部屋干し前提におすすめ!間取り検討時からの物干しスペース設置の重要性を改めて問う。



我が家では部屋干しすることを前提に設計時からかなり気を使って計画を練ってまいりました。

季節ごとに家の中の状態がどのようになって、その時に室内干しをするにあたってどのような点に気を付けなければならないか?それに対する対策として何を考えなければならないのか?を考えました。

その中で絶対に必要だなと思ったのが「物干し部屋・物干しスペース」の設置です。

物干し部屋として1部屋を確保出来ることは理想ですが間取りの関係で難しい方も多いと思います。我が家もまさにその通りで、約27坪の家に専用の物干し部屋などというものは設置は不可能でした。

その代わりにお風呂・脱衣所・洗面所を締め切り簡易的な物干しスペースとして活用することを考えました。

今回はこちらの物干しスペースの活用方法を見ながらその重要性について改めて考えてみたいなと思います。

語られない冬季以外の物干し

我が家で新築しました一条工務店の家では一般的に床暖房を採用される方が多く、私の住んでいる福島県でいうと11月から4月頃までは間違いなく床暖房を稼働させていると思われます。温暖な地域でも差は1ヶ月ほどなのかな?と思います。

この床暖房を使用している間(冬期間)は外気が乾燥していることもあり室内が乾燥する事が多く、一般的には加湿対策が必要と言われます。

これは床暖房の影響ではなく単純に乾燥した外気をロスガードを通して取り入れる為に乾燥するのかなと思っています。床暖房の影響ではないと言う事ですかね。

その為に室内干しをしてもどんどん乾きますし加湿にもなりますから大丈夫ですよ!というお話はよく聞くわけですが、一方でそれ以外の季節に関してはあまり触れられなかったりします。一条工務店の家での住み心地を考える上では

  • 春・秋の中間期に置けるエアコンをあまり使わない時期
  • 梅雨時期のジメジメ期
  • 夏の全館冷房期
  • 冬の全館床暖房期

大きく分けてこの4つの時期に対してのアプローチが必要だと思うのですが物干しに関して大別すると

  • 春・夏・秋でエアコンを稼働していない時期
  • 春・夏・秋でエアコンを稼働している時期
  • 冬の全館床暖房機

この3期にについて対策をすれば良いのかなと思います。ポイントはエアコンを稼働して室内の除湿が出来ているかどうかですね。物干しも室外派と室内派が居ると思いますが、打ち合わせ中の方は是非一度お考え頂ければと思います。

我が家の基本情報

我が家での洗濯にまつわる様々な基本情報です。各家庭によってかなり差が出る件だと思いますが、絶対的な物干しの量として参考になればと思います。

  • 夫婦+3歳児(半日保育園)の3人家族
  • 洗濯乾燥機機は当時最上位クラスのドラム式の乾燥機付きだが乾燥機能は殆ど使っていない
    →乾燥機を使用した際の匂いが得意でないために緊急時以外は使用していない
  • 洗濯回数は基本的に週に2日(洗濯時には1~2回転)
  • バスタオルなどは使い切りではなく2日ほどで交換

概ねこのような状況です。毎日洗濯機を回す方も多いと思いますし、乾燥機の使用の有無も物干し環境を整えるに当たっては重要な点かなと思います。

また我が家では物干し金物を多数取り付けましたが、よくあるこういうタイプの物干しグッズは使っていません。

旧宅でも使ったことがありますし一度に干す量は増えるのでしょうが、妻曰くこういう形状のタオル掛けだけは絶対に使わないようにと言われていました。端的に理由を説明すると

  • タオル掛けの狭いスペースにタオルを干していくのが面倒な点
  • どうしても床置タイプは設置スペースおよびこの物干しを収納するスペースが欲しくなる点
  • 乾きにくく生乾きになる事が多い

との理由からでした。今の我が家にこのような物干しを置こうかと思った場合に、置く場所はありますが使用していない時の置き場所などを考えるとやはり購入には躊躇しそうです。

物干しの基本

入居後に色々とやってみたのですが、基本的には梅雨時期対策として考えた部屋を閉め切って衣類乾燥除湿機を稼働し一気に洗濯物を乾かす案が一番良さそうに感じています。

こちらのお風呂・脱衣所・洗面所エリアを一つの部屋とし、洗濯物を干しまくって衣類除湿乾燥機とサーキュレーターを稼働させ一気に乾かす案です。

スペース的には約7畳ぐらいのスペースはありそうですね。これだけのスペースを専用部屋として容易出来ると良いんですけどね。現実は甘くないです。

特にも週2回のうちの平日などはかならずこのパターンで物干しをしています。

使用している衣類除湿乾燥機

我が家で使用している衣類除湿乾燥機はパナソニック製のハイブリッド式の衣類除湿乾燥機の最上位機種になります。

我が家で使用しているのは紹介しましたタイプの型落ちになりますか。買ったばかりで新製品が出てしまうのはありがちなことですよね。

除湿機にはデシカント式(冬に使いやすいが電気代が高い)やコンプレッサー式(梅雨や夏に使いやすく温度上昇が少ない為コストも安いが冬に除湿能力が落ちる)などのタイプが有り、それぞれメリット・デメリットがあります。使用に適した季節も違います。

こちらのパナソニックさんでしか採用していないハイブリッド式の衣類除湿乾燥機は2つのタイプを融合させたタイプであり、1年中変わらない除湿能力を発揮できますがその分本体価格が高めです。

一条工務店の家に関して言うと冬季は全館床暖房を採用される方がほとんどで春~夏に近いイメージで使用できることからコンプレッサー式でも良いのかなと思いながら、衣類乾燥に関わる機能を考えて総合的にハイブリッド式を採用しました。

オプションの浴室乾燥機を使わなかった理由

一条工務店ではオプションで浴室乾燥機を選択できます。こちらは洗濯物を乾かすという以外にも浴室を温めたりという用途もありますね。

私としてはこちらの浴室乾燥機を採用するオプション代で衣類除湿乾燥機を使ったほうがメリットが大きいと感じています。

据え付けの住設は故障や新しい機種を導入しようと思った際に不安点が残ること。そして衣類除湿乾燥機の場合は浴室以外へ移動して使用することも可能な点です。

特にも梅雨時期などにエアコンを使うまでも無いが部屋全体の除湿もしたいような場合にもリビングに衣類除湿乾燥機を移動してきて除湿をすることも可能です。

衣類除湿乾燥機は移動して使用することも可能である

入居後初年度はハッキリした理由が分かりませんが何故か過加湿状態になり逆に除湿が必要な場合もあるようです。我が家も初年度の冬は過加湿状態が続き、加湿器は一切稼働せずに逆に衣類除湿乾燥機を急遽購入して部屋全体を除湿して対応していました。

また入居後すぐには使っていない子ども部屋をランドリールームとして使うとか、移動できるメリットは結構大きいと思っています。

いずれにしても一条工務店の家は一年中乾燥しますから部屋干しで乾きますし大丈夫ですよ~なんていう事をいう営業マンさんは一条工務店の家に住んでないのでは?本当に一条の家のこと知ってる?と思うほど疑問を持たざるをえません。室内干しを前提に考えると洗濯物を乾かすという為の設備は何かしら必要かなと思います。

また我が家では衣類除湿乾燥機を使用する前提で間取り検討をしましたが、検討中の方で同じように計画をされる方は衣類除湿乾燥機の定位置およびコンセント配置を計画してくださいね。およそ半マス程度の場所があると良いと思います。

我が家での衣類除湿乾燥機の置き場所

我が家では設計時から脱衣所に衣類除湿乾燥機の置き場所を考えていました。

図面で言うとこちらになりますね。幅1.5マスの脱衣所に洗濯機を置いた残り0.5マススペースになります。こちらは壁面にタオル掛けを配置していますので実際に使えるスペースはもうちょっと狭いです。

こちらのスペースにピッタリ収まるんですよね。設計時に考えた通りになるとニヤニヤしてしまいますよね。こちらの衣類除湿乾燥機を使用する際には取っ手に手を掛けて手前に引っ張ります。キャスターが付いてるので横方向にはスムーズに動きます。

このように移動してきますとちょうど浴室と脱衣所の真ん中当たりに位置し、温風を満遍なく運んでくれます。

また使用後にはタンクも手前から引き出せるようになっています。電源コードの出る位置とタンクの位置を考えてこのような配置を考えたのですが本当に計画通りでした。この衣類除湿乾燥機が壊れた時に新しい機種が同じ仕様であることを願います。

こちらの衣類除湿乾燥機に使うコンセントは洗濯機のコンセントと併用しております。洗濯機のコンセントは通常はH1000付近の上に配置することが多いのですが、こちらの衣類除湿乾燥機と併用することと、洗濯機のコードがだらーんと垂れている見栄えを気にして通常のコンセントと同じH300に配置にしました。

洗濯乾燥機のコンセントは恐らく全ての機種においてコンセントを単独で使用し他の電子機器と併用しないように注意書きがされていると思います。

これは洗濯乾燥機の消費電力が1000W近くなる点からコンセントの容量を超えないようにするための注意だと勝手に思っています。洗濯乾燥機は夜間の寝ている時に稼働することも多いのでブレーカーが落ちても気づかない可能性もありますからね。
※別の理由があるかもです。

我が家では乾燥機能を使わない点と洗濯機を使用する際には衣類除湿乾燥機を使用しない事からこのようなコンセント配置にしました。洗濯乾燥機と同じコンセントにドライヤーなどを指して使用している方も見かけますが洗濯乾燥機を使用している際には容量をオーバーする可能性を考えてご注意下さいね。

物干し部屋を閉め切って衣類乾燥除湿機を使うメリットとデメリット

メリット

衣類除湿乾燥機を使用して物干し部屋を作るなによりのメリットは

  • 一晩で完全に乾ききるので生乾き臭が全くしない
  • 洗濯物がダラダラと干されていないので家の中の雰囲気を損なわない

メリットとして数は少ないですが本当に大きなメリットだと考えています。特にも我が家のように最低限の大きさで作られた家の場合にダラダラと洗濯物を干していたら、洗濯の回数によっては常に干された洗濯物と生活をしなければならなくなります。

折角おしゃれなアクセントクロスやエコカラット?カーテン?家具?を準備しても雰囲気ぶち壊しですよね。

デメリット

逆にデメリット面は購入にかかるイニシャルコスト以外にも乾燥機を使用するにあたっての電気代になりますか。

我が家で使用している衣類除湿乾燥機の衣類乾燥モードで一番電気代を食う速乾モードで考えます。夜間は我が家の場合11円/kWhなので8時間速乾モードで稼働し続けても約70円になります。これは一番電力を食うモードのお話なので普通に乾かすと約25円程度の電気代になりますか。

こんな高い電気代!と思われるかもしれませんが、例えば日立の最上位機種の洗濯乾燥機の乾燥機能を使った場合の電気代を同じような条件(夜間・乾燥時間約3時間)で計算してみると約30円ほど掛かってますからね。どのみち掛かるお金なんですよね。乾燥機能を使って毎日稼働すると、電気代だけでいうと本当に差はなくなるというか逆に高くなるのかなと思います。

物干しスペースの確保と同時に「閉め切れる」事が大切。

物干しを考えて室内に物干し金物を多数設置しているご家庭は多いと思います。我が家も負けじと物干し金物だらけの家になっています。

しかしながら今まで申し上げた衣類除湿乾燥機などを使っての物干しを考えた場合にはその部屋やスペースを「閉め切れる」という事が重要になってきます。

衣類除湿乾燥機の基本は空気中に水分を沢山含ませてそれを吸い込み結露させて除湿することです。その為には基本的に衣類乾燥中は室温が上がります。

その効果を最大限に活用するためには部屋を締め切って衣類除湿乾燥機の性能を最大限に発揮することが必要になります。

また衣類乾燥中は説明した通りにかなりの高温多湿になります。除湿乾燥機を稼働させている際に部屋の状態は決してよくありません。あまり無いこととは思いますが、物干し部屋とパソコンなどを使用する書斎などを併用すると電子機器に異常を来す可能性もありますのでご注意下さいね。

まとめ

エアコンを稼働しないが部屋の湿度が上がりそうな梅雨時前などの時期を想定して作った閉め切れる物干しスペースですが、実際使ってみると床暖使用時から春先まで一年中使える我が家にとっては必要不可欠なものになっています。

特にも我が家の働きながらの家事を考えると、一気に洗濯をして一気に乾かしきってしまうことで他の時間的な余裕も生まれますしなにより限られた生活スペースを圧迫せずに済みます。

もちろん物干しスペース以外にも洗濯物は干すわけですが、とにかく急ぐものなども一気に乾かせることから洗濯の回数も減らせますしなにより家の湿度管理がすごくしやすいです。

梅雨時期から6~7月はエアコンのドライ運転で24時間稼働している事が多いので普通に部屋干ししても乾かないわけではないんですけどね。物干し部屋に干しきれなかった洗濯物などは夜間の間にエアコンの前に干して乾かしたりはしますが、やっぱり室内干しも最低限の時間で終わらせたいものです。

洗濯乾燥機の乾燥機能を使うから、外に干したいから、浴室乾燥機があるから。洗濯物を乾かす方法は沢山ありますしそれはそれで良いと思います。しかし私のように限られた間取りで家を建てる方で室内干しを考えるなら特にも物干し部屋・物干しスペースの確保はお薦めしたいものです。

特にも梅雨時期などは、雨が当たらない場所をしっかり確保していても外に物干ししてるだけでは乾かない時期が出てきますしね。物干し部屋・物干しスペースを計画することは絶対に後悔はしないと思うわけです。