間取り紹介#43 小屋裏物入:収納方法と拘った点



今回は小屋裏物入を運用するにあたり考えた点や、細かな仕様などを紹介したいと思います。小屋裏物入に関してはただの収納として見られてあまり詳しく紹介されている記事が少ないように思うので、出来るだけ詳しく紹介出来ると良いなと思います。

我が家の小屋裏物入の仕様

「束」と呼ばれる見慣れないものが

打ち合わせ段階ではずっと6畳スペースとして勧めていた小屋裏物入ですが、図面にある換気扇をどうしても右側(東側)から上側(北側)に移動したくて1畳増やしたんです。上の図面のスロップシンクとロスガードの部分ですね。

東側には家の出入り口があり、普段から駐車場として使うスペースから見える家の側面の見栄えを良くする為です。移動した北側から見る機会はほとんどありません。結果的に収納も増えましたし、その為の増額も30,000円程度なので良かったなと思います。

移動した換気扇はこのように北側から出ることになった訳ですね。

換気扇の移動のために小屋裏物入を1畳増やしたことにより、突然「束」と呼ばれる部分が現れました。これは何ですか?と聞いたら小屋裏物入の長さが伸びすぎて天井を支える柱のような物が必要になったとのこと。それが「束」なんだそうです。ちなみに「つか」って読むそうです。私読めませんでした。

電気関係

換気扇の設置

打ち合わせ当初は小屋裏物入の大きさは4.5畳で進めておりましたが、最終的には7畳ものスペースになりました。それに伴い換気扇の容量も設計さんの提案により大きなタイプにしました。

換気扇追加(V-12PED6)
オプション料金:23,100円

換気扇というと昔ながらの扇風機みたいな羽がクルクル回っているものを想像してしまいますがこのような形のものです。作動していない時は蓋がしまっているので外気の流入も防ぐことが出来そうです。

K1:天井付け照明

LGB81568LE1
オプション料金:4,450円(定価8,900円)

照明はこのような薄型のものを採用しましたが、よく見ると良いお値段しますね。これならダウンライトにしても良かったかな。。。とか今になって思います。

照明及び換気扇のスイッチ

このように小屋裏物入へのハシゴを下ろしたちょうど登り口にある洗面所の入口部分にスイッチを取り付けました。

埋込[電子]トイレ換気スイッチ
オプション料金:3,100円

スイッチの見た目はこんな感じですが、実際に手配した部品は【WTC54185W】という上の照明スイッチが抜けたものです。こちらは小屋裏物入の照明スイッチということで、切り忘れが無い様に点灯状態が分かるパイロットホタルスイッチにしてもらっています。

小屋裏物入内は夏場は高温になるでしょうし換気も出来ない場所なので換気扇を取り付けました。しかし換気扇の消し忘れも心配なのでタイマーで自動で切れるタイプを使いたいと思っていました。

タイマーで自動で切れるタイプのスイッチというと浴室換気扇のスイッチが思い浮かびますが、あれはタイマー設定のダイヤルの見た目が気に入らなかった為にこのようなスイッチタイプを選びました。説明にある「一時動作」にて換気扇スイッチを一度押すと一定時間(最大30分)で切れてくれますので、換気扇を回しっぱなしで気づかないような事は無さそうです。

小屋裏物入は窓がなく換気が難しいので換気扇を取り付けました。しかし実際考えてみると夏に関しては小屋裏よりも屋根裏の方が空気が温まっているわけで、入口の蓋を開けた状態で使わないと温まった空気を逃がすというような意味が無いのかな?とか思ったり。(屋根裏のもっと温まった空気が小屋裏物入に流入してくる為)冬に関しては冷えた空気が床暖で温まった室内に降りてこないように時間の掛かる作業は入口を閉めて作業したり。まぁ意味がないとは言いませんが用途としては設計時に考えていた通りにはいってないかなと思ったりします。

とりあえず何となく小屋裏物入に入って作業する時には照明スイッチと一緒に換気扇スイッチを押して稼働するようにはしております。

小屋裏物入での収納方法の想定

図面に既に書き込んでありますが、ルミナスラックなどのスチール棚を置いてある程度細かいものを置けるスペースを北側に考えました。ルミナスラックが揃うまでは旧宅から運び込んだ通常の収納ケースを使うと思うのですが、衣替えなどの際には衣装ケースごと移動するのも大変なのでこのような小屋裏物入から1階に落としても大丈夫な感じの入れ物に小分けに収納しておくと良いかなと思っています。

南側の区画には突っ張り棒を配置しまして夏は冬物のコートや長袖のYシャツ、冬は半袖のYシャツなどを吊り下げて収納できるように考えました。階段を登って向かいの壁には扇風機などを置こうかなと考えています。突っ張り棒の手前とかでも良いかな。

地震時の小屋裏物入の安全性を考える

小屋裏物入の入口は1Fの階段から気密蓋を押し上げて開けるようなタイプになります。蓋の開く方向は左右選べるようですね。

この蓋なのですが、蓋を下から上に押し上げるしか開ける方法がありません。もしも予想外の地震などが発生した際に重い荷物がこの入口蓋の上にかぶさった際には力ずくで開けるしか無いようです。力技で開けられるならば良いのですが、ヒンジなどに引っ掛かる物などがあるともうお手上げになる可能性があります。小屋裏物入と言うだけあり建物の上部に存在することから思ったよりも大きな力で左右に揺さぶられて物が移動すると考えています。

そのような事態を避けるために荷物が入口近くに移動してこないように構造体を狙ってアイプレートなどを取り付け、移動防止ネットやワイヤーのような物を設置しようと計画しております。またラック自体も壁にしっかりと固定することを考えています。このようなネットやワイヤーを張ることを考えても小屋裏物入の長方形化のメリットはあると思っています。

そして思いがけず出来てしまった「束」ですが、一番危険な入口の直ぐ脇のラックが移動してこないようにガードする役目としてうってつけの場所に設置されていると思います。これは思わぬ利点でした。

入口の周りにある2畳分のスペースは運んできた荷物を一時的に置いたり、小屋裏物入内の荷物整理の際の空きスペースとして考えています。危険性も考えて扇風機など確実に固定できる物など想定以外の物は極力置かないようにしたいなと思っています。

本当にそんなに揺れるの?(後日談含む)

我が家は平屋の2階部分に小屋裏物入を設置していますので、2階建ての3階部分に設置される方はさらに違うとは思うのですが。。。

新居に引っ越してきてから震度4ぐらいまでは体験してみたわけです。旧宅が鉄筋の3階だったので通常の震度に割増で揺れてる感があったわけですが、やはり平屋という事もあり以前より地震の体感震度が低いと感じます。家全体がガッシリしている感じがします。

しかし、あの東日本大震災の直後から震度6クラスまでを実際に体験してみた感想としてあの程度の規模の地震が来たらと思うとこのような地震対策は絶対に欠かせません。震度5弱と5強も全く別物の揺れ方ですし、6を越すと揺れ方がさらに半端じゃありません。やっぱり実際に体験した人でないと分からない感覚なんだと思います。そんなに揺れないっしょ!と思っている方は認識が甘いです。

震度4程度の地震でも吊り戸棚などはこのようにしっかりロックが掛かってくれておりましたが、やはり地震に対する備えは大事だなと思うわけです。なので小屋裏物入だけでなく廊下に設置のブックシェルフなどの物が散乱する事態は絶対に想定しておかなければならないと思います。

天井点検口の設置

打ち合わせ当初から小屋裏物入の採用を決めていたので、天井点検口を小屋裏物入の壁に設置する予定でおりました。そのほうが出入りも楽ですし、臨時に荷物置き場としても使いやすそうだと思ったからです。

さすけさんのこの記事を見ても暑さ寒さに関係ない物は置けるかなぁと思っていたので、その出入りが小屋裏物入の壁から出来るならこの上ないと思っていました。

しかしi-cubeとi-smartでは小屋裏物入に天井点検口は設置が不可能でした。セゾンやブリアールなどの在来工法は可能のようです。設計さんも当たり前のように出来ると思って打ち合わせを進めておったのですがこのような結果に設計さんも驚いてらっしゃいました。小屋裏物入の採用条件として暫くの間3.5寸屋根が必要だったこともあり、i-cubeやi-smartでの小屋裏物入の採用実績(経験)が少なかったからですね。

同じ理由でセゾンやブリアールの在来工法では屋根の形状などによりますが2階の廊下や居室から横に小屋裏物入に出入りする扉を取り付ける事も出来ますよね。私が在来工法で計画をしていたら絶対にそのようにしたと思います。正直その形の小屋裏物入は羨ましいです。

ちなみに追いやられた天井点検口はこちらに設置されました。

本来LDKには極力配置したくなかったのですが、結局小屋裏物入の入口のお隣に設置しました。いざという作業の際にこちらの方が脚立などを配置して作業性が良いと思ったからです。

3枚扉の収納場所として

私自身そのような予定はありませんが、子供部屋の仕切りに三枚扉を採用されている方は多いと思います。子供が巣立った後にその仕切りを外そうと思った時に、扉の置き場所はみなさんお考えでしょうか?扉は高さもありますし一般的な押入にも入れることができません。そんな時に驚いた記事がありました。

三枚扉って小屋裏物入に入るんだそうです。記事中にもありますがもちろん重いのも分かっていますし作業が大変なのも分かっています。しかし扉を出し入れしようと思うのは10年単位で数えるほどしか無いはずです。収納場所に困るこの3枚扉は小屋裏物入に入れるのがベストじゃないかなって思いました。

特にも子供が巣立った後などにかなり長期に渡って扉を収納することも考えられるので、このような場所を確保する意味でも小屋裏物入の導入を考える意味はあると思うのです。

まとめ

広いお家で収納専用のお部屋が確保出来ている方は良いなぁと思います。歳をとったら上に昇り降りするのが大変だとか無理だと言いますが、そんな時になったら息子の洋室が物置になっていたりするわけだと思うのです。収納が少ないと折角の広いお部屋も物であふれる事になると思います。金額的にはお手頃なオプションとは言えませんが、間取りの関係で収納にお困りの方は是非とも検討して欲しいなと思います。

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