間取り紹介#22 造作押入Mを作るきっかけ



今回から3回に分けて、設計さんに提案しながら作り上げた造作押入Mを紹介したいと思います。

造作押入M

図面の紹介

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取り急ぎ図面はこのような感じになっております。普通に見るとリビングに隣接する奥行60センチ幅180センチの普通の押入ですよね。

押入に入れたい物

この押入は小さめ平屋の我が家にとっては生命線とも言える収納です。とにかく色々な物を入れたい場所でした。

  • 薬・電池・文房具などの細々とした日用品
  • 書類関係
  • 子供が小さいうちは教科書や本など
  • 普段から見るようなコミックなど
  • パソコン(ノートパソコンから小型のデスクトップまで)
  • プリンタ
  • 保存用HDD
  • 一眼レフカメラやコンデジの防湿ケース
  • 固定電話
  • 情報ボックスなど
  • 掃除グッス
    →マキタ掃除機(充電器や付属品を含む)
    →クイックルワイパーなど
    →ほうきなど
    →将来的なルンバ基地として
  • 折りたたみテーブル
  • 畳コーナーで使うクッションや座布団など
  • 子供が小さなうちはおもちゃなど
  • 押し入れ前にある物干しで使うハンガーやピッチなどの洗濯干しグッズ

これら全てがぜーーーんぶ入るとは思っていません。実際に引っ越してみれば他の場所の方が使い勝手の良いものも有るでしょう。しかし基本的にこれらを収納する為には

  • 自在棚などで自由に区切れる収納
  • ハンガーポールなどにぶら下げる収納
  • 横方向に寝かせて置ける収納
  • コンセントや配線の通路が確保できる収納

これらを両立させた収納が必要ではありました。

打ち合わせ初期の収納案

図面

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間取り検討が始まり真っ先に考えたのは上の図面のような収納案でした。

ポイント

掃除グッズや長いものを入れられる押入と、腰壁付きのフリーカウンターに自在棚を仕込んで小分けに物を入れられるスペース。しばらくこれで打ち合わせを進めていました。

この収納案の良いところ

手前の畳コーナー脇に置く予定のソファーにフリーカウンター部分が隠れる形になり、物があってもゴチャゴチャする感じも薄れるかなと思いました。また、フリーカウンター部分ではパソコンを使ったり息子小さな間は勉強などのスペースに使えるかなという思いもありました。

この収納案の悪いところ

ここで採用している奥行45センチの収納って使いにくそうなんですよね。収納ボックスなどに小分けに収納する案も考えたのですが、いざ探してみると奥行45センチの棚に上手く収まるボックスなどが見つからない。奥行30センチの棚ならば良いものも見つかるのですが、そうなるとパソコン周りのプリンターなどの奥行きの必要な物が収納できない。

よって、これらの物を全て押入に押し込んでしまおう!という事になりました。

造作押入Mが出来るまでの変遷

当初案の図面

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収納を押入に一括しようと思い、最初に考えたのは上の図にあるように自在棚を仕込んだ押入Zと、掃除グッズなどを吊り下げられる押入Bを別々に設置することでした。

このように押入を使うことにより、当初案でフリーカウンターがあった部分は上部は物干しスペースとして、下部は空気清浄機や加湿器や季節物を置く棚などをフレキシブルに置けるスペースになります。

また、机なんかを置いてもギリギリ使えるスペースかもしれません。最悪はソファをダイニング側に置くとかするとかなりのスペースが確保できます。

この収納案のデメリット

一見良さそうに思えるこの収納案ですが、どうしても許せないデメリットがあったんです。それは扉の問題です。

図面のように幅90センチ(1マス)の押入を使う際に、片開き扉及び観音開き扉の設定は出来ますが、扉を開く際に手前に出てきてしまうので、前方に置く予定のソファなどを考えるととても使いづらそうです。

折れ戸を使用するとまぁなんとか使えるとは思うのですが、押入に折れ戸を使用すると開く方向が固定される上に、標準で使える折れ戸が1軒につき2個までなので、追加には約50,000円/個のオプション料金が掛かります。
※この時点ですでに折れ戸を2個使っていたので、両方共折れ戸にすると約100,000円のオプション料金になります。

加えて本棚の収納の事を考えたり、ルンバの基地の可能性を考えると扉はある程度開きっぱなしになることも想定しなくてはならず非常に使い勝手が悪そうです。

これに対する解決策は?

これらの事を考えて扉として最良なのは「引き戸」の選択です。引き戸にする事により扉の出っ張り(開く場所の確保)を気にせずに扉を開けっ放しにも出来ますしね。しかし引き戸にするには幅180センチの押入を導入することしか出来ず、そうなると通常の仕様では自在棚とぶら下げる収納を両立することは出来ません。

そんな事を考え考え考えたのがこの造作押入Mです。

造作押入Mの原案

まずは図面というか設計図をご覧下さい。

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これが最初に設計士さんにお願いした造作押入Mの原案です。エクセルで作って1マス5センチの換算で作りました。設計士さんとのヒアリングの中で出来そうな事は確認をとってはいたものの、半ば半信半疑で作った押入れ原案でした。

内容の説明

画像が見づらい方に説明しますと、灰色の部分は通常の押入Aの棚板などの部材になります。真ん中にある青い色は追加で立てて貰った腰壁になります。幅180センチの押入の真ん中に腰壁を立ててもらい、その左右を別々の用途として使うように考えました。

造作押入の施工連絡票

これらの押入原案をもとに設計さんが施工連絡票を作って下さいました。何度か修正を加えましたが、ほぼ希望通りの施工連絡票を書いて頂きました。こちらは最終盤の施工連絡票になります。

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細かい仕様に関しては次回以降に説明します。

これを作るに当たり一条さんによく言われる一条ルール的な物を色々確認したのですが、ルール違いな事は一切ありませんので特別な追加料金も無し、稟議関係も一切無しです。むしろ押入に対する不思議なルールを逆手に取れたと思っています。
※コンセントや自在棚の料金はもちろん掛かっています。

原案を絞り出すまでにはかなりの時間と労力を費やしましたが、この施工連絡票が出来上がるまでは意外なほどにアッサリと進んだ感じがあります。ルールを確認して自分で考えた訳ではあるのですが、そんなにアッサリ出来るの!?という感じもありましたし。

細かい仕様については次回以降に説明させて頂きたいと思います。