間取り紹介#44 キッチン:壁付+L型+アイランドテーブルにした理由は?



今回からキッチンの間取り紹介に入りたいと思います。我が家のキッチンは壁付けのL型ロングキッチンでアイランドテーブルを採用した形となっています。なぜこのような形のキッチンを採用するに至ったかを紹介したいなと思います。

キッチン決定までの経緯

家造りの基本的な考え

我が家の基本情報でも触れましたが、家づくりを進める上で気を付けていた事は「視線の抜けの良い圧迫感の無い広い空間が欲しい」という事でした。

私も妻も田舎の昔ながらの広い家で育ちました。妻にあたってはワンルームなどの一人暮らしの経験もなく、恐らく一般的な建売やマンションなどの間取りだと窮屈さを感じたと思います。

広い空間=大きな家と出来るならば一番簡単なのですが、実際はそういう訳にはいきません。出来るだけ「広く見せる」間取りを考えていた時に出会ったのがつぶつぶ☆さんL型キッチンとリビングダイニングが繋がったLDKの間取りでした。

夫婦そろってキッチンに立つ事も多いので広いキッチンが欲しかったのはもちろんですが、L型+壁付キッチンという選択肢に気づかせてくれたつぶつぶ☆さんには本当に感謝です。

キッチンへの願望

これはかなり珍しいパターンなので参考にならないかもしれませんが、一般的に好まれる対面キッチンというものに妻は全く拘りがありませんでした。というか、むしろ対面キッチンが嫌いでした。

  • 別に家族を見ながら家事をする必要はない
  • さっさと作業を終わらせてゆっくりした方が良い
  • 家事するときぐらい子供二人(息子と私)の顔を見ないでやりたい
  • というか対面にしなくてもどうせ近くに居るし
  • 洗い物やIH使ってたら様子が見えたって何か出来るわけでも無いし
  • 壁付だってちょっと横を見れば確認できる
  • 対面で見てなきゃ見渡せないほど広い家でもないし

ということで、若干歪んでいると思われたら誤解を生むのですが妻はちゃんと家の事をしてくれる良い妻でございます。

私が提案したL型+壁付キッチンを何の抵抗も無く受け入れてくれたのはこんな理由からでした。もちろん今流行りのアイランドキッチンだとかの選択肢も全く無い訳でして、建具などのデザイン面に惚れてi-cubeで計画を進めていましたが、アイランドキッチンが欲しくてi-smartと迷うなんて事は全くありませんでした。

普通に届かない収納は要らない

間取り検討時にもどうしてもこれが欲しい!とか言わずに、私が提案する何パターンかのメリット・デメリットを聞いてこっちが良いかな?っていう位の拘り具合だった妻が、キッチンの仕様に関してもほぼ口を出さなかった妻の唯一の拘りポイントが「上部吊戸棚収納」は要らないということでした。

カップボードなどは我が家は紹介特典などで無料なのですがわざわざ吊戸棚を外してあります。普通にオプションとして採用すると吊戸棚が無い分だけ減額になるわけですが特典でプレゼントだとそういう減額も無い訳ですが吊戸棚を外してあります。

L型キッチンのシンクの前も採光のために大きな正方形3連窓を取り付けておりましたが、そのために吊り戸棚が無いことはむしろ妻としては喜ばしい事でありました。

吊り戸棚が要らない理由としては、臨時で使わない物を収納する場所として使ったとしても脚立や踏み台を使わないと届かないような場所に置くほどの物は無いし、そこに置かなければならないような物は持たなければ良いという事でした。アクセスが悪い場所に収納された物が眠ったままになりがちなのはお互いの実家の状況を見てて思っていたことなので私も納得でした。

ということで洗面台の上部収納は外せないのでそのままとしましたが、キッチン関係の吊り戸棚は「全て」撤去されることになりました。

キッチンとしての間取りを考える

一般的な間取りとしてはキッチンを隠すように対面式にしてシステムキッチンの背面にカップボードや冷蔵庫などをは配置する方法が多いですよね。家事をするにあたって必要な物が振り返るだけで手に届くその形は確かに使いやすいと思います。それは間違いない。

もしも我が家でそんな間取りを考えるとこんな感じになるのかなと思います。

間取りを煮詰めたものではないので無理やり今の間取りに突っ込んでみましたが、こんな形になるのかなと思います。我が家の場合はリビングに畳コーナーを配置して地べたに座るというかゴロゴロしていることが前提なので、このような作りにするとダイニングテーブルやキッチンが壁になって圧迫感があると思うのですよね。また、メインの収納やパントリーをこの位置に配置することで部屋の天井まで収納があることになり圧迫感をさらに感じると思います。

また、この形の場合ダイニングに座っている位置によってはキッチン内の物を取りに行きたい時にぐるっと回り込まないといけないので結構面倒です。

その点私の考えた形ですと、ダイニングテーブルは同じような位置にあるものの、視線がLDKの端っこまで抜けているので広さに対する感覚が全く違うんじゃないかと思うんです。なのでリビングでゴロゴロしていても視線の先にすぐ壁がなく、圧迫感のない希望通りの間取りを考える事が出来ました。

ちなみにリビングの掃き出し窓から外に視線を送ると、タイルデッキが広がり隣家が迫っていない立地もあり広々とした景色が広がっています。この間取りの基本形がつぶつぶ☆さんのLDKの間取りを原型に考えられたのは言うまでもありません。

収納としてのアイランドテーブル

採用している人をほとんど見たことがないアイランドテーブルですが我が家もつぶつぶ☆さん同様に採用しました。通常アイランドテーブルはお菓子を作ったり自宅に人を呼んでキッチンを使う時に作業スペースが欲しいなどの場合に採用する方が多い贅沢なオプションだと思います。間取り的にもL型キッチンに採用しないと配置が難しかったりしますし、そういう意味でも使っている方は少なくなってしまいますよね。

紹介した通り様々な理由で一番使いやすいと思われるキッチンの間取りを放棄した代償として収納スペースが一般的な間取りに比べて足りません。収納が足りない!?と思いがちですが、実際我が家の場合は食器や調理器具も最低限の物しかありません。お菓子も作りませんしパンも焼きません。なので現在持っている食器などが多少増えても基本的にL型キッチンの収納内に殆どが収納可能だと思っています。

それでもやはり、キッチンに立っているときに後ろ側に欲しい収納としてアイランドテーブルを採用したんです。食器を入れるのはシンク下の大きな引き出しを考えていますが、食洗機→食器置き場を考えた際にアイランドテーブル内の収納の流れは凄く良さそうです。こちらは2人でキッチンに立った際のサブの作業スペースとしても考えています。

広さや圧迫感を考えるとアイランドテーブルを無くしてダイニングテーブルだけ置いた方が良いんじゃないの?というお言葉も間取り検討中にいただきましたが、やはり最低限の収納としてもアイランドテーブルは欲しかったです。

対面キッチンにしなかったもう一つの理由

漠然とした考えではありますが、息子が車椅子などをつかって室内移動なんていう際の事を考えました。身体が不自由になっても室内で車椅子移動などはあまり無いことだとは思うのですが、対面キッチンの場合は一人でキッチンにいった際に行き止まりになってしまいますよね。スペースとしてもかなり狭いですし移動に不自由するのではないかな?と思いました。

その点このようなL型+壁付キッチンですと2方向からキッチンにアクセス出来る回遊動線になっていますし、いざとなればダイニングテーブルやアイランドテーブルでさえ移動が可能なので、状況に応じてレイアウトを変更出来る利点もあります。

回遊動線って良いですよね。子供が小さなうちはキッチンに侵入されることによるストレスが多大に発生すると思っていますが、この家で暮らす長い時間を考えると暫くの我慢です。また、対面キッチンと違いダイニングテーブルでダラダラしていてもサッっと家事に参加できる動線なので夫婦ともお互いに負担がなく作業が出来る点が良いです。

まとめ

対面キッチンが主流ではありますが、間取りの問題などでLDKの広さなどに不満がある方は一度壁付けキッチンも検討されてみると良いと思います。LDKの空間にキッチンの壁がないだけでかなり広く感じると思いますよ。壁付けキッチンはどうしても昔ながらのキッチン感があるかもしれませんが、考えようによっては悪いことばかりでは無いですよ。

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