【一条工務店】夏の終わり、エアコンでの24時間全館冷房を終了した目安は何だったのか?



一条工務店のi-cubeで新築をした我が家で迎えた初めての夏。

旧宅でも冷房は基本的に24時間稼働をしておりましたが、この夏は初めての「高気密高断熱住宅」においての24時間全館冷房を体感しました。

24時間冷房はエアコンを稼働していればいいだけで簡単なのですが「全館」というのがポイントですね。

我が家の場合は27坪の平屋で、設計段階から全館冷房を前提においた間取り作りをしたのである程度容易に出来たと感じています。

がしかし、実のところ大型のRayエアコンを使っての全館冷房は制御が大変なようで、設定を探す際にアドバイスを頂いたフエッピーさんにはちょっとだけ褒めて頂いたかな?と思います。

今回は我が家で24時間全館冷房を終えるに当たり気にしたポイントと、フエッピーさんが提唱される一般的な全館冷房オフのタイミングからどのようにアレンジを加えたかを紹介してみたいなと思います。

24時間全館冷房までの道のり

我が家ではこの夏に24時間全館冷房を実践しました。

通常は我が家のような30坪前後の家では小型の再熱除湿機能がついたエアコンを用いて全館冷房をするのが最も効率が良いと言われているようです。

しかし我が家では一条工務店で床暖房を採用した際に標準的に付属されるRayエアコンを使っての24時間全館冷房に成功しました。

Rayエアコンを使っての24時間全館冷房設定を見つけるまでとその運用方法はこちらにまとめてありますので宜しければご覧ください。

全館冷房対策を行っていなかった方でRayエアコンを使う方だけでなく、これから設計をされる方も一読頂けると間取り設計時からどのような対策を行うと良いのかな?というヒントが見つかるのではないかと思います。

一般的なエアコンのオフ目安は?

全館冷房に関して多大なアドバイスを頂いたフエッピーさんがご自身の記事中にてこのような事を言ってらっしゃいます。

エアコンをオフにしますと日中の陽射しの入りや外気温、加えて家の中で発する熱により室温が上昇してしまう訳ですが、それを加味した上で

家によって条件は異なりますが、窓を閉めると「7℃~8℃程度は上昇」すると覚えておけば、いつエアコンを止めるかは明確です。外気の平均気温が20℃を下回ったらエアコンを止めて良いと思います。

20℃(外気の平均気温)+7.4℃(内部発熱)=27.4℃(この室温なら何とか過ごせる)

という事を記事中で仰っています。

ここで既につまづく方が多いのかなと思いますので説明してみましょう。

外気の平均気温

こちらは記事の続きで説明します気象庁のデータからみる平均気温をさしています。

決して近1週間の最高気温の平均などではありませんのでご注意下さい。

内部発熱

フエッピーさんの記事中には詳しく書かれていますがこの記載には窓からの日射と生活上出る発熱を意味しています。

日射に関しては

  • 窓の大きさ
  • 窓の配置
  • 日除けの有無

などが大きな影響を及ぼします。

また生活上の発熱に関しても

  • 家族の人数
  • 家にいる時間
  • 冷蔵庫やテレビAV機器などの熱を発する機器
  • キッチンなどの配置
  • お風呂の配置

などが関係ありそうです。

気象庁の平均気温とは?

今回の話題に上がっている平均気温とは気象庁の発表している平均気温になります。

こちらのHPからご覧いただけますが、初めての方は操作に戸惑いそうなので説明してみますね。

主に選択が必要なのは3ヶ所です。

まずはお住まいの都道府県と市町村を選択します。都道府県を選択すると自動的に市町村の選択画面に移動します。

次に検索したい年月を選択します。今回は2017年9月を選択しました。

日の選択に関しては今回は選択の必要がありません。

最後に選択した年月の日ごとの値を表示をクリックします。

これで対象月の気象データが確認できます。

こちらの気象庁の平均気温はエアコンのON/OFFだけでなく、床暖房のON/OFFなどの目安にもなりますので調べる方法を覚えておいて損はないかなと思います。

平均気温はとっくに20℃を下回っていた

我が家で取得した2017年9月のデータを見ると9月初めから平均気温は20℃を下回っており、とっくにエアコンをオフにしても良かったと思われます。

しかし私はほぼ1ヶ月その時期を遅らせて9月30日にエアコンをオフにしました。その理由は以下のとおりです。

郡山の気象データ観測点が実際の気温とズレている

これは地域的な問題です。

我が家の住まいのある郡山市では観測点が市街地からかなり離れた場所に存在します。よって日頃の最高・最低気温などを見ても実際に我が家の周りと比べて2℃程低く観測されるようでした。

その点から見ると9月20日前後までは目安となる20℃はギリギリ下回っていなかったと言えるかなと思います。

暑さ寒さも彼岸までといいますが、それまで寒暖を繰り返していた気候も彼岸を過ぎた当たりから安定的に気温が下がってきました。

みなさんもお住いの地域によって天気予報の気温と自分の家の周りの気温にどれだけズレがあるのか把握しておけると良いのかなと思います。

外気の絶対湿度がまだまだ高かった

フエッピーさんも記事中で触れてらっしゃいますが、外気が乾燥してくると室内の絶対湿度も上がりにくく自然とエアコンに頼らなくても良くなってきます。

9月上旬の外気の絶対湿度を見ていると11.0g/㎥前後の乾いた外気の日がある一方で、15.0g/㎥など高めの日もまだまだ多く、エアコンを切ると安定的に湿度管理が出来ないと感じていました。

我が家ではこのように玄関ポーチに設置している郵便ポストの下にみはりん坊Wをぶら下げまして、外気の絶対湿度を確認しています。

エアコンオフを決めた基準はドライ運転

それでは我が家では何を基準にエアコンオフを決めたのでしょうか?

それはエアコンの再熱除湿ドライ運転で室温を維持できなくなったタイミングでした。

先程のデータを見ていただいて分かるように9月になってからは寒暖の差が激しく、24時間全館冷房と言いながらその内容は冷房運転とドライ運転の併用をしていました。

特にもこのような場合にはドライ運転を採用していました。

  • 最低気温が下がりそうな場合
  • 日中の最高気温があまり上がらない場合
  • 物干しをする場合

このような場合はドライ運転にて稼働していました。冷房運転では室温が下がりすぎてしまいますからね。

そして季節が進むに連れてドライ運転の割合はどんどん増えていくわけです。

物干しに関しては以前にも紹介した通り除湿乾燥機を使うのが基本なのですが、この時期は外気温の関係もありドライ運転の機会が多かったので除湿乾燥機を使用せずに普通に部屋干しすることも多かったです。

ドライ運転は設定温度が低いほうが消費電力が低いという検証もしましたが、このドライ運転を使っても22℃台まで室温が下がり、快適な室温を維持できなくなってきました。

消費電力が多少増えても外気にとらわれず室温・湿度を一定範囲に維持できるのならドライ運転で問題がないのです。

特にもエアコンにより容易に湿度管理が出来る点は電気代に代えがたい利点でした。しかしエアコンに頼った温湿度管理もドライ運転で室温を維持できなくなれば終わりです。

この位外気が冷え込んでくると外気の絶対湿度量もかなり下がり、8.0~12.0g/㎥を維持できるようになってきていました。

よって、この時点でエアコンによる制御を終了し中間期における湿度管理に移行することにしました。

平均気温というのはもちろん1日が終わった後に結果としてデータで確認ができるので、予測ができるものではありません。

平均気温が基準を下回っても家が持った熱があるので数日は室温を維持できるんですよね。

我が家でエアコンをオフにした9月30日は気象庁の発表する平均気温が16℃台に下がり、自宅との温度差2℃を加えたとして考えても平均気温が18℃ほどになって3日後の事でした。

次第に室温が下がっていった事も後からこうやって見ると分かりますね。

凄く簡単なことですが、再熱除湿のドライ運転で室温が維持できなくなるまでは我が家では来年もエアコンを止めずに過ごしてみようと思います。

エアコンオフの際はクリーン運転(送風運転)を忘れずに

エアコン稼働を終了する際にはそのまま電源を落としてはいけません。

エアコン内部に残った水分がカビとなり、次回エアコンを稼働する際にはカビを室内に撒き散らすことになってしまいます。

Rayエアコンの場合はクリーン運転というモードがありますので、こちらを作動させると2時間送風運転をしてくれます。

その他のエアコンでも送風モードで数時間稼働させてエアコン内に残った水分を蒸発させてあげましょう。

ちなみに送風運転の消費電力は扇風機と同程度なので電気代を気にする必要はないかなと思います。

まとめ

結局のところ、エアコンを使った全館空調をしている場合において再熱除湿方式のドライ運転にて稼働していれば湿度は一定以下に維持されるわけです。

そのエアコンのドライ運転で室温が維持できなくなれば全館空調はすでに破綻することになりますよね。

我が家はエアコンによる全館冷房期を終えて床暖房を稼働するまでの僅かな期間である中間期に移行します。

エアコンを使わない場合でも窓を開けて外気を取り入れることは基本的にしません。

中間期にどのような方法で室温・湿度を管理し、どのようなタイミングで床暖房をONにするのかは別の記事で紹介したいなと思います。