エコキュートに入浴剤はダメの真相を聞いてみた。



我が家は入浴剤大好き一家です。お湯だけの湯船につかるのは何故か味気ないものですよね。

疲労回復効果やリラクゼーション目的もありますが、特にも寒くなってくると温浴効果を求めてシャワー派から入浴剤を使っての入浴に移行される方も多いのかなと思います。

しかし新居のエコキュートでは基本的に入浴剤は使えないというお話を聞いていました。

せっかくの新居なのに入浴剤が使えないのは悲しいです。

我が家で新築をした一条工務店さんで一般的に採用される三菱製と長府製のエコキュートだけでなく、その他各社のエコキュートで使える入浴剤などを確認してみました。

確認に当たりメーカーさんに直接問い合わせて細かい理由などをお聞きし、我が家なりに使用出来ると考える入浴剤を上げてみます。

記事の内容に関しましては独自に問い合わせをしたりしましてメーカー側の見解を直接確認しております。

しかしながら私個人の意見も多々含まれますので、記事の内容に関してましていかなる損害が発生しましても責任を負いかねますのでご了承下さい。

エコキュートで入浴剤が使用できない理由

取扱説明書にも出ていますが、ふろ循環ポンプの不具合や配管等の金属腐食の原因となることから使用しないで下さいということです。

出典:三菱エコキュート 取扱説明書 P50 追いだきの仕組みより

出典:三菱エコキュート SRT-STK372UD取扱説明書 P50 追いだきの仕組みより

このオレンジ部分の配管とポンプの腐食の原因となる成分が入り込むことを懸念してるっていうことですね。

自分としてはお湯がこの配管に入っていく事が悪い事なので、それならば風呂の自動を切って入浴しその後は抜いてしまえば問題ないと思っていました。しかし問題がありまして。。。

冬季はお風呂の水を抜くことが出来ない

エコキュートは冬季の配管凍結防止の為にお湯を湯船に残しておかないといけません。

出典:三菱エコキュート 取扱説明書 P48 浴槽のお湯を残しておく

出典:三菱エコキュート 取扱説明書 P48 浴槽のお湯を残しておく

このように外気温が下がると自動で浴槽の残り湯を循環して配管が凍らないようにするようです。

この機能があると配管の凍結を防止してくれますが配管内に入浴剤が入るので使えない事になりますね。

入浴剤を使ってお風呂に入るのが楽しみな我が家ではとても悲しい事です。

この配管凍結防止機能は設定で任意にON/OFFすることができます。

各社エコキュートの入浴剤に対する注意は?

ここで入浴剤に対する注意がどのようになっているのかを確認してみましょう。

三菱製エコキュート

我が家で使用している三菱製エコキュートですがこのような注意書きが取扱説明書に記載されていました。

ws000003

出典:三菱エコキュート SRT-STK372UD取扱説明書 P8 入浴剤を使うときのお願い

長府製エコキュート

追い焚き付き給湯器で入浴剤を使用したいのですが?

温泉水やイオウ、酸、アルカリを含んだ入浴剤は、熱交換器の腐食の原因になりますので使用しないでください。

出典:http://chofu.co.jp/support/faq/supply/index.html 長府製作所 給湯関連 Q&Aより

長府製のエコキュートではこのような注意に留まっていますね。

結局どうなの?

一条工務店でエコキュートを選ぶ方は通常はこの三菱か長府のエコキュートを選ぶことになると思いますが、一般的には入浴剤は不可と言われていると思います。

三菱・長府製だけでなく、パナソニック・ダイキン・コロナなどの他社製エコキュートも大体同じような理由で入浴剤に対する注意が書いてありました。

大まかにダメな理由はこのような感じで書いてあるようです。

  • 炭酸ガスなどで発泡するもの
    →発泡した泡が配管内に入り込むとポンプのセンサーなどに影響があるようです
  • イオウ成分が含まれるもの
    →温泉に含まれる成分で配管が痛みそうですよね。
  • 塩化ナトリウムを含むもの
    →いわゆる塩系の入浴剤でこれもサビの原因になりそうです。
  • 炭酸カルシウムを含むもの(濁り湯状にさせるもの)
    →炭酸カルシウムは簡単に言うと石灰成分であり、濁り成分は配管の表面などに付着して取れなくなりそうです。透明系のお湯でも入浴後のお肌が滑らかとかサラサラとかいう入浴剤には入っているようですね。

このように一般的に考えて濁り湯系は問題外にダメと言えそうです。

さらに泡ブクブク風呂とか葉っぱとか固形の柑橘類とかそういう物が入っているものも配管内に詰まったりという物理的な影響がありそうなのでダメそうです。

配管を痛めるような温泉成分や塩(ソルト)の類もダメですね。

三菱エコキュートの推奨入浴剤の謎

三菱エコキュートの注意書きには「花王株式会社製バブシリーズ」の入浴剤は使用できます。ただし「白濁タイプ(バブミルキー、バブチーノなどはご使用出来ません」と書いてあります。

でもとっても不思議なんですよね。

例えば花王のバブシリーズの代表的な「バブ」のゆずの香りです。

バブ ゆずの香り [20錠入]

この成分を見るとこのような記載があります。

炭酸水素ナトリウム*、炭酸ナトリウム*、炭酸カルシウム*、フマル酸、ブドウ糖、PEG6000、酸化マグネシウム、デキストリン、ケイ酸Ca、ショ糖脂肪酸エステル、グリシン、香料、黄4
*は「有効成分」無表示は「その他の成分」

炭酸ガスで発泡させて身体の芯まで温めるという説明があります。

成分表示内にはダメって言われている炭酸カルシウムが有効成分として入っていたり、もう何でこれが良いの?っていう内容です。

炭酸ガスだってバブは固形が溶け切るまで発泡し続けていますがきき湯なんて入れたら一瞬で発泡終わりますよ。

よほどバブのほうが泡が配管内に入り込む可能性が高いと思うんですよね。

お客様相談室に電話して聞いてみました

この件がどうしても腑に落ちなくて花王さんのお客様相談室に電話して聞いてみました。

特にも大丈夫と謳っているバブにはダメと言われている成分が全て含まれているのに大丈夫なのは何故か?という質問をしました。

回答は簡単に略すとこのような感じでした。

花王のバブに関しては長期的なテストを行って配管などに影響が無いことが確認されているので使用できます。その他の製品に関しましては十分なテストを行っていないので使用をお控え下さるようお願いします。

という物でした。

結局のところ他社の製品はテストしてないだけなんですね。

「テストには多大な時間を要するので。」

という曖昧な返答をされていました。きき湯だって発売してから13年も経ってるのに割りと売れ筋商品じゃないかなって思うんですけど何で一緒にテストしなかったのかなぁ。

なんてモヤモヤしますが大人の事情もあるのでしょう。

なので我が家の方針としては濁り系やゆず湯などの固形物を直接投入しない限り気にせず入浴剤を使おうと思います。

ポイントは「透明」か「にごり・白濁」か

今回の検証において確認をした

  • 三菱
  • 長府
  • パナソニック
  • ダイキン
  • コロナ

各社製のエコキュートにおいて、それぞれの違いはあれど商品名として推奨されている入浴剤の銘柄は以下の3種でした。

  • 花王(株) 「バブ」
  • (株)バスクリン 「バスクリン」「きき湯」
  • アース製薬(株) 「バスロマン」

上記銘柄においてにごり(白濁)タイプを除くものは使用可能ということでした。

つまり箱の裏を見て「透明タイプ」等の記載があれば使用が可能と考えます。

それぞれの商品には必ず「透明タイプ」か「濁りや白濁タイプ」の記載がありましたので、購入の際にはしっかりと確認をされて下さい。

Kneipp(クナイプ) バスソルト

こちらはバスソルトというだけあり、主成分が完全に塩なので本来は使用不可のものです。

しかしこのクナイプはお値段がちょっとお高い分だけ本当に身体が温まるんですよね。入浴後のポカポカ具合が全く違います。

なので我が家では自己責任として、入浴後にお湯を抜くような場合に風呂釜の自動を切って使おうと思っています。クナイプはその他にも色々な種類が出ているので見つけるとよく試してみたりします。

入浴剤を使用の際は配管洗浄をこまめに

入浴剤を使用するとやはり何も使用しないよりは汚れが貯まるのかなと思います。

我が家のように入浴剤を頻繁に使いたい!という方は、対応及び大丈夫と思われる透明タイプの入浴剤を使用する以外にぜひ忘れないでほしいことがあります。

それはエコキュートの配管洗浄です。

我が家では3ヶ月に2回ぐらいの割合でエコキュートの配管洗浄をしております。

これにより入浴剤を使用せずに半年も1年も掃除をしない人よりも余程綺麗な状態でエコキュートの配管を維持できるのではないか?と思うのです。

エコキュートの配管洗浄には我が家の三菱製エコキュートの場合にはジャバが推奨されています。

ジャバの裏面には配管洗浄の方法が書いていますが、見逃してはいけないものがあります。

これにより配管洗浄のやり方を根本的に間違っている方も多そうです。

ジャバでの配管洗浄に関してはこちらの記事にまとめております。

三菱製エコキュートにはバブルおそうじ機能

我が家で使用している三菱製エコキュートにはバブルおそうじ機能というものがあります。

参照:三菱エコキュート SRT-STK372UD取扱説明書 P6 便利・上手な使い方

このように水位が下がった際にエコキュート内にあるマイクロバブルを含んだ約6リットルの水がエコキュートの配管内を流れお掃除をしてくれる機能です。

この機能があると配管内の掃除をお湯を抜く度にしてくれるそうです。

一条工務店の設備として考えますと、標準品にはつきませんが「ハイパワータイプ」のエコキュートに付属している機能になります。

ただし冬季などお湯を抜かない時間が多い時期の場合には配管内を汚す時間も長そうなので、やはりジャバなどで定期的な配管洗浄が必要かなと思います。

  • 長府
  • パナソニック

こちらの2社のエコキュートに関しましてはほぼ全てのラインナップに自動配管洗浄機能がついているようです。

しかしながらエコキュートタンクから水やお湯を5~10リットルほど流すだけの機能のようで、三菱のバブル機能のような付加価値が付いたものではないようですね。

参照:長府 エコキュート電気温水器総合カタログ 2017(Ⅲ)

また長府製のエコキュートに関しては約5リットルの水により自動洗浄してくれるようです。

逆にパナソニック製のエコキュートでは約10リットルのお湯により自動洗浄してくるようです。

パナソニック製エコキュートはお湯のほうが汚れを落としそうな気がする反面、若干の光熱費には影響してきそうです。

まとめ

今回調べてみると、各社のエコキュートによって推奨されている入浴剤には違いがありました。

しかし使用出来ないものの例を列挙してみるとほとんど同じようなものが対象になっていました。

しかも推奨品にもそのダメなものが含まれており、その理由を聞くと

「検証がされていないから」

という理由だけでした。

ということで、自己責任という名のもとに我が家では推奨されていない入浴剤も含めて使用をしようと思います。

もちろん「濁り・白濁系」などは配管への影響を考えて使用しませんよ。

でも他社製のエコキュートで使えるものに関しては推奨されていないくても使用しようと考えています。

本当はダメと言われているものを使うのは勇気が要りますが、我が家ではエコキュートの配管洗浄をこまめにする事で配管への影響を最小限にしようと思います。

バブルお掃除機能を併用しながら適切な状態を維持できるように使用していきたいですね。