭き取れるように対策をしました。

完全に実用面だけを考えて作ったこの場所が予想以上に活躍していますのでどうぞご覧ください。

入居後のWeb内覧会に関しましては細かい部分に注目しながら紹介していきますが、入居前Web内覧会に関しましては間取り紹介に準じる形で全体的な仕上がりをご紹介するという形にしております。

図面の紹介

スロップシンク周りの間取りは図面上ではこのように記載されています。

脱衣所~洗面所~トイレの水回りエリアにスロップシンクを取り入れようと思った時に、我が家の間取りの関係上このトイレスペースに導入するしかありませんでした。

トイレスペースでよかったスロップシンク

通常スロップシンクは洗濯流しや多目的流しなどと呼ばれるだけあり洗濯機の隣りなどに配置される方も多いと思いますが、我が家にとってはトイレスペースで良かったなと思います。なにより普段から手洗いの頻度が高いトイレにあることで洗面台が汚れる(濡れる)頻度が激減して掃除の手間がかなり減っております。

施工連絡表

今回はWeb内覧会ですが施工連絡表も紹介しますね。

このような施工連絡表を設計さんに書いていただき、手すりや水栓やパイプ棚などの配置を指定しました。

全体の様子

こちらがスロップシンクスペースの全体的な様子になります。

三方向の壁はキッチンボードであるセラールが施工されています。可動式のパイプ棚やタオル掛けなど用途に合わせて必要な装備を配置しました。

仕様の確認

洗濯流し追加(TOTO SK507)

  • オプション料金:78,800円(特別施工代を含む)

オプション料金の特別施工代に関してはその家の間取りや施工地域によって変わるものだと思いますので、採用されたい方は設計さんや営業さんとよく確認・相談をされて下さい。

スロップシンクにも色々な種類がありますが、こちらは深さがあるタイプですね。なので奥まで手を伸ばそうと思うとちょっと前かがみになる必要があります。

しかし、水栓との位置関係的に水はねなどが気になるところですので、この深さがあると安全に水を出すことができます。

タオル掛け リラインスシングル R2203-S L600ミリ

  • オプション料金:12,000円(定価4,500円・長さ特注品)

タオル掛けはリラインスの商品を長さ指定の特注品で取り付けてもらいました。特注品だけあってお値段も立派ですが、壁がセラールな事もあり後から取付・取り替えなどが大変な場所なので特注品にて奮発しました。

やはり壁との接地面が綺麗ですよね。このタオル掛けを設置するにあたり壁補強+セラール施工という二重の対策が必要だったのですが偶然にも取付が可能になり本当に良かったです。

折りたたみ式パイプ棚 リラインス R3226

  • オプション料金:25,500円

こちらもリラインスの商品になりますね。スロップシンクでの作業時に頭が当たらないように使わない時に畳んでおける可動式のパイプ棚を探していた所でこの商品を見つけました。

こちらが棚を出したときの様子です。スポンジなどを乾かす時などにこちらのパイプ棚に無印の吊り下げられるワイヤークリップなどをぶら下げて使っています。

こちらが折りたたみ時の様子です。設計時から施工連絡表にて指定してもらって窓枠に被らないようにお願いをしていました。

セラール(キッチンボード)の特別施工

我が家では水回りに関わる壁にはすべてキッチンボードに使われるセラールを特別施工してもらっています。経年劣化による壁紙のカビ防止の為や、普段から水はねや汚れを気にせず使える点から採用をしました。

カビたり汚れたら壁紙を張り替えれば良いじゃないかと思いますが、普段から仕事をしている場合に張替え作業の立会いの為に仕事を休むのは中々大変なものです。それならば普段から濡れてもササッっと拭き取れてそれで終わるセラールを施工したほうが毎日のストレスが軽減されそうだなと思いました。

将来的な壁紙交換に関わる費用と日々のメンテナンス代をお金で買ったようなイメージですね。

こちら戸袋の部分にも施工されています。実は普段は引戸を開けたまま作業しがちなので、引戸に水ハネをして後悔することが多々あります。でも引戸を閉めれば水はねしても安心です。

このように全面的に施工されています。窓の周りなどはセラールを施工するメリットは無いのですが、ここを施工範囲から外してもお値段は変わらないというかむしろ見切り材が必要になる分だけお値段が上がるのかなと思います。

窓の選択におけるメリット・デメリット

こちらの窓はJK2020Nという押し開き窓を採用しています。スロップシンクのパイプスペースを採用するために+1541という高さの窓になった訳です。メリット・デメリットありますが結果的にメリットが上回っているように感じます。

メリット

こちらは北側の窓になりまして、冬季も陽射しが直接入り込むことはほとんどありません。特にも冬季における寒さ対策において窓が小さい事は床暖房のエリア設定の面からもかなり有効と感じました。

我が家のトイレはかってにスイッチを採用しておりますので、ある程度の明るさは欲しいものの暗ければ照明が点灯しますので、最低限のこの窓の大きさ設定が偶然にも冬の過ごしやすさに繋がっているようです。

デメリット

一条工務店さんの押し開き窓は外壁面の断熱材の厚さから、室内からみると結構奥まっていますよね。我が家のこのスロップシンクスペースのようにパイプスペースがあると余計に窓が奥になり、取っ手操作がしにくいです。

基本的に窓を開けない生活とは言え、このスロップシンクエリアはもしも本当に汚物などを処理した際には匂いが気になり、一時的に窓を開けて換気する可能性も出てくると思います。

その際には踏み台などが無いと窓の開け閉めは厳しいと感じます。この場所に限らずに+1541という押し開き窓を設定される方は展示場などで実際の操作具合を確認されて下さい。

水栓の選択について独り言

今回紹介しているスロップシンクについてですが、私が打ち合わせをしていた時点でi-cubeのオプション一覧のような物にはこんな写真で紹介されていました。

私が打ち合わせをしていた時はこちらのスロップシンク写真に載っている混合水栓は一条工務店さんでは採用ができませんでした。しかしその後(2016年12月頃?)このようなタイプの混合水栓が選択できるようになったと聞いています。

標準ではこのようなタイプの混合水栓になるのかなと思います。

正確には違うと思うのですがこんなタイプ(形)の蛇口を手で回してお湯と水を捻り出すタイプの混合水栓ですね。ここから考えると標準としてオプションで新しいタイプの混合水栓を採用できるようになったのは良かったなと思います。

新しいタイプの水栓はオプション料金にて対応しているようですので、スロップシンクを選択される方はよく確認される事をお勧めします。スロップシンクの採用例が少ないので設計さんなど分かっていない方も多いと思います。

以下、本当に独り言

私ならこのスロップシンクの水栓にはこのようなタイプの水栓ではなくこのような水栓を使いたいなーって思います。

こんなタイプの水栓が近所のホームセンターでも売ってました。お値段は2万円を切る金額でしたね。このようなハンドシャワータイプの水栓のほうがスロップシンクのお掃除などにも楽チンですし使い勝手が良いと感じます。

  • 参考資料
    TOTO TKY136(量販店専売モデル)

TOTOさんの正式な品番で言うとこちらのモデルになるのかなと思います。

参照:TOTO キッチン用水栓 ハンドシャワータイプ http://www.toto.co.jp/products/faucet/kitchen/handshower.htm

設定外品ですし、一条さんの取扱外のもので水栓の配置によっては構造体に関わる可能性があるので稟議対象になります。しかしながらスロップシンクの絶対的な使い勝手に関わるので一度考えてみても良いなと思います。

という独り言でした。

まとめ

スロップシンクは設置に1マスを使いますし坪単価的に考えても贅沢装備だと思います。しかしながら我が家では既に無くてはならない物になっています。

洗面台やキッチンシンクは朝昼晩の食事時に使うのはもちろんですが、使用後はシンクの水をササッっと拭いて綺麗な状態を維持しています。その際に普段からお手洗いの後の手洗いに使うのは言うまでもなく、ちょっとした水仕事にこのスロップシンクは水汚れなどを一切気にすること無く使える場所として使用しています。

この場所が有るおかげでキッチンも洗面台も余計な水垢汚れなどが付くこと無く、総合的にお手入れの手間が格段に減っていると感じます。

将来的な介護の際に使いたいなと思って設計時に拘ったスロップシンクですが、予想以上の設置効果があったと住んでみてから感じます。やはり新居は気を使うものですが、全く気にすること無く使えるスペースって心のゆとりとして大事です。

Instagramなどで水回りをすごく綺麗に使われてるのをみて凄いなぁと思う反面、あれを家中の水回りでやったら大変だなと思うわけです。

限られた間取りスペースで打ち合わせをされている方も多いと思いますが、設置してみて改めて分かるこのスロップシンクの有用さを是非とも感じて欲しいなと思います。

間取り紹介はこちらからご覧ください

今回紹介しましたスロップシンクエリアの詳しい間取り紹介につきましてはこちらの記事をご覧頂ければと思います。

設計時には完全に頭の中だけで位置関係を想像するしかありませんでした。微妙な位置関係で後悔する点もありましたが概ね設計時の想像通りに出来上がったと思います。