パナソニック製ビルトインIHの過度な分解清掃に注意!こまめな掃除で危険を回避しましょう。



我が家で建築をした一条工務店ではパナソニック製のビルトインIHが標準で採用できます。

オプション料金を支払う事によりタイプは若干変わりますが現在では大きく分けて2種類のタイプが採用されています。

こちらのビルトインIHは当然ですが定期的なお掃除が必要になる訳です。

特に年末などの大掃除の時期になりますと普段はあまり掃除しない場所まで思い切って掃除しよう!という方も見かけます。

しかしそのお掃除方法に待った!

SNSなどの投稿やブログ等で拝見する限り物凄く危ない事をしている方がいらっしゃいます。

その方法は標準タイプのビルトインIHでこそ出来ることであり、オプション採用される方の多いタイプでは出来ない事なのかな?と思います。

今回はこのお掃除方法を写真を追って分かりやすく紹介すると共に、

  • どこまで掃除して良いものなのか?
  • その先まで進むとどうなるのか?

を紹介することで無駄な労力を使わずに危険を回避して欲しいなと思います。

パナソニック製ビルトインIHの2タイプ

一条工務店さんで標準採用できるビルトインIHはパナソニック製のものになっています。

こちらも定期的にバージョンアップがされているようですが、現在では大きく分けて2タイプの製品が使われているかと思います。

操作盤が上にあり物理ボタンのタイプ

こちらは旧タイプと言いますか、操作盤がIHの天板(トッププレート)の上にあるようなタイプで我が家の契約時から現在においても標準タイプとして採用されているものです。

基本的な操作は全て天板の上のボタンで行われますのでIHのグリル脇に関しては給気口とパネルがあるだけでスッキリしています。

こちらのタイプの機種においてSNSなどで分解修理をされている方を見かけました。

品番は恐らく【KZ-D32YS】というタイプではないか?と思われます。

簡単に見分けるには3口IHの真ん中がラジエントヒーターになっている事と天板(トッププレート)の操作盤が物理ボタンな事でしょうか。

現在の標準仕様のIHはこの後継機種である【KZ-D33YS】が使用されているのではないか?と思います。

こちらに関しては3口ともIHになっていますがラクッキングリルが採用されていません。操作ボタンも物理ボタンとなっています。

こちらは道形の機種になりますが、このようにグリルが真ん中にあるタイプになっていると思います。

この新しいタイプの標準仕様は手元に資料がないので今回は触れないこととします。

タッチパネル+プッシュオープンの操作盤のタイプ

対してこちらはオプション採用される方が多いタイプになります。

我が家の打ち合わせ当初でも「ラクッキングリル」が欲しいためにシングルオールメタルのタイプにするとこのようなプッシュオープンタイプの操作盤のタイプが採用されていました。

また天板(トッププレート)の操作ボタンは標準仕様が物理ボタンなのに対してタッチパネル方式になっています。

我が家の頃はシングルオールメタル&ラクッキングリルのオプションにすると【KZ-V573S】という品番になっていましたが、現在は【KZ-W573S】という最新機種になっているようですね。

普段のお掃除ポイントは基本的に変わらない

IHの使い方によると思いますが、普段から目に止まりやすい天板(トッププレート)の上やグリル内部、そして天板奥の排気パネルなどは気軽にお掃除される事と思います。

今回は我が家で使用しているシングルオールメタル&ラクッキングリルのタイプで説明してみます。

排気パネル

こちらは取り外しも簡単ですし難しい点はありませんよね。

こちらの部分が排気パネルになります。

排気パネルや排気口カバーなどは取り出して台所用中性洗剤で洗いましょう。

また排気口内部は付近などで拭き取れと書いてありますが、とても狭いので割り箸などに布を巻きつけて掃除すると良さそうです。

しかしここには汚れを付けないほうが早そうなので排気口カバーなどをする方も多いですよね。

我が家ではこのようなタイプのカバーを使っています。

普段は鍋などを置いたり出来ますし、グリルを使う際には立て掛けたり出来るような仕様になっています。

しかしグリルだけ使う際には手前にそのまま移動して使うことが多かったりします。

取扱説明書には排気パネルや排気口カバーは食洗機でも洗えると記載がありますね。グリルの間近で使われるものなので耐熱性も良いんだと思います。

ただし基本的にアルカリ性の洗剤は使わないように注意がされているので、食洗機を使う際の洗剤には注意したいです。

食洗機の洗剤にも「中性」と「アルカリ性」があります。

特にも食洗機洗剤でアルカリ性のものはその性質上かなり「アルカリ性」の液性が強い洗剤になっています。

このような部品を洗う際には「中性」の洗剤を使うようにしましょう。

我が家ではそこまで汚れていなかったので水洗いで十分綺麗になりました。

グリル蓋やグリル内部

こちらはグリルを使用毎に洗う方ことが推奨されていますね。

この辺は毎回掃除される方も多いと思いますので簡単に紹介させて頂きます。

こちらのグリルを開けましてグリル皿や網などを取り外しましたら

左右についているこのボタンを押しながら上にスライドさせるとグリル扉が外れます。

グリル扉はもちろんですがスライドレールなども汚れたら放置せずに拭き取りましょう。

またグリル内部の底面と側面はは洗剤をつけたスポンジや布巾で拭き取るように書いてあります。

こちらおとくさんがこびり付いた汚れを一生懸命落としていらっしゃいます。

こうなる前にこまめなお掃除をすることが掃除にかかる時間を結果的に減らすことになるのかなと思います。

またグリル庫内の天井に関しては加熱により油汚れを焼き切る「セルフクリーニング加工」がしてあり専用の「お手入れ機能」があります。

このように約20分にわたり天井についた油汚れを焼き切ってくれる機能がありますので活用しましょう。

吸気口関連の掃除

これまで紹介した内容は汚れも目立つ場所ですしこまめに掃除される方も多いかと思います。

しかしここから紹介する吸気口関連の掃除に関しては取扱説明書を読まない方では知らなかったという方も多いかと思います。

また今回の記事のメインである過度な分解による危険な掃除というのがこちらになります。

とりあえず通常の吸気口の掃除の手順を紹介してみましょう。

操作盤が上のタイプ

こちらの旧式のタイプ(型式:KZ-D32YS)を例に簡単に紹介させて頂きますね。

こちらの写真でみえる3つの部品を外すことにより掃除が可能になります。

パネル部分は外すとこのような感じになるようですね。

基本的に油汚れなどは付かずにホコリが付いている状態だと思うので水洗いでも十分かと思います。

洗剤を使う際には中性の台所用洗剤を使うようにしましょう。

パネルなどの部品は食洗機に入れると高温で変形する可能性が高いので絶対にやめましょうね。

外した部品の本体側にもホコリ等が沢山ついていると思いますが、掃除機のブラシで吸い取ったり濡れた布巾などで拭き取るだけで十分綺麗になると思います。

我が家ではこのタイプのビルトインIHを使用していないので簡単ですがこのぐらいで。

プッシュオープンの操作盤のタイプ

こちらのタイプを我が家でも使用していますので詳しく説明してみようと思います。

あらかじめグリル扉などを外した状態のほうが作業しやすいかもしれませんね。

まずはプッシュオープンの操作盤を開きましょう。

我が家のように1年も全く掃除していないとこのようなホコリが沢山ついている事と思います。

入居してからの1年間でグリルの使用頻度が極端に少なかった我が家では通常のIH操作は天板(トッププレート)上だけで済むので、この操作盤を開ける機会は実はとても少ないです。

その分ホコリに気付きにくいし溜まりやすいのかなと言い訳してみます。

それでは上の吸気口カバーを外しましょう。

こちらが手前のパネルになります。

こちらのパネルは右側のこの位置に引っかかりがありますので摘んで手前に引くだけで簡単に外れると思います。

このように外す事で吸気口カバーが露出します。

その奥に鉄製の細長い吸気口カバーがあります。

こちらはくぼみに手を引っ掛けて手前に外すことが出来ます。

案の定ものすごいホコリですね。

我が家は共働きなので基本的に昼間はIHを使用しないので使用頻度がそこまで多くないと思うのです。

3食作るのにIHを使用しているご家庭の方はもっとホコリが溜まっているかもしれませんね。

外した吸気口カバーは水洗いなどして綺麗にしましょう。

網の奥に溜まったホコリ等は掃除機のブラシも届かなかったので大きなものは綿棒などを使って取り除きました。

また綿棒では取り切れないと思いますので軽く濡らしたマイクロファイバークロスで掃除をしました。

このようにマイクロファイバークロスを突っ込んで左右に引っ張るように何度か拭き取りをしましたら綺麗になりましたよ。

終わったら外した部品を取り付けましょう。

吸気口カバーはこちらの凸部をハメ込む場所がありますので奥までしっかりと差し込みましょう。

手前のパネルも押し込むように取り付けまして

グリル扉も取り付けまして作業終了になります。

こちらの作業は慣れると大した手間も掛からずに掃除が可能な反面、油汚れでもないので頻繁に掃除しようとする場所では無さそうですよね。

とはいえこれから紹介する場所へはどんどん汚れが入り込んでいくようです。

特にも吸気口カバーなどに付く汚れはホコリ系の汚れが多く、ホコリが付くとどんどんホコリを吸い寄せ大きなホコリとなった物が内部に溜まっていくものと推察します。

やはり定期的なお掃除を心がけたいものですね。

ここから先の内容に関してはビルトインIHの掃除に関する注意事項を紹介するものです。

その危険性などに関しても触れておりますし、作業が無駄なものであることを紹介しています。

しかしながら作業の手順を紹介していることには変わりがなく、これを参考にして同じような事をしようと思えば出来てしまいます。

この記事は作業を勧めるものではなく作業をしないで欲しいという記事になります。

この作業を真似て損害が出ましても一切の責任を負いませんのでご注意ください。

分解するのはちょっと待って!

さて、ここからがこの記事のメインとなる内容になります。

先程も紹介しました操作盤が上の旧タイプのこの部分。

このパネルを外すことにより奥にファンがあるようなんです。

簡単に言うとこのパネルの四隅にあるネジを外すことによりパネルが外れて中のファンを露出させる事が可能のようです。

この部分にアクセスして掃除をしている様子を紹介しているSNSの投稿やブログを拝見しました。

内部のファンにアクセスする作業は一見すると物凄く汚れている場所を発見し掃除している有用な情報に思えますがとても危険な作業です。

絶対にやらないでください。

特にも分解修理時の基本となる「電源を落とす」という事に全く触れずに作業されているようです。

万が一に感電などする可能性が十分にありますし本当に危険です。

ビルトインIHの保証期間

一条工務店で採用されているパナソニック製のビルトインIHのメーカー保証期間は1年間となっています。

これに加えて一条工務店さんでは独自に保証期間を5年間までとしているようです。

しかしこれは通常使用の場合に限っての話です。

ビルトインIHの設置説明書にも記載がありますが今回のファンにアクセスして掃除をするという作業は「分解・修理・改造」にあたります。

このように「死亡や重症を負うおそれがある内容」として記載があります。

この「分解・修理・改造」作業を行うことにより一切の保証を受けられなくなります。

安易な気持ちでこの作業を真似ることは絶対にしないでください。

分解が無駄な作業である理由

さて今回SNSやブログなどで紹介されているビルトインIHの掃除作業ですが操作盤が上にある旧タイプの物はわりと簡単にファンまでアクセスすることが可能なようですね。

しかし我が家にあるようなプッシュオープンの操作盤のタイプは基本的にこのファンまでアクセスすることが出来ないようでした。

出来ないと言ってもあれなので一応ご覧くださいね。

まずはブレーカー切ることでIHの電源を元から落とします。

内部にアクセスするためにはプッシュオープンの操作盤の手前についているパネルが邪魔なのでこれを外します。

パネルを外すにはこちらの操作盤左側にの側面にあるパネルが引っかかっているツメを外します。

このようにマイナスドライバーを差し込んでちょっと捻ると簡単に外れてくれます。

下のツメも同じように外します。

そこまで強く引っかかっているツメではないので簡単に外れてくれました。

操作盤の右側側面はこのように引っ掛けるだけの物になっています。

次は操作盤右側にあるパネルを外します。

上に指を掛けて手前に引くだけで簡単に取れると思います。

これで操作盤の大部分が露出しました。周りにもかなりのホコリがついているのが分かりますね。

折角なので今回はこの状態で手前のホコリなどを掃除しました。

内部のファンにアクセスしてみようと今回はこの4本のネジを外してみました。

ネジを外した状態で手前に引っ張ると中のファンが出ないかな?と思いましたがこれ以上手前には出せないようです。

恐らく操作盤の配線関係が繋がっているのではないかと思います。

というかファンはこの外れた部分の中にありそうな気もしてきますので、今回外したネジはファンを露出させる為には関係ないのかもしれません。

もしかしたら他の方法があるのかもしれませんが、これ以上作業する必要が無いと判断してストップしました。

このようにプッシュオープンの操作盤のタイプのビルトインIHは内部ファンまでアクセスする事が出来ませんでしたので、私のような無駄なことはせずに通常通りのメンテナンスをしたほうが懸命です。

手前のパネルまで外すメリットは周りのホコリの掃除がしやすくなるぐらいの事でしょうか。

この操作盤の下側にも結構ホコリが溜まるんですよね。

カバーの裏側も汚れてはいますが気にするほどの事では無いかなと思います。

カバーを嵌める際には操作盤右側のツメに引っ掛けてから

左側を押し込むと爪が引っかかって元通りになります。

内部に溜まるホコリは大丈夫なのか聞いてみた

ご覧のように採用される方が多いオプションであるシングルオールメタル&ラクッキングリルを採用した際に取り付けられるプッシュオープンの操作盤のタイプでは、掃除の際に内部のファンまで簡単にアクセスすることが出来ませんでした。

こちらの内部のファン付近にホコリが溜まってしまう件についてパナソニックさんのサポートセンターに確認してみました。

ファン内部にある程度ホコリが溜まってしまう事は想定内でありそのまま使用して構いません。ホコリが原因でIHの使用に異常が出る場合には専門の業者が伺って作業をします。

過度にホコリが溜まらないように手前の吸気口カバーなどの定期的なお掃除をお願いします。

ということでした。

同じくここで操作盤のカバーを外す行為についても分解に分類され保証対象外になるという確認をしました。

まぁ手前のパネルぐらいはねと思わないでもないんですけど。

取扱説明書にホコリが溜まるとダメって書いてあるよ!

また取扱説明書に「ホコリなどが溜まると異常を検知して火力が下がったり加熱がとまることがあります」との記載があります。

これはカバーにホコリ等が目詰まりした際にIH内部を想定よりも冷却出来ずに高温になり、それをセンサーなどが感知することで起こる挙動の事のようです。

このホコリ等が目詰まりするという項目をファンにホコリなどが溜まった事と読み違えている方もいらっしゃるようですが、それはあくまで手前のカバーにホコリ等が目詰まりして空気の流入を妨げた場合のようです。

ファンがしっかりと稼働してる状態では基本的に内部冷却が出来ると言う事であり、ファン内部のホコリが原因で異常を検知した場合は不自然な挙動が出てエラーなどで分かるということでした。

よって取扱説明書に書いてあるように手前の吸気口カバーおよび排気口カバーをしっかりと清掃することだけでメンテナンスは十分と言えそうです。

ホコリ対策を考えてみるものの。。。。

今回の操作盤周りの掃除過程においてすごく不思議に感じることがありました。

今回のファン周りの吸気口カバーとして設置されているこの部品ですが。

確かに写真の通りにホコリは付いているもののどう見てもホコリなどを取るような目的で取り付けられているような仕様には見えません。

どちらかというと大きな異物が入らないような目的ぐらいしか無いような気がします。

こちらにホコリの侵入を妨げるようなフィルター的な物を取り付けられないかな?と考えました。

不織布的なフィルターは空気の流入を妨げそうでダメそうだなというのは分かるのです。

例えばロスガードのRA(排気口)のフィルターとして使われているような感じの目の粗いフィルター的な物を使えば空気の流入をあまり妨げることがなくホコリの流入を防げるのではないか?と思ったんです。

しかしビルトインIH内の冷却に使われていると思われるこのファン。

IHを使用中の天板は物凄く熱くなりますし、ましてやグリルなどを使用するとビルトインIHの内部はかなりの高温になるのではないか?と思います。

IH内部を冷却する目的のファンにおいて想定よりも空気の流入を少しでも妨げそうな物を取り付けることはエアコンなどにフィルターを追加するのとは訳が違いそうだなと思いました。

よって今回はこのまま使用することとし、定期的なメンテナンスにて対応することにしました。

まとめ

今回はパナソニック製のビルトインIHのお掃除に関してちょっとだけ突っ込んでみました。

オプション採用される方が多いと思われるシングルオールメタル&ラクッキングリル仕様のIHにおいては内部のファンまでアクセスすることは私には不可能でした。

また標準仕様のビルトインIHにおいてもファンまでアクセスする事はとても危険な作業ですし万が一の際の保証も受けられなくなります。

我が家においてはこの保証が効かなくなる可能性を考慮した上で作業をしました。

しかし安易な気持ちで分解作業を行うと保証が効かないだけでなくその作業自体がとても危険なことを分かってください。

天板(トッププレート)やグリル内部や排気口のお掃除は目に見えて汚れる部分ですのでこまめに掃除される方も多いと思います。

しかし今回触れた操作盤付近のホコリについては一度ホコリが溜まるとホコリがホコリを呼んでどんどん吸気口カバーなどに目詰まりを発生させるものかと思います。

取扱説明書にはこの吸気口カバー関連に関してもしっかりと日々メンテナンスをすることが書いてあります。

この作業を怠らなければ危険な分解作業などをせずとも通常使用には問題ないとパナソニックさんでもおっしゃっています。

適切なメンテナンスを行うことで危険を回避して欲しいなと思います。

くれぐれもお伝えしますが、今回のビルトインIHの内部を分解・清掃した作業は保証の対象外になるだけでなく危険を伴う作業です。

絶対に真似をしないように気をつけて頂きたいと共に、この作業を真似たことにより発生したいかなる損害に対しても一切の責任を負いません。